日本のヤバい女の子

著者 :
  • 柏書房
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本棚登録 : 282
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760149841

感想・レビュー・書評

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  • 東京医大の女性差別が取りざたされて、今までのあれもこれも、全部女性差別だったかもしれない、と自分の過去をラベリングしはじめて苦しくなってきた。ネットで何度かコラムを読んでいたんだけど、また話題になってるし、表紙の赤箔が可愛いし、手元に置いておきたいというきもちもあって購入。なんかネットで読んでた3倍くらいよかった。あとがきなどを見ると、けっこう加筆されてるみたいで、おそらく各ページの最後の呼びかけの部分だと思うんだけど、これがもう絶妙なさじ加減の優しさで、最高だった。最高ですはりーさん。突き放すでもなく、甘やかすでもない。こういう友達がいてくれたら、きっとヤバイ女の子達は一晩中でもおしゃべりできたろうなあ、そうしたらオバケになんかならなくて済んだかも、と思ってしまう。し、そこに私もなんだか救われるのだった。イラストも、ネットで見るより紙で見る方がいいなあ。余白がきれい。おすすめです。

  • 昔話の女の子たちをもっと身近に親身に読み解いてみるっていう新感覚エッセイ。虫愛づる姫はただ単に虫が好きな子だし、飯食わぬ嫁に出てくる旦那はクソで、乙姫が浦島太郎と別れたときの台詞はきっとほんの少しの意地悪だった。特に最後の「有明の女御」についてが好き。理不尽な目にあったり理不尽なこともしたり都合よく消費されたりするが、彼女たちにも理由があって、血が通ってて、感情がある、なんかフツーに生きてるひとっていうのを感じるエッセイだった。

  • 読了。一気に読んだ。昔、ハンサムウーマンという漫画を読んだことを思い出す。女の人なのに、カッコいい。綺麗とか、かわいいでなく、カッコいい。最近そのような女性が増えてきたと思っていたが、まだまだ大変そうである。娘はハンサムウーマンになって欲しいなと思った。

  • どうしたらこんな切り口で古文を読めるんだろう?

    学生時代、いや幼少期から読み聞かされていた竹取物語を、これは現代でいうとこういう物語、はい終わり、で終わらせる本じゃない。
    その物語の真実って、実は違うんじゃないか、もしかしたら登場人物はこうしたかったのではないか、と考えられる作家さんの想像力にワクワクしたし、勘違いされちゃうことあるよね、それな〜、みたいなフランクな文章も読み易く感じました。
    普段あまり本を読まない私。一話一話が短く、関連性を気にしなくても読めるので、空いた時間でサクッと適当に選んだ一話を読めるのも良かったです。
    表紙、挿絵も作家さんご自身が描かれているようで、絵も文章の雰囲気と合っていて好きでした。

  • 昔話の主人公の、女の子たちの現代解釈。知らない話もチラホラ。

  • こういう本を楽しめるトシでもないんだわ。若い娘さん、どうぞ読んでください。

  • へぇ〜こんな話があるのか〜と初めて知る物も多かった反面、作者の違和感ポイントへの考察にはあまり共感できなかった。
    ただ、作者の違和感ポイントに対して、自分はどう思うかと考えながら読むと面白い。

  • 20人の歴史や伝承,物語上の女性たち.書かれていることを,ちょっと待ってと疑問を投げかけ,男社会で都合よく変えられたのではないかと疑い考察する.その現代風の解釈が絵も含めて非常に楽しい.

  • 最初のおかめから衝撃的だ。結構理不尽なのね、昔のお話。時代背景が違うから当時にしたら当たり前なのかもだけど。
    同じ話でも色んなパターンがあるんだな。ここまで残っている事だけですごい事なんだよね。
    有明の別れ、が好きだ。
    みんな、幸せになれたら良かったが。
    イザナミとか、結構怖い。。

  • 古来より日本には怖い女子が多く存在した。
    古くはイザナミの尊からして怖い。
    他にも、好きな男に振られて鬼になる子、大蛇になる子、騙されて夜な夜な皿を数える子、楽しく付き合っていたのに超老化促進の煙が入った箱をプレゼントする子、馬と結婚する子、猿と結婚させられ猿を騙して殺してしまう子(しかも猿は騙されたとも知らず、辞世の句でその子を哀れむ歌を詠む)、結婚したいと群がる身分の高い男達に無理難題を吹っかけて帝まで翻弄させる子・・・
    この本はそんな女子達を現代風のエッセンスを加え紹介している。
    しかし、最も怖い話は牡丹灯篭のお露であろう。知らずに骸骨のお露と床を共にし、気付いてからは毎晩家中に御札を張り、お守りを身に着け、お経を唱えるも、下男を買収され御札とお守りを無効化された上、取り付かれて絶命させられる、美人と付き合うのも命がけだ。

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