- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784760133185
作品紹介・あらすじ
くずし字が見てる間に頭に入ってきて、パズルのように解けていく。読める楽しさにからだごと浸れる、最強にして最軽量の入門書。
感想・レビュー・書評
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230402019
古文書はパズルのようで解ければ面白い。楽しむための基礎知識、学習方法が書かれていて面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を読む前に練習用のノートとマイ字典を作るためのノートを用意することをお勧めする。
マイ字典の事は終わりの方に書いてあったので、一度この本を最後まで読んでから、再度マイ字典作るために読みなおした。
字を覚えるのにノートに何度も書いてみたりしながら読み進めたので1回すべて読み終えるまでにかなり時間とられた。
この本の構成が良いのもあるだろうけど、ノートに書いたりした甲斐あって、少し読み進めては前の方のページに書かれている文字を読めるか確認すると、大半が読めるようになっているのでびっくり。
多分この本に書かれている文字なら数日後に読んでも8割は読めると思う。
お陰で、この前郷土資料館に行った時に、展示されている古文書で読める文字が結構増えてた。 ただ、基本ひらがなもカタカナもほとんど出てこないのでこの本はあくまで入門編。 これで挫折しなければ他の文字も読めるようになるため違う本を読めばいいんじゃないかな?
でも、展示物の説明書き読んで出てくる名前や地名や、該当している箇所がわかるととっても楽しい。
興味がある人にはお勧めしたい -
唐突に古文書を読めるようになりたい、と思いw
最初どこから始めたらいいのやらと悩んでいたら
「初心者にはこれ!」と強くおすすめしてくれる人がいて、早速購入。
確かに、その通りだった!
一つの題材を取り上げて、それを徹底解読することにより、古文書のくずし字に親しませ、江戸時代の文化にも触れられる。(その題材の選び方が秀逸なのだろう)
まるで古文書のカルチャーセンターにかよっているかのように懇切丁寧にわかりやすく楽しく、そしてさらにもっと勉強したいと思わせてくれる本だった。
とりあえず読み終わったが、折にふれてまた復習したいので机のそばに置いておきたい。 -
一つの文書だけを使って解説し,手書き文字も丁寧に挿入〜18世紀初め頃,奈良への道筋にある上狛の環壕集落の浅田家が遺した文書で南組夜番帳を教材として使用。表紙の文字から,覚え書きの各条項,実際に番についた者の名前が最初の内は一人の筆で書かれ,後に当番が各自書くようになり,絵も遺されている。崩し字のヒントを探し出し,読み解く方法を伝授〜 油猪さんという人は東女を出て中学校の先生を暫くやり,NHK学園の古文書の講師をしていた人。ほぼ同年輩。刻の表し方が九つから八つ・七つ・・・四つまで増えていくのを説明してくれている。丁寧だ。年輩者の趣味としては申し分ないかも知れない。携帯やパソコンのフォントで読み慣れている世代には,この先,手紙や葉書,黒板やホワイトボードの字も読めなくなっていくのではないかと心配する。この入門書は良いですね