日本のヤバい女の子

著者 :
  • 柏書房
3.92
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本棚登録 : 199
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760149841

感想・レビュー・書評

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  • 古来より日本には怖い女子が多く存在した。
    古くはイザナミの尊からして怖い。
    他にも、好きな男に振られて鬼になる子、大蛇になる子、騙されて夜な夜な皿を数える子、楽しく付き合っていたのに超老化促進の煙が入った箱をプレゼントする子、馬と結婚する子、猿と結婚させられ猿を騙して殺してしまう子(しかも猿は騙されたとも知らず、辞世の句でその子を哀れむ歌を詠む)、結婚したいと群がる身分の高い男達に無理難題を吹っかけて帝まで翻弄させる子・・・
    この本はそんな女子達を現代風のエッセンスを加え紹介している。
    しかし、最も怖い話は牡丹灯篭のお露であろう。知らずに骸骨のお露と床を共にし、気付いてからは毎晩家中に御札を張り、お守りを身に着け、お経を唱えるも、下男を買収され御札とお守りを無効化された上、取り付かれて絶命させられる、美人と付き合うのも命がけだ。

  • 読み終えて、タイトルは「日本のヤバい女の子」よりむしろ「日本のたたかう女の子」のほうが相応しいのでは、と感じた。本書に出てくる女の子たちは皆たたかっている。受動的で弱気に見えてもそうでなくても、たたかっている。
    女の子がたたかって、それが語りものになるのは、昔も今も変わらないことなのだなぁ。
    昔話のストーリーをひととおり紹介したあと、筆者の超解釈(想像?妄想?二次創作?)が続くのだが、これがまた興味深いし共感する。わかるわかる、私もきっとそんな想像する、って。

  • 昔話やお伽話に出てくる女の子たちが「如何にヤバいか」を紹介し解説する本書。

    何より自分が無批判に昔話の展開や物語を受け入れていたかに気付かされたのが大きい。理不尽と思ってもお話だから、と思ってたが、イジればこんなに面白いだなんて!

    軽妙な筆致で昔話を噛み砕いていて分かりやすいのも良い。ただ、各章(各昔話)の説明の構成を勝手に分割した時、「紹介」「解説」「新解釈」までは面白いのだが、「発展」させた話が、個人的には、ちょっと飛躍させすぎだったり脱線にも感じて、言葉が合わなかった感。

  • なんかあんまり共感できなかった。
    「うんうん、そうだね」ってもっと思うことが書いてあるかと思ったんだけど、私とは違う考えの人だった。

  • 18/06/30

  • はらだ有彩さん(@hurry1116)『日本のヤバい女の子』
    すごくよい本。かつてどこかにいたかもしれない昔話の女の子たち「母だし」「妻だし」「女だし」わたしの中にもいろんな内面化があることを彼女たちを通して教えてくれる。昔話で語られる女の子たちみんなにもそれぞれの性格があって人生がある。

    はらださんの優しく豊かな想像力で、こんな生き方があったっていい、誰かが決めた物語とはパラレルにあなただけの物語も存在していて、息はきっとできるはず、自分に押し付けられた物語から自由になることへの自由がある。想像力と人への優しさがあれば、いつかは、違う生き物にもなれるかもしれない。

    もっと早くに出会いたかった本だった。10代の、まだ心がもにゃもにゃ未分化だった時に読みたかった。こんな本にこれからもたくさん出会っていきたいと思った。途中何度も涙が滲んで大変だった。昔話の女の子たちに寄り添うエッセイだったけど、今を生きるわたしたちにもやさしい、宝物にしたい本。

    これからも、何度も本棚から出してはしみじみ読み返すと思う。わたしはイザナミと有明の別れが特に好きだった。名前のないつながり、一言には説明できないようなつながりの奥で、今再会したところで話すことが何もなくても、ただ「好き」だよと、ずっと覚えていたいと思う。

  • 読みたいんだけど、なぜ 「ヤバい女の子」なのか
    解説をみるに、そうではなさそうな内容にみえるんだけど、なぜこのタイトルにしたのか
    するしかなかったのか。
    読んだらまた書く

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