教養としての「国名の正体」

著者 :
  • 柏書房
3.32
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本棚登録 : 139
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760150885

作品紹介・あらすじ

「日本は〝ニホン〟? 〝ニッポン〟?」
「アメリカ合衆国はなぜ〈合州国〉じゃないの?」
「赤道ギニアに〈赤道〉はない!」
「〈サモア独立国〉〈ボリビア多民族国〉って一体どういうこと?」……

「国名」には、各国家の歴史・地理・理念・風俗といったさまざまな「大人の事情と思惑」が込められている。「国の名前」はそれぞれの国の「姿」を反映している――つまり、国名も「名は体を表す」のだ。もちろん、日本だって例外ではない。

歴史や理念の積み重なりが「国名」として立ち現れているのなら、その由来を知ることで世界の姿も違って見えてくるはず!――歴史や地理の視点だけからは決して見えてこない、まったく新しい世界の見方、ここに登場!

感想・レビュー・書評

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  • ・東ティモール 「東の東」 (え…)
    ・フィリピン「スペイン国王フェリペ2世」(うん..)
    ・ブルネイ・ダルサラーム 「ココナッツの平和な国」 (かわいい)
    ・モルディブ 「島々の花輪」 (行きたい)
    ・イエメン 「右」 (えぇ…)
    ・カタール 「点」 (えぇ…)
    ・チリ 「大地が終わるところ」 (なるほど)
    ・スペイン 「兎」 (知らんかった)
    ・ナミビア 「何もない土地」(せつない…)
    ・マリ 「カバ」 (….)

  • 著者、藤井青銅さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。

    ---引用開始

    藤井 青銅(ふじい せいどう、1955年 - )は、日本の放送作家、作家、作詞家。日本脚本家連盟所属。自身が主催する企画集団「オフィスDEM」代表。

    ---引用終了


    で、本作の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    「日本は〝ニホン〟? 〝ニッポン〟?」
    「アメリカ合衆国はなぜ〈合州国〉じゃないの?」
    「赤道ギニアに〈赤道〉はない!」
    「〈サモア独立国〉〈ボリビア多民族国〉って一体どういうこと?」……

    「国名」には、各国家の歴史・地理・理念・風俗といったさまざまな「大人の事情と思惑」が込められている。「国の名前」はそれぞれの国の「姿」を反映している――つまり、国名も「名は体を表す」のだ。もちろん、日本だって例外ではない。

    歴史や理念の積み重なりが「国名」として立ち現れているのなら、その由来を知ることで世界の姿も違って見えてくるはず!――歴史や地理の視点だけからは決して見えてこない、まったく新しい世界の見方、ここに登場!

    ---引用終了


    辞書的に使っている。
    コンパクトにまとまっており、中々良い。

  • こちらの本はTomoyukiさんの本棚で拝見させて頂いた本です。
    Tomoyukiさんが最初の1行目に「面白い!」と書かれていたので興味が湧きました!
    良作が見つかったので、ありがとうございます。
    ※ちょくちょく「いいね」を頂きますので⋯。

    また、感想の続きを読ませて頂いた時に「国名の由来⋯気になる⋯」&「教養にもなる」[※教養としての]と書いてあるし、「実は国名はこんな意味だった、なんて面白そう!」と思い「読みたい」で本棚登録しました。

    ※追伸⋯また気になった本、興味のある本が見つかったら登録していきます。
    忙しくなかなか読めてませんが⋯(¯―¯٥)

    •  翠玉さん
      こちらこそ、You are welcome‪(^_^)

      コメント(ご連絡)ありがとうございます。
      自分も(地理にウトいので)オーストラ...
      こちらこそ、You are welcome‪(^_^)

      コメント(ご連絡)ありがとうございます。
      自分も(地理にウトいので)オーストラリアとオーストリアを(名前が似ている為)間違えたりしてしまうのです。
      生涯学習の為に再度、勉強し直すのに良いと思い是非読みたいです(ᵔᴗᵔ)
      2023/09/23
  • へぇ…と思うことも多く興味深かったが、もう少し深い内容でも良かった。
    あと地図はもう少し多く各所に掲載してほしかった。
    地理の弱さを再認識する本…。

  • 面白かったー。
    アメリカ、アメリゴ・ヴェスプッチからとは知っていたけれど。それよりさらに深い?理由があったんですね!

  • 自分は地理や歴史などには、日頃から興味関心があるほうではないかとぼんやり自任していたが、知っていたはずの国がもう無かったり、思っていたポジションじゃなかったり、その国についてさしたるイメージも持っていなかったり、そいえばただ国名を聞いたことあった程度だったりで、なんだ、ぜーんぜん世界の国や地域について無知なんじゃん、と思わされた。

    東欧や中東、アフリカへの関心の無さたるや、何年生きてきたんだと思う。こういった無知や無関心が、世界の混沌を醸成しているに違いない。
    単に知っている、は知らぬと同じだわ、と自戒。

  • 国名が分かると歴史、地理・政治など様々なことが見えて来る。カジュアルすぎだがそれなりに面白かった

  •  現在、日本政府が国家として正式に認定している国の数は、日本を含めて196か国あります。我々のよく知っている国、あまり聞いたことのない国、と様々ありますが当然、それぞれにその国を示す名前があります。本書では、国々の名前を、「地理命名」「動植物命名」「人名国家」などの章に分けて、起源を探っています。また、章ごとに同じ観点から、では日本はどうか、も併せて述べられています。
     国名の由来には、もっともらしいものもあれば、実は結構いい加減な理由で定着してしまったものもあるというのもあり、由来が一つとは限らないものもありと、バラエティに富んでいます。堅苦しくない文章で書かれており読みやすく、このグローバル時代に知っていると、ちょっと面白い知識、が満載な一冊です。

    京都外国語大学付属図書館所蔵情報
    資料ID:643193 請求記号:290.34||Fuj

  • どんな国名にも由来があるのです。
    アメリカという国名は、実は人の名前から
    来ていたり、イタリアは「子牛」から付い
    ているそうです。

    日本語では英語読みをそのままカタカナ読
    みしていることが多いので、なかなかその
    語源に実感が湧かないですが、意外な由来
    が楽しいです。

    モンテネグロという国には、そのまま「黒
    い山」から来ていたりします。

    また、よく聞く「○○共和国」「○○王国」
    の意味も、今では正確な統治形態を表して
    いない場合が多いとか。

    日本やイギリスには王国は存在しますが、
    別に日本王国とは言っていないし、イギリ
    スも連邦国家と正式には付けられています。

    世界の国々を、また違った点で楽しく学ぶ
    ことができる一冊です。

  • 形式として辞書の様な体裁なので、どうにも読みにくいというか、頭に入ってこなかった。
    そして良くも悪くも、軽いテイストなので入ってこないという感じ。
    それでも知らない国もいっぱい出てきたので、興味を持つきっかけにはなるかなと。
    ここから色々な国を深掘りしていけばいいのかなと思います。

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著者プロフィール

23歳の時、第1回「星新一ショートショート・コンテスト」入賞を機に作家・脚本家・放送作家としての活動に入る。ライトノベルの源流とも呼ばれる『死人にシナチク』シリーズなどの小説のほか、数百本のラジオドラマを執筆。「バーチャル・アイドル」芳賀ゆいの仕掛けや、腹話術師・いっこく堂のプロデュースを手掛けるなど、メディアでの活動は多岐にわたる。最近では、落語家・柳家花緑に47都道府県のご当地新作落語を提供している。

「2021年 『一千一ギガ物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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