絵で見る江戸の女たち

  • 柏書房
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本棚登録 : 15
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760130443

作品紹介・あらすじ

江戸時代、版本などに描かれた市井の女性の日常。装い、学び、育て、働く姿を、350点余の収録図版とともに振り返る。

感想・レビュー・書評

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  •  時代小説を読むのに江戸時代の風俗を知っておくのはイメージをつかむのに助けになると思って目を通してみることに。
     なるほど江戸の女性たちが広い角度から説かれている。儒教や仏教の影響で多くの権利をはく奪されていたこと、戦乱のない世の中で多くの分野で生産性が向上したこと、暮らしが良くなって文化が花開いたこと、そのことは女性にとっても享受できるものであったこと、
     家事、結婚、出産、育児、学問、嗜み、遊び、また、働き手としての女性像、こうしたものが当時の絵を頼りに説かれている。

  • 興味深い図がたくさんだったので図書館で借りた。
    江戸での一般庶民の生活がたくさん記されている本。
    同時期の外国と照らし合わせると面白いかも…

  • 図書館で借りた。
    江戸時代の女にまつわる文化や暮らしを紹介している。
    図が多く、見るだけでも楽しめる。

  •  家庭、家事、結婚、出産、育児、学問と嗜み、遊び歳時記、みだしなみ、働く女性、苦界の女、女芸人。11章で構成。寛文期、合戦がなくなり世の中安定し、農業・漁業の生産量の増加、全国的な商品流通システムが完成し、衣食住の生活水準が格段に高まったーとする。武家の女性と庶民の子女では、生産の高まりは、家のなかでの女性の地位にも、いささかの変化をもたらすという。とりわけ庶民の子女が家事・家計に参加し、機織や農業生産で労働力として機能し、発言権も増してきたのだと解説する。時代を通じ、女性の立場は一様ではない。労働力として重要であるだけ、いささかなりとも自由、発言力と言うかたちで、労働成果がしだいに貢献していくこととなる。挿入画を追って行くこと自体が、楽しい。

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著者プロフィール

一九一七年佐賀県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。大阪市立大学名誉教授。元部落解放研究所理事長。一九八三年没。
〈著書〉『日本封建都市研究』(東京大学出版会、一九五七)『日本封建制下の都市と社会』(三一書房、一九六〇)『日本女性史』(河出書房新社、一九六五)『日本町人道 市民的精神の源流』(講談社現代新書、一九六八)『改革と維新』(同、一九七六)『入門部落の歴史』(部落解放研究所、一九七三)『反逆の日本史』(時事通信社、一九七九)『京の人大阪の人』(朝日選書、一九八〇)など。

「2013年 『被差別部落の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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