ヒマラヤ聖者の生活探究 (第4巻)

  • 霞ケ関書房 (1969年12月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784760500291

感想・レビュー・書評

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  • ベアード・T・スポールティングというアメリカ人がヒマラヤの聖者を訪れて教えを乞い、それをまとめたのが本書のシリーズ。
    ところがこのヒマラヤ聖者とやらが胡散臭い。
    アメリカ白人からお金を得ることが目的だったのだろうと思われる。
    なにせこのヒマラヤ聖者たちは「白色聖同胞団」という名前で活動してるとのことだ。
    「白色」を「聖なる」ものとするのは、白人が大喜びする言葉のチョイスだ。

    ところで本書はMINDという単語が「心」に訳されてしまってるので、読む価値はない。
    MINDは「頭の中で起きる多様な現象」を指す。
    wikiで「MIND」の英語解説を読めばよく分かるし、なにより「MIND」で画像検索してもらえば「頭」と「脳」しか出て来ないので、MINDが頭を指すことがよく分かる。
    洋書でMINDという単語が付いてる本は、漏れなく頭や脳のイラストが表紙に描かれている。

    それから、白人を喜ばすために「キリスト意識が~」「イエスの力が~」と、キリスト賛美のオンパレード。
    第二次世界大戦が間近であったことも手伝ってか、「ハワイに日本から黒魔術集団が着たが、キリスト意識の誤用により自滅した」とか書いてある。
    日本人を悪く言うのもアメリカ人が喜ぶ話題だ。
    面白いのは、「ハワイもインディアン(アメリカ先住民)も高度な霊能力能力を持っており、行く度も他の侵略を防いできた」とも書いてある。
    つまり、「あなたがた白人は正当にハワイを併合して、正当にアメリカ大陸を制覇したので、侵略にあたらない」ということをほのめかしている。
    これには白人も大喜びでしょう。

    この4巻をパラパラと流し読みするだけで、もうゴミ本だと分