平城京一三〇〇年「全検証」 奈良の都を木簡からよみ解く

  • 柏書房 (2010年4月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (388ページ) / ISBN・EAN: 9784760137404

感想・レビュー・書評

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  • 本は脳を育てる:https://www.lib.hokudai.ac.jp/book/index_detail.php?SSID=5076
    推薦者 : 河合 剛 所属 : 外国語教育センター

    博物館・美術館を訪れると展示物よりも説明文に目が向いてしまう私は、文章による解説が不可欠と見えて、図録などを自宅でじっくり読みふけり、肝心の展示品の画像記憶ができないためスケッチはおろか形状・色彩もろくに説明できないありさま。逆に言えば、展示物だけでは不満足で、どなたかに詳しくお話を伺いたい。講演は垂涎の的。

    さて本書は平城京遺跡を専属ガイドつきで回る気分が味わえる希有の作品。著者とともに働いた経験をもつ同僚によれば、著者の渡辺晃宏博士は、研究させていただいてるものを世間に還元する意識が強く、木簡に対する愛も加わり、誰にでも熱心に解説する知識還元意欲の強い方だそう。元来の知識と弁舌に加え、何度も解説を繰り返したのであろう、立て板に水のご案内である。いやはや、学者とは、かくあるべき。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/53208

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00155988

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著者プロフィール

1960年生まれ。東京大学大学院修了。
奈良文化財研究所副所長。
主な著作 「平城京と貴族の生活」『岩波講座日本歴史3 古代3』(岩波書店)、「平城京1300年『全検証』」柏書房、「平城宮中枢部の構造─その変遷と史的位置」『古代中世の政治と権力』吉川弘文館、『日本の歴史04 平城京と木簡の世紀』講談社ほか多数。

「2020年 『日本古代国家建設の舞台 平城宮』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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