展覧会をつくる―一枚の絵がここにくるまで

著者 :
  • 柏書房
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本棚登録 : 122
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760138739

感想・レビュー・書評

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  • 美術館の仕事を手がけることになり、「今だ!」と読んだ本。
    読む前は、手引書的な側面もあるのかと思ったが、実際はドキュメント。すぐ読めるが、1人の女性の生き方として、とても読みごたえがある。
    本文が終わった後のエピローグで、彼女の思う、展覧会の仕事の本質が書かれていて、思わずメモを取った。
    ※フレーズメモ

  • 読む前は、展覧会が開かれるまでに関わる人たちの苦労を書いた本だと思っていましたが少し違いました。
    もちろんその話も少しはありますが、それよりも著者や周りの人々の仕事に対する姿勢や人生観が描かれているところがとても素晴らしかったです。
    展覧会と一言に言っても、こんなにも熱い想いが込められたものだったのかと感動してしまいました。
    盛り上げたいとか、集客力のあるものとかいう単純な薄っぺらいものではなかったんだなと。
    読んでよかったです。
    展覧会へまた行く時には、今までと違う気持ちで行けるから、より一層楽しめるだろうと思うとワクワクします。

  • 2010年11月10日、初、並、帯付

  • びっくり。
    当初は、カフェでお茶しながら読む本、
    アートとおフランスの香り・・・なんて思っていたのに
    だんだんすごくなって・・・
    特に最終章なんて、もはや私小説の体。
    私たちの先輩世代の女性で、海外で暮らす女の人の迫力みたいなものが、ビシバシ!
    お母さんがまたねぇ・・・

    余談、このお母様は児童文学者、お父様は講談社の副社長だったそうで
    なるほどね~って、ちょっと納得の一冊。

  • 美術展の裏側ではどんなやりとりがあるのだろう、開催までの過程にはどれだけの人が関わっているのだろうと、興味があったので読んでみました。
    筆者はフリーのコーディネーター。裏側をドキュメンタリータッチに描いているのかな、と思っていたのでいい意味で裏切られあっという間に読了。
    この機会を逃したら、あの作品は海をわたれない。そんなおおきな鍵を握る交渉にはマニュアルも当然存在せず、丁寧な準備と臨機応変な対応がすべて。そんなシーンが多く描かれているのに、何故か穏やかな気持ちで読み進めて行けるのは、「出会い」を大切にする足澤さんのお人柄でしょうか。シビアな状況にあっても、相手の人格そのものにふれ、心を通わせることに時間を惜しまない。私も働いていく上で大事にしていきたいものです。
    家庭の問題を抱えた筆者を色々な距離感で暖かく励ますパリの友人たち、美術品を梱包するテープひとつにも「美」を追求する技術者たち、それがフランスの国民性とくくるのはいささか乱暴すぎるけれど、その素敵な価値観に触れられたこともこの本を読んでの収穫です。

  • 本書の著者である足澤るり子さんは、長年パリ在住のアートコーディネイター兼翻訳者。お洒落な装丁の本書は、各国に点在する画家の絵画展を企画・運営し展覧会を作っていくことが情熱的に書かれている。現場に携わる人の生の声を通して絵画に対する熱い思いも強く伝わってくる。絵画にあまり知識がなくとも、世界を駆け巡る著者の人生と絵画のルートを奥深く爽やかに読むことがでる。

  • タイトルと中身があっていないような気がするんですが
    展覧会ができるまでの物語というよりも、筆者とその母の回顧録という感じ。

  • 美術展のキュレーターとして活躍する著者が、どうしてこの仕事をするようになったかを語る。子どもの頃に、母親に連れて行ってもらった展覧会で出会った絵画との衝撃的な感動。そして、フランス人と結婚した事でフランスに住み(後に離婚)、日本とフランスの間を取り持ち、美術展のキュレーターとして活躍するようになる。フランス人の友との出会いと死、日仏をまたぐ母親の介護と死。様々な状況を乗り越え、国際的なキュレーターとして、どういう風に仕事をしているのかを記す。

  • しごとは何にしても、それに携わっているひとにしかわからない大変さ、たのしさがある。美術の世界、全然わからないけど、それを垣間見ることができてよかった。

  • 行きたい展覧会のメモ。この本も面白そう。

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