ラジオ・キラー

制作 : 赤根洋子 
  • 柏書房
3.48
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  • 本棚登録 :168
  • レビュー :34
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760132652

作品紹介・あらすじ

その日が、彼女の人生最期の日となるはずだった。高名な犯罪心理学者でベルリン警察の交渉人イーラの心には、長女の自殺が耐え難くのしかかっていたのだ。しかし、ベルリンのラジオ局で起こった、人質立てこもり事件現場へと連れ出されてしまう。サイコな知能犯が、ラジオを使った人質殺人ゲームを始めようとしていたからだ。おまけに犯人の要求は、事故死した婚約者を連れてくるという不可解なものだった。リスナーが固唾を呑む中、犯人との交渉を始めたイーラは、知られたくない過去を、公共電波で明らかにせざるを得なくなる。そして事件は、思いも寄らぬ展開へと、なだれ込んでいくのだった…一気に読ませる、驚異のノンストップ・サイコスリラー。

感想・レビュー・書評

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  • ドドドドー! な展開。ハリウッド映画かっ!? でも、この人の作品は面白い。

  • 「治療島」と同じ作者だったので。

    なんだろう。

    ラジオ局をハイジャックし、
    いつもは大金がもらえるキャッシュコールが
    合言葉を電話口で言わないと人質が殺されるコールに。

    娘を失いアルコール中毒となっている交渉人、
    なぜか人質になっているもう一人の娘、
    人探しを要求する犯人、
    ラジオを通じて皆が知る交渉人と犯人の過去と現在。
    途中参加のマフィアに検事局長。

    申し分ない設定とストーリー展開で、
    ぐんぐん引き込まれるのは間違いないのだが、
    どうものめり込み切ることができない。

    主人公の恋愛話が突然すぎるせいか、
    冒頭で自殺しようとしてわりにうだうだしているところなのかわからないが。

    でも、多分、
    多くの人にとって面白い作品であることは間違いない。
    コーラ・ライト・レモンが飲みたくなることも。

  • 誰もがディーゼルを好きになる!そんな話(違うけど本当)

  • テンポがよくてどんどん読み進められたけど、心には残らない。気持ちの動きがまるで共感できなくて。

  • 確かに思いも寄らない展開で
    一気に読ませる

    でも、最後まで読み終わった時に怒りを感じた
    こんな傷付けられ方はしたくないなあ

  • 娘が自殺し、母親である交渉人も後を追おうとした日、ラジオ局をのっとる事件が起こる。犯人の要求は亡くなった彼女を連れてくることだった。
    ラストはつながっていなかったことが、ドドドドーと音を立てるかのように繋がり始め、驚きました。

  • 長女が自殺したことで自分を責め,まさに自殺しようとしているときに,
    犯罪心理学者のイーラは,警察の特別出動隊に半ば拉致される形で
    交渉人となることを命じられる。
    ラジオ局の見学会に参加した人のひとりが人質をとってラジオ局を占拠したという。男は,交通事故で死んだはずの恋人に会うことを要求する。

    どんどん話が広がっていくのでちょっと心配したが見事に結末を迎え,心地よい。

  • 汲めども尽きぬ泉のように
    この小説の中には次々とトラップがあって驚かせてくれます。

  •  ラジオ局に立てこもって人質殺人ゲームを開始した犯人と、ベルリン警察の交渉人の対峙から始まったストーリーは、どんでん返しに次ぐどんでん返しだった。
     ちょうど自殺をしようとしていて事件に巻き込まれた警察の交渉人イーラの苦悩と、驚くべき犯人の動機が交互に明らかにされる。刻々と迫り来るタイムリミットと言い、プロットだけならジェフリー・ディーヴァー作品や『24』並み。会話がほとんどなので読みやすかった。ドイツでベストセラーになったのもうなずける。

  • セバスチャン・フィツェック 『ラジオ・キラー』
    (2007年12月・柏書房)

    その日が、彼女の人生最期の日となるはずだった。
    高名な犯罪心理学者でベルリン警察の交渉人イーラの心には、長女の自殺が耐え難くのしかかっていたのだ。
    しかし、ベルリンのラジオ局で起こった人質立てこもり事件現場へと連れ出されてしまう。
    サイコな知能犯が、ラジオを使った人質殺人ゲームを始めようとしていたからだ。
    おまけに犯人の要求は、事故死した婚約者を連れてくるという不可解なものだった。
    リスナーが固唾を呑む中、犯人との交渉を始めたイーラは、知られたくない過去を公共電波で明らかにせざるをえなくなる。
    そして事件は、思いも寄らぬ展開へとなだれ込んでいくのだった……。(柏書房HPより)

    昨年末に『治療島』で話題になったドイツ人作家フィツェックの第2作。
    最近五十嵐貴久の交渉人シリーズを2冊読んだばかりだったので、交渉人にはいささか食傷気味。

    登場人物それぞれの立場、言い分、目的が明らかになり、まるでパズルをくみ上げていくかの
    ごとく現れるある事実。
    蜘蛛の巣のように張ってある伏線や怒濤の比喩表現のせいで卒倒しそうになるが、思ったより
    骨太な作りになっており、なかなかどうして楽しめた。
    (描写を)書き込みすぎ、(イベントを)詰め込みすぎ、の感は否めないが、一躍ベストセラー作家の仲間入りをしたのも頷ける。

    『治療島』もそこそこの評価はされていたと記憶しているし、次作を待つまでの間にまずそちらを読まねば!

    70点(100点満点)。

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