三くだり半からはじめる古文書入門

著者 : 高木侃
  • 柏書房 (2011年3月1日発売)
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  • 本棚登録 :18
  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760139750

作品紹介

たったの三行半を読むだけで、あり得ないほどの実力を身に付けることができる!初めての方、基礎を復習したい方に最適。

三くだり半からはじめる古文書入門の感想・レビュー・書評

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  • ・「左、右、郎、兵」の見わけ方から入る。
    101頁:異乱(=違乱)
    ・初心者向けなので「異乱」という解読結果しか示していないが,掲出の例文からすると「異」が異体字の「异(己+大)」によることに触れた方が,「深切」だったと思う。
    138頁:離婚は妻の所為(せい)ではない
    ・要旨:熟談離婚。「我等勝手ニ付……」=「(離婚の原因はあなた=妻の責任ではなく)当方=夫の都合により……」。試訳「わたくしどものわがままにより」。「我等」=一人称の「私」を指す(149頁)。なお試訳での「ども」は,複数を意味する接尾辞ではなく,「みども」のように,一人称についてへりくだった気持ちを表わすために使ってみた。
    142頁:向後(こうご)。差構(さしかまえ)。
    ・第3部「全文解読に挑戦しよう」のタイトルバック=「暇(いとま)状」。

  • 江戸時代に2箇所だけあった縁切り寺に持ち込まれたといわれる「離縁状」
    いわゆる「三行半」を教材に、当時の文章を読む方法について教えてくれる本。
    一つの文字にも多くの崩し方があるのに驚いたが、それを大量に収録した辞書を使って、
    読み解いていくという方法も知らなかった。
    さらに、「これがなぜこの文字に対応しているかは、”覚えるしかない”」とか、
    「前の文字がこれであれば、次の文字はこれかこれしかない。どちらかといえばこの文字はこちらだ」
    のように、1対1の対応だけではない読み方をするのだとは全く思いつかなかった。
    取り上げられている離縁状も、当時のいろんな文化がうかがえて面白い。
    「夫が離縁させるという形式を取っているが、本当に夫が言い出したかは分からない」などの
    裏を読むコメントも面白かった。

  • 【新刊情報】三くだり半からはじめる古文書入門 / 高木 侃 http://booklog.jp/asin/4760139753 210.0/タ 江戸時代の離縁状「三くだり半」を題材にした古文書入門。名前、離縁状のタイトル、離婚の理由、決まり文句等を通じて、古文書の読み方が身に付く

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