親愛なるブリードさま―強制収容された日系二世とアメリカ人図書館司書の物語

制作 : Joanne Oppenheim  今村 亮 
  • 柏書房 (2008年6月1日発売)
4.13
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  • 本棚登録 :26
  • レビュー :9
  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760133888

作品紹介

なぜ、罪もない勤勉な日系人が排斥され、強制収容されなくてはならないのか。戦時下のアメリカで、周囲の白眼視をものともせず、日系二世の少年少女に書物と手紙を送り続けた一人の図書館司書がいた。彼女の名はクララ・ブリード。図書館での交流が生んだ、人種偏見を打ち破る魂の交感。初めて明かされる、戦時下の感動ノンフィクション。

親愛なるブリードさま―強制収容された日系二世とアメリカ人図書館司書の物語の感想・レビュー・書評

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  • 資料番号:011050846
    請求記号:334.4オ

  • 読んでいたはずなのに、メモしていないことが発覚
    読み返しましょう!

  • 日系2世はアメリカ人であるにもかかわらず、財産を捨て、学校も辞め、持てる荷物だけで収容所で生活することになりました。彼らがよく通っていたサンディエゴの市立図書館の司書、クララ・ブリード宛に宛てた手紙が250通ほど残っています。内容は、収容所の生活の様子を綴ったものがほとんど。悲壮感もなく、この生活を送ることでアメリカ人として協力できるのならと前向きに考えていた子どもたちの実に多いこと。大統領や大統領夫人の呼びかけもむなしく、法律をもとび超えた日系人排斥の空気の中、クララは収容所にいるそんな彼らに本を送り続けるんですね。すごいわ。

  •  Dear Miss Breed (親愛なるブリードさま)ではじまる手紙は、第二次世界大戦中、収容所に送られ自由を奪われた日系の子どもたちがサンディエゴの図書館司書だったブリードさんに宛てて書いたもの。困難な状況の中でも、ブリードさんは、収容所の子どもたちに本や手紙を送り続けた。前書きの中で、エリザベス・キクチ・ヤマダさんは、「エリザベスのための家」を送ってもらったことを話している。

  • NHKで おおきないちょうの木の下で という番組を見たばかりでアメリカ人だけど日本人っていわれた強制収容された日系人の気持ちと日本で生まれ育って日本人だと思っていたのにベトナム人(中国人etc)っていわれるいちょう団地の子の気持ちそういう 自分っていったい? っていうようなそういうのは おんなじなのかな とおもって。 

  • (2009.06.16読了)
    副題は、「強制収容された日系二世とアメリカ人図書館司書の物語」です。
    1941年12月8日、日本がアメリカに宣戦布告し、太平洋戦争がはじまりました。戦争がはじまるとすぐに、「西海岸に住む日系人社会の指導者たちは、全員逮捕された。」(37頁)
    1942年2月19日、ルーズベルト大統領は大統領行政命令9066号を発令した。西海岸から日系人を立ち退かせるためのものです。
    当時、12万人の日系人がアメリカに住んでおり、その3分の2がアメリカ国籍を持っていたということです。
    1942年4月1日、立ち退き令にデュイット中将が署名し、4月8日に移動が命じられた。日系人は所有物のほとんどを、預けるか売るか捨てるか一週間で決めなければならなかった。(67頁)
    サンディエゴに住んでいた日系人は、サンタ・アニタ競馬場に収容された。かつて馬一頭に割り当てられていた馬房に5,6人収容された。馬糞の匂いのする部屋で8月まで暮らした。8月末にアリゾナ州のコロラド・リバーのポストン収容所に移動します。
    砂漠に急いで立てたバラック小屋でした。

    この本は、サンディエゴ市立図書館の児童室担当司書クララ・ブリードさんと図書館を利用していた日系人の子供たちとの間で交わされた手紙を通して、当時の様子を伝えようとする本です。
    子どもたちからクララ・ブリードさんに贈られた手紙が残されて、全米日系人博物館に所蔵されています。博物館のホームページで見ることができるそうです。クララ・ブリードさんから子どもたちに送られた手紙はほとんど残っていません。
    クララ・ブリードさんは、忙しい中、子供たちに本を送ったり、子供たちからのリクエストに応じて必要なものを送ってあげました。子どもたちは、ずいぶん勇気づけられたようです。
    日系人を敵視して、日本に早く送り返せというアメリカ人が多い中で、アメリカに住んでいる人は祖先が何人であるかにかかわらず、同じアメリカ人だと考えて行動する人がいたということは、日本にとってもアメリカにとっても幸いでした。
    (2009年6月18日・記)

  • レポートの課題で昨日今日読んだ。

    ー読書とは、魂と無限の存在への糧である。

  • 日系人集要所の少年少女に心温まる手紙を送った女性司書

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