非才!―あなたの子どもを勝者にする成功の科学

制作 : Matthew Syed  山形 浩生  守岡 桜 
  • 柏書房
4.12
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本棚登録 : 234
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760138388

感想・レビュー・書評

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  • この本をというよりは自分自身を、クソみたいな訳者あとがきや人の意見なんかを顧みずに、「信じ」れば、努力を続け、成功することが出来る。
    この本に限らず自分に有利などんなものも信仰の対象にしていた方が、疑うことが知的で至高とする批評家もどきの活字ジャンキーに成らずに、読書に割いていた時間を本業の練習または訓練に使え、現実においてあらゆる成果が期待できる。
    則ち、この本を読んで、訳者あとがき、更に素人レビューも読み、それに飽き足らず自身でもレビューするなんてことをするのは、1万時間やるなら別ですけど、正に時間無駄です。
    やめましょう。

  • 全然意識してなかったんだけど久しぶりの山形浩生さんだった。面白かったよ。特にアガリのメカニズムとかそれっぽい。最近の機械学習とかとのつながりで読むとこれがまたとても示唆にとんでいる。バンド幅気にしてたりね。そういうふうに読むと、機械学習の実装に関しても、学習フェーズと判断フェーズをどのように切り替えるかという大域的なアルゴリズムはとても重要だって話になるんだよね。僕の中での個人的な旬だってことで星5つ。

  • ・能力は努力で変えられる
    ・誰もが努力と経験により変わったり成長できたりする
    ・能力を褒めるのではなく、努力を褒める
    ・努力こそが成果を生み出す

    才能ではなく、努力。著者の主張が明快。

  • 運命はつくるもんじゃ。

  • 著者はイギリス人として初めて卓球のチャンピオンになった選手。
    その彼が、なぜ私は卓球選手として成功したのか?
    生まれながらにして、卓球の才能があったからではなく、外部環境(家に卓球台があった、兄がいた。卓球の指導者に巡り合った、長時間練習をした)による結果だと言う主張をもとに、チェスや音楽など天賦の才能がその人の結果に多大な影響を与えると考えられている競技でも、実例や研究結果に基づいて、その誤りを説明している。

    では、成功する為にい必要なものは何か?
    ・練習量
     成功する為には1万時間ほど練習する必要がある
    ・質(目的性訓練)
     著者は地震の車の運転時間を例に、ただ漫然と長時間練習しても実力は向上しない。そこで必要なものは、自分の現在の実力ではまだ実現できない目標をめざし、現在の限界を超える課題に取り組んで繰り返し達成に失敗する事。そして失敗を失敗で終わらせず、成功の過程として捉える事。

    また、周りのサポートとして、才能や結果を褒めたグループと努力した事を褒めるグループで、その後の課題に対する取り組み方が変わる事を様々な研究結果を用いて紹介している。

    非常に勉強になったと感じる反面、水泳選手時代練習に取り組む意識(目的性訓練)が足りなかった、甘かったと言う事が、これを読んで改めてよくわかった。
    そして、普段子供に対する声のかけ方など反省すべき点が見えてきた。

    気に入った言葉
    ぼくの秘密は練習だ、もし何か人生で特別なことを表現したければひたすら頑張って頑張って、そしてもっと頑張ることだとだと言う事が、僕の信念だ。ベッカム

  • 天才というのは非凡な遺伝子をもっているのではなく、非凡な育ち方をしている。これが一貫した著者の主張。トップクラスの卓球選手である自身がトップクラスのテニス選手のサーブが打ち返せないのは、瞬発力に差があるからではない。うつ前に体の動きを見て、サーブがどこに跳んでくるかを予想しておく力を練習で鍛えているからできるのだ。
    最高のバイオリニストと良いバイオリニスト、音楽教師を分けるのも練習量。
    時間をかけなければ、よい意思決定を行い続けることはできない。
    しかし、練習量だけでは不可能である。その練習が「目的性訓練」であることが重要。また、何千時間の練習量をこなす中で、動機が「内部化」する必要性もある。
    指導者の側は、生徒に対して、才能をほめてはいけない。能力は努力をもって変えられることを伝えないといけない。
    同じ理屈でエンロン破綻の原因を特定しているが、では一方でエンロンがあそこまでになったのはなぜなのか?
    目的達成への信条は不合理なものでもよい。
    何千時間もの練習の結果、人は無念無想の境地(熟練性健忘)に達する。顕在記憶から潜在記憶にコード化できる。
    顕在記憶から潜在記憶へシステム繊維するメリットは、
    ①熟練者は、複雑な技を構成する各部分を滑らかな一つのかたまりにまとめあげられる。意識が処理しなければならない関連し合った変数が多すぎるから。
    ②意識の処理に気を取られずに済むため、技能のより高度な側面、つまり作戦や戦術に集中できる。
    熟練者には他の人には見えないものが見える能力がある。

  • 生まれながらの天才の存在を否定。
    天才は皆、努力量で作られていた?!

