鎖国の正体 秀吉・家康・家光の正しい選択

  • 柏書房 (2022年2月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784760154401

作品紹介・あらすじ

近年、「江戸時代に鎖国はなかった」という説が唱えられているが、そもそも「鎖国」がなければ、明治維新による「開国」もなかったはずである。「鎖国」を理解しなければ「中世から近世」「近世から近代」という日本史の流れは理解できないのである。
本書は、カトリック国(スペイン・ポルトガル)とプロテスタント国(イギリス・オランダ)の宗教的対立や植民地進出による経済圏拡大といった世界情勢の中で、当時の日本が置かれた状況がいかなるものであり、その振る舞いが後の日本へどう影響を与えたかを読み解くことで、鎖国の本質に新たな光を当てるものである。
今日の世界が陥っている宗教間の紛争や反グローバリズムへの回帰などの諸問題に、どう対処していくべきかの指針ともなる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • まとまってはいるけど信長から島原の乱まで関係史を流した感じ。参考文献も邦訳なので、読んだ知識の切り貼り感ながら、引用もなく「天正の廃仏毀釈」「光秀は織田信長ではなく将軍に仕えるから裏切った」など独自視点がはいるのも気になる。

  • なんで出島の場所が長崎だったか知りたかったけど、キリスト教の進出と信長、秀吉、家康がどうそれらと向き合ったかが主眼であんまりピンと来なかった

  • 書評はブログに書きました。
    https://dark-pla.net/?p=3538

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著者プロフィール

1948年、東京に生まれる。近代史研究家。1971年東京大学経済学部卒業後、日本興行銀行にて審査、産業調査、融資、資金業務などに携わる。2001年日本興業銀行を退社し、以後歴史研究に専念、「幕末史を見直す会」代表として、活動している。
著書には『明治維新の正体』『政府に尋問の筋これあり』(以上、毎日ワンズ)、『日露戦争と日本人』『日本征服を狙ったアメリカのオレンジ計画と大正天皇』(以上、かんき出版)、『アメリカの罠に嵌った太平洋戦争』(自由社)、『幕末会津藩 松平容保の慟哭』『幕末の天才 徳川慶喜の孤独』『それでも東条英機は太平洋戦争を選んだ』『陸軍の横暴と闘った西園寺公望の失意』『昭和の宰相 近衛文麿の悲劇』『雪の二・二六』『三島由紀夫と青年将校』『名将 山本五十六の絶望』(以上、勉誠出版)、『日本陸海軍 勝因の研究』『名将 乃木希典と帝国陸軍の陥穽』『西郷隆盛と大久保利通の明治維新』(以上、さくら舎)などがある。

「2022年 『平和の武将 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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