百姓の力―江戸時代から見える日本

著者 : 渡辺尚志
  • 柏書房 (2008年5月1日発売)
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • 22人登録
  • 3レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760133369

作品紹介

日本の近世、すなわち江戸時代の村社会とはどのような社会だったのか。本書では、所有の問題を重視しつつ、小農(小百姓)・豪農(上層百姓)・村(村落共同体)・地域社会の4者に焦点を当てることで、このテーマを読み解く。

百姓の力―江戸時代から見える日本の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 近世の村落社会の構成について、丁寧に事実関係を重ねて記した貴重な書。学ぶ点が多く、土着の民主主義について研鑽を重ねていきたいと考える、このタイミングでこの書に出会ったことは、単なる偶然とは思えないほどありがたい。

    江戸時代を礼賛するばかりではなく、しかしながら、歴史で教えられる貶められた”封建的な”江戸時代といったステレオタイプを解き放ち、一方では、定式化の呪縛から逃れた形で課題も記す。

    入会地の扱いの多様性(第4章)、小農自立のあり方(第2章、第3章)、零細作圃制の意味・意義(第4章)、土地所有の重層性(第3章)、年貢決定過程の民主性と多様性(第5章)、村請制村(制度村)と村落共同体との違い(第6章)、領主による間接支配と訴訟多発社会(第7章)、多様・多層な村々の結合(第8章、9章)、共同性と公共性(第10章)など。

    この本で得た情報・知識を基に、岐阜県揖斐川流域の地域社会を見直してみたいと、さらなる学習意欲を興起させる書でもあった。

    土着の民主主義を考える上で、最も大切な日本社会の基層はどこにあるのか?大きなヒントを得られた。

  • 741

  • 20081002
    江戸時代の百姓は搾取されてギリギリだったわけではなく
    それなりに豊かで文化を楽しんでいたようだ

全3件中 1 - 3件を表示

百姓の力―江戸時代から見える日本のその他の作品

渡辺尚志の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする