図書館のプロが伝える調査のツボ

著者 :
  • 柏書房
3.83
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  • 本棚登録 :153
  • レビュー :22
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760135851

作品紹介・あらすじ

エッと答えに詰まる質問、わかるようで考え込んでしまう質問に、図書館のプロが調べ方をわかりやすく伝授。最近クローズアップされている図書館のレファレンスサービスとは何か?知りたい情報を広く深く探すためのノウハウとは?調べ学習、レポート作成から、インターネット検索のコツまで、さらに図書館が活用できるツボを伝授。

感想・レビュー・書評

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  • 業務のヒントになるか、と思って読みました。
    今までのレファレンス事例がまとめられており、どのように「悩み」ながら回答を出していったのか、その調べる過程や、利用者に回答した文献など詳しく掲載されています。
    架空の図書館の登場人物(司書)の語り、という書式で書かれているのでとっつきやすいです。

    シリーズの2作目にあたる作品で、『図書館のプロが教える〈調べるコツ〉』という1作目もあるようなので、そちらもチェックしてみたいと思いました。

    読んでいくことで、レファレンスの方法について(一度ですべては覚えられないし、実践していかないと忘れてしまいそうですが)だけでなく、「知識」も増えた実感があります。
    今後の業務では積極的にレファレンスを受けていきたいと決意を新たにしています。。。

  • 図書館員たるもの、利用者からのあらゆる疑問・質問にお答えする(ことを、レファレンスと言います)べく、日々参考図書や各種データベース、時事や学術論文等への見識を深め、連携・研究会を重ねながら切磋琢磨している・・・はず。

    神奈川県でレファレンスの勉強会を行っている有志が、その事例を架空の図書館を舞台にストーリ仕立てでまとめたのがこの本です。シリーズ3冊目。

    普通なら数時間~数日かけて回答するレファを20~30件載せてるから、内容が濃いです。ちゃんと面白いし。
    ...
    「ちょっとしたトリビアを沢山読める本」くらいの気持ちで読めば、読み終わる頃には、これから読みたい本が増えてます。ほんまに。
    今まで触れたこと無いジャンルどころか、主要な辞典や辞書なんかも一通り目を通してみたいっていう気に・・・僕はなったんやけど。

  • さまざまな調査方法、いろいろな資料が載っていてとても参考になる。

    架空の図書館の物語とはいえ、時に上司や同僚からの適切なアドバイスもあって、みごとに解決されるレファレンス。

    “調査のツボ”のなかには利用者(質問者)とのやりとりの重要性や職場でのコミュニケーションの円滑度なんかも含まれるなあと改めて思った。

    • 永遠の5才!さん
      読んでみようかなぁ。図書館で借りて...
      サイボウズで紹介したら。
      2012/05/22
  • 架空の図書館を舞台に、レファレンス(=調査相談)事例を依頼者とのやりとり(レファレンス・インタビュー)や調査過程、参考資料からその結果まで物語のように紹介した本。

    とても読みやすく、もしこんな調査依頼が来たら大いに参考にさせて貰おう!と意気揚々と借りてきたのですが、まさか読み始めた矢先に自分がレファレンス受けることになるとは予想だにせず。今回は参考にはできなかったのだけど、次の機会にはぜひに。

    この本を読み進める前に実際に調査を担当して、様々な媒体から情報を手繰り寄せ、様々な資料を手に取り読み込み、最後までやり遂げてみて感じたこと。
    調査相談を受けてから求めている情報に到達するまでの過程はひとつじゃないし、完璧な答えもない。
    それがこの本にも書かれていて、ああ、自分が感じたことは間違いじゃないんだなと、少し自信を持ってみたりなんかして。

  • 【書誌情報】
    ジャンル 専門書 > 単行本 > 本の本
    出版年月日 2009/07/01
    ISBN 9784760135851
    判型・頁数 4-6・312ページ
    定価 本体1,800円+税
    在庫 在庫あり

     図書館のレファレンスサービスには数々の質問が寄せられます。エッと答えに詰まる不思議な質問、わかるようで説明しにくい質問、誰でも勘違いすることが多い質問、そんなことまで調べられるのかといった質問など。図書館に持ち込まれた32の難問、珍問について、答はどこまでわかるのか、どうやったら調べられるのか、もっと深く知りたい時はなどについて詳細に述べます。図書館の重要な利用法、レファレンスサービスについて、調べにくそうな事例、こんな調べ方もあるといった事例などをもとに、初心者向きから専門的な内容まで図書館の徹底的な使いこなしを伝授します。これを読めば誰でも図書館のプロ並みの検索能力が身につきます。
    http://www.kashiwashobo.co.jp/book/b228564.html


    【簡易目次】
    春から夏 さざめきの章
    夏から秋 きらめきの章
    秋から冬 いろどりの章
    冬から春 ぬくもりの章


    【目次】
    http://d.hatena.ne.jp/Mandarine/20130805

  • 「図書館のプロが教える〈調査のコツ〉」の続き。あかね市立図書館という架空の図書館を舞台にした作品としては三冊目。楽しく読めてレファレンス等の内容を知ることができる。
    個人的に勤続一年目の本宮さんが今回では三年目になってて「立派になっておられる!」とちょっと感動した…

