子どもたちは象をどう量ったのか?: 寺子屋の楽しい勉強法

著者 :
  • 柏書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760133048

作品紹介・あらすじ

今に伝えたい江戸時代の発想としつけ。絵でみる江戸の国語、算数、理科、社会。

感想・レビュー・書評

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  • 説明もわかりやすく、図や絵も多くて読みやすかった。
    鶴亀算や盗人算、初めて知ったけど、む・難しいじゃないか。九九だけじゃないし。こんなの昔の人やってたなんて・・・すみません正直舐めてました。
    今も昔も、教科書・習うこと・勉強って大事だなぁと思わされた。
    江戸時代、寺子屋で教えられていたのは今の私たちよりもハイレベルなものもあったのには驚いた。
    教えていく段階とかも確立されていたっぽいし、生活科みたいなのもある。
    昔の絵とか古臭くて見づらい、見てもわからない、って感じだったけど説明があると、人々の生活が凝縮されてかかれているのがわかって面白かった。
    数学の教科書つくった「塵劫記」吉田光由 ってかなり偉大・・・。
    改めて勉強っておもしろいかも!って思った。

  • ツライ算数の授業、もしこんな授業だったらどうだろう?「さあ、今日は象の重さをはかりましょう!」わくわくするような授業になる!これは江戸時代の寺子屋の教科書のおはなし。いったい武士が闊歩する時代の子ども達は何をどのようにして学んでいたのか?私たちの考えている以上にユニークで斬新な授業ばかりだ。

  • 寺子屋の楽しい勉強法〜お解りになると思いますが,象を舟に乗せ,喫水線の沈み具合で量れば良いのです。象が暴れなくて,沈まない舟があればOK〜寺子屋も江戸初期と末期では様子が異なり,町屋の子も武家の子も一緒に勉強したっと・・・大阪もあったけど,その他は,どうか判らない

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著者プロフィール

1962年生まれ。日本史学者。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得退学。江戸文化を研究。著書に『血の日本思想史――穢れから生命力の象徴へ』(ちくま新書)、『日本語と道徳――本心・正直・誠実・智恵はいつ生まれたか』(筑摩選書)、『民話・笑話にみる正直者と知恵者』(研成社)、『子どもたちは象をどう量ったのか?』(柏書房)、『親子で楽しむこども和算塾』(明治書院)、『江戸のくずし字学習図鑑』(東洋書店)、『江戸ちえ』(中経出版)、『江戸時代の科学者』(全4巻、汐文社)など。

「2022年 『「新しさ」の日本思想史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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