古文書講師になれました―わたしの独学体験

著者 :
  • 柏書房
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本棚登録 : 28
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760148424

作品紹介・あらすじ

漫画家を目指し、大学はAI専攻の理系女子、「それでもくずし字が読みた〜い!」その一心で、古文書講師にまでなって、今もなお猛勉強・進化し続けている。そんな彼女の独学パワーは、一歩踏み出すのをためらうあなたの背中を押してくれる!

感想・レビュー・書評

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  • 独学で古文書を学ぼうかなーと思っている人にとって、学習方法の一つの指針になると思います。

  • 37頁:②と③のくずし字の順序が逆。また「縦令」を「たとえ」と読んでいるが,古文では副詞で,ひらがなにするとしたら,「たとい(たとひ)」と書くのが普通なのではないか?発音は別にするとして。
    81頁:戸口(こうこう)戸数と人口。 
    ・デジタル大辞泉では「ここう」。「こうこう」は古文書研究者では普通の発音なのだろうか?著者が愛用している(85頁)『古文書解読事典』を見ても「戸」に「こう」という音は載っていない。
    86頁:『くずし字用例辞典』……1ページ目から探していきます!
    ・著者にかぎらず,『検索自在くずし解読字典』が使われないのは,運筆の方向を数字で表わしているのが,原因なのだろうか。発想はよかったと思うのだが。数字に変換する手間が入ることが面倒に思われるからだろうか。ほかに他の字書におとるところがあるからだろうか。
    112頁:無茶苦茶。「制限時間は10分です!」(111頁)。著者は若くて,老眼(老年)の学習者/読者に対する配慮に思いがいたらないのだろう。こんなもの,10分だろうが,100分だろうが,初心者にかぎらず,拡大鏡を使っても見えないじゃないか!だいたい,16頁に同じ写真があるのだから,112頁ではこの文字がある部分を拡大して出題すればいいのであって,全体像を示す必要性はどこにあるんだ!
    (著者の古文書ネットにもこの図が掲載されているが,拡大するとボケて,やはり読めない。拡大しても鮮明な画像は,立命館大学https://ja.ukiyo-e.org/image/ritsumei/mai01k35にある)
    116頁:冬瓜。
    ・この頁の写真も解像度が悪いですね。自分のサイトから切り取ったのでしょうか。112頁で拡大表示しない理由が分かりました。拡大してもはっきり見えないことには変わりがないからですね。本に載せるのだから,もう一度,埼玉の文書館へ行って,写真を撮り直してほしかった。
    ・なお,左上の部分が折れ曲がって文字が隠れている部分も読めるように注意して写真を撮ってほしい。たぶん「出」字が隠れているはず。
    ・実際は「爪」と書かれてあるけれど,ふりがなと意味の上から「瓜」字(の誤り)と解釈する,というような説明がない。本人にとってはトーゼンのことなのだろう。教えていて,そういう疑問は受講者からは出ないのだろうか?
    122頁:名主 平重郎
    ・「平重郎」をどう読むのか,書いてほしかった。つまり「たいら 重郎」さんなのか,「へい/ひら重郎」と「平」は名の一部なのか。初心者は,そういう疑問を抱かないのだろうか?
    123頁:極月(ごくげつ)
    ・辞書には「ごくづき」という読みも載っている。

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