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 015.2//Ta55

  • ザ公務員。

  • 第一作がおもしろかったので、図書館で借りた。

    架空のあかね市立図書館におけるレファレンス事例の短編集。
    シリーズ最終の第三作。

    第二作を飛ばしてしまったのだけれど、十分読めた。
    参考になったり、勇気づけられたりした。
    ・経験値を増やす(回り道も有効)
    ・情報源を知る(各種統計の出典は?)
    ・繰り返してみよう(調べ直しも無駄ではない)
    ・書かれた背景を考える(誰が必要としている情報か、誰が記録していそうな情報か)
    ・元の情報を知る(出どころに遡る)
    ・検索できない情報(専門図書館、○○文庫、各種博物館)
    インターネットで手がかりを探してもいいんだ、と少し意外な感じもする。
    でもやっぱり、基本は事典なのだと再確認。
    うまく調べものができるようになりたいなぁ。
    日々できることからやろう。

  • 図書館の大事な仕事(サービス)の一つに「レファレンス」というものがあります。
    「レファレンス」とは「図書館などで,参考資料や情報を提供する業務」(情報・知識 imidas ジャパンナレッジ版より)のことで,簡単にいうと,図書館員が利用者のみなさんの調べもののお手伝いをすることです。

    だいたいにおいて図書館用語は一般の方にわかりづらいもので,「レファレンス」というのもその代表例。
    みなさん,このサービスを利用していただければとても便利で役に立つと感じていただけると思うのですが,利用者の方に浸透しているとはいいがたい状況です。

    で,具体的にどんなサービスなの?と疑問に思われた方に,今回「図書館のプロが伝える調査のツボ」をお薦めしますので,是非読んでみてください。
    疑問はあっという間に氷解することでしょう。
    この本では,架空の図書館「あかね市立図書館」を舞台にレファレンスの事例がドラマ仕立てで描かれており,一気に読み進むことが出来ます。
    そして,読めば「レファレンスってすごい!」と思っていただけるのではないかと思います。

    「大卒の初任給の変遷が知りたい」「韓国のオルタナティブ教育について知りたい」など,大学のレポートに出そうな調べ物から,「第九はなぜ年末に演奏されるの?」「電話番号の市外局番が導入された経緯は?」など,ちょっと知ってたら自慢できそうなマメ知識的な調べ物まで,様々な事例が出てきます。
    世の中にはこんなことを調べたいと思う人がいるのか,ということだけでもとても面白い本です。

    でもこれを図書館員が読むと,別の面白さがあります。
    それは「こんな難問・奇問にあかね市立図書館の図書館員はどうやって答えるのか!?」という同業者ゆえの興味です。

    最近では調べ物といえばすぐにインターネット検索をしがちですが,インターネットのデータはすぐに書き換えられたり出典があいまいで,正確なデータを提供できないことも多いものです。
    そんな時,図書館員が使うのが「参考図書」。
    参考図書は調べ物をするための資料で,インターネットがない時代には図書館にとってとても大事な資料でした。

    私もカウンターで色んな質問を受けますが,やはりインターネットですましてしまいがち。
    参考図書を使うことはめったにありません。ところが「あかね市立図書館」の図書館員は様々な参考図書や関連する図書を駆使して,難しいレファレンスに答えていきます。
    この本を読んで,「『魔よけ百科』!そんな資料があったのか(残念ながら当館所蔵なし)。」と感心したり「そうそう百科事典は使えるんだよねー。」と思い出したりした次第です。
    また,参考図書ばかりでなく,インターネットのサイトにしても,未知のものが多く紹介されていました。
    例えばGoogleのブック検索(http://books.google.co.jp/books)。
    存在は何となく見聞きしていましが,使ったことはありませんでした。ブック検索を使うと書籍の内容から検索できます。
    普通の図書検索の場合,思いついたキーワードが本のタイトルに含まれていないと関連図書を探すのに苦労しますが,これだと内容(つまり本の全文のどこかに)にキーワードが含まれていれば探せるのでとっても便利!
    まだまだ勉強不足だなあと反省しきりです。

    そもそも大学というところはその道の専門家ばかりが集まって研究をしているところですから,徳島大学附属図書館では,あかね市立図書館のようにバラエティに富んだレファレンスを受けることは少ないです。

    しかし最近は図書館も地域に開放され,学外者の方から調べ物を頼まれる機会が増えたような気がします。
    また,学生さんも,自分で調べる学習が増えていますので,従来の文献検索のガイドだけでなく,様々な調べ物の方法を図書館員がガイドする,ということも必要になってくるかも知れません。

    実際の業務では時間の制約もありますので,あかね市立図書館の図書館員のように丹念に調査することは難しいですから,せめて少しずつでもレファレンスの腕を磨きたいな,と思います。
    利用者の立場の方も,図書館員のスキルを手に入れると新しい世界が開けるかも知れませんよ!

    「あかね市立図書館」を舞台にした本はこの本の前に2冊出ているそうで,私が読んだのは3冊目,このシリーズの最終巻だそうです。
    あと2冊もぜひ読まなくっちゃ。


    http://opac.lib.tokushima-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?materialid=209017546

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