歴史好きのための古文書入門

著者 :
  • 柏書房
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本棚登録 : 46
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760145805

作品紹介・あらすじ

歴史ドラマ、歴史小説、時代考証、司馬遼太郎、江戸しぐさ…、奇人変人「モンジョ先生」が、歴史学に興味を持ち始めた大学2年生の「フミオ君」を相手に喋り倒した5時間の記録を活字化する!過去と向き合う方法

感想・レビュー・書評

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  • 「この本は、古文書を学ぼうかどうしようか、迷っている人のための古文書入門書です。」(はじめに)という筆者。
    出版社からは「古文書をあまり引用せずに、古文書の入門書を書いてほしい」という注文があったそうで、他の「古文書入門」とはちょっと趣が異なる一冊。
    古文書(こもんじょ)に興味を持ち始め、ネットを検索したり、図書館で「古文書」の読み方などの本を借りてちょっと読んだけど、やっぱりなんか、手ごわくて、なかなか先に進めない、と思う人(私がそうでした)にはうってつけの本だと感じた。
    一番最初に読んだらいいかというと、そうともいえない。ちょっと回り道してから読むと、この本のよさがわかるのではないかな、と思う。
    「古文書」を読めるようになると、歴史に、江戸時代に、その時代の暮らしに、もっと興味がわくよ、面白くなってくるよ、といっている本でもある。

  • 古文書読めたら面白いだろうなと最近思っていて、そんな折に図書館でこの本を発見したので借りてみた。

    入門といっても用例と解説がたくさん書いてあるわけではなく、古文書ってこんな感じだよって事や読むにあたっての心構えや注意点のようなことを、架空の大学講師と講師のもとを突然訪れた他所の生徒との会話を通して書いている本。

    ここに書かれていることを踏まえたうえで、古文書が読めるようになったらいいなぁ

  • 189p:「雖無之」(これなくといえども)
    ・江戸時代の古文書はこう読んだのだ、と言われればそれまでだが、「無く」と読んでいる実例を示してほしかった(ないものねだりであるのは心得ているが)。漢文訓読の世界では「無しと雖も」「有りと雖も」と、格助詞「と」の前は終止形が来るのが基本であると思うから。

  • 自分より一回り以上年下が老師(?)として登場しているのには驚かされた。
    古文書について初心者が疑問に持ちやすいことをまとめてあり興味をひきやすい。

  • 今の日本人が失ってしまったもの、それは「くずし字」を読み解く力です。歴史ドラマ、歴史小説、時代考証、司馬遼太郎、江戸しぐさ・・・。奇人変人「モンジョ先生」が、歴史学に興味を持ち始めた大学2年生の「フミオ君」を相手に喋り倒した5時間の記録を活字化する。(2015年刊)
    ・はじめに
    ・序 僕らの古文書講座が始まる
    ・第1章 僕らが過去を知る手段
    ・第2章 僕らの日常に潜む過去
    ・終 僕らの古文書講座が終わる

    タイトルには、古文書入門とあるが、本書には古文書が1点しか出てこない。古文書辞典を読む以前に読む本と言える。
    面白い本ではあるが、タイトルがずれているように感じる。古文書の解説本を期待している人には物足りないし、このタイトルで、本書が対象としている歴史好きの10代20代の若者に届くのだろうかと、いらぬ心配をする。私は、最初、古文書の解説本かと思い、スルーしたのであるが、たまたま店頭で読んで、買うことに決めた。(広義では、古文書入門であるが、タイトルで損をしているのではないかと思う。)
    歴史学の考え方や、時代考証の役割、時代小説についてなど面白い。古文書については、文脈から読み解くなど、理解の仕方をやさしく解説している。

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著者プロフィール

1974年生まれ。千葉県出身。歴史研究者。博士(文学)。現在、立正大学非常勤講師。江戸時代史専攻。研究テーマは、江戸・江戸近郊地域の民衆史。首都圏各地で古文書講座や歴史講座の講師も務め、江戸文化歴史検定の関連講座にも携わる。著書に『やさしい古文書の読み方』などがある。

「2017年 『忍者の末裔 江戸城に勤めた伊賀者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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