    そんな事実と分析とともに、じゃぁ、今からの可能性、感じて見たくなる本です♪

  • 書かれていることは大筋賛同。
    要約すると、才能あるものが成果を出せるのではなく、努力をしたものが成果を出せる、ということ。

  • ・ 辛抱強い練習なしにエリート集団に入れた生徒は一人もいなかったし、死ぬほど練習してトップ集団に入れなかった生徒もまったくなし。最高の生徒とそのほかの生徒を分かつ要因は、目的性のある練習だけ。20歳になるまでに、最高のバイオリニストたちは平均一万時間の練習を積んでいた。これは良いバイオリニストたちより2000時間も多く、音楽教師になりたバイオリニストたちより6000時間も多い。最高の演奏家たちは、最高の演奏家になるための作業に、何千時間もよけいに費やしていた。つまり、最終的に重要なのは才能ではなく練習なのだ。
    ・ エリクソンらは「われわれはこうした技能水準のちがいが普遍であること、つまりは生得的な才能によるものであることを否定する。むしろ、優秀な演奏家とふつうの大人とのちがいは、生涯にわたり技能を改善しようと意図的に努力してきたこだわりの結果を反映しているのである。」
    ・ 芸術から科学から、盤上の遊びからテニスまで、あらゆる複雑な作業において世界のトップに達するには、最低でも10年は必要だということがわかっている。またほとんどの分野のトップ成績者は、年に1000時間くらい練習する。10年間続けると1万時間となる。これはあらゆる複雑な作用において、一流技能を身につけるために最低限必要な時間。もちろんこれは、エリクソンの実験で最高のバイオリニストたちが練習してきた時間とも合致する。
    ・ ごく早期に発達が見受けられるのは、子供が両親やコーチのためではなく、みずから時間をつぎこむ気になった場合のみ。子供の考え方や感じ方に敏感になるには、過度のプレッシャーを与えずにトレーニングをうながすことが重要。
    ・ 目的性訓練とは、少しばかり力がおよばなくて実現しきれない目標をめざしてはげむこと。現在の限界をこえる課題に取り組んで、繰り返し達成に失敗することだ。
    ・ 成績面の大きな差は知能や動機とはなんの関係もなかった。成績の差をもたらしたのは、まったくちがうものだった。それぞれの信条もしくは気構えだ。能力は努力によって変えられるという信条をもつ生徒たちは、困難に直面してもやり抜いただけでなく、実際に向上してみせた。
    ・ 最初にもって生まれた才能、適性、関心あるいは気性が異なっていても、誰もが努力と経験によって変わったり成長したりできる。
    ・ 「頭が良いのねー」と知能を褒められた生徒より、「よくがんばったねー」と努力を褒められた方が難易度の高いテストを選んだ。成功ではなく、実りのある挑戦の可能性を追求することに関心があったからだ。
    ・ あがらないための方法。健康、家族、人間関係など、試合よりはるかに重要なあらゆることを考える。試合前の習慣のなかで、とてもリラックスした状態で5分間そういったことで頭をいっぱいにして、しめくくる。「ただの卓球だ」とコートに入るときは、試合はもはや最も大切なことではなくなっているのだ。

    感想
    一般に、ある分野で優れている人は才能があると思われがちだが、その裏では膨大な量の練習、勉強をしている。ほとんどの分野のトップ成績者は、最低1万時間(1000時間/年×10年間)練習しており、これは一流技能を身につけるために最低限必要な時間とされている。それだけの練習をしないで才能がないと諦める人は凡人にしかならないということだろう。
    一流になるには才能ではなく練習。。

  • 「人にはそれぞれの先天的な才能がある」ということを真っ向から反論する一冊。

    スーパースターの優秀な結果の裏には血のにじむ努力がある。

    才能ではなく努力、遺伝ではなく環境とモチベーション。

    地頭の良い人はなんでもそつなくこなせる理由を垣間見た気がする。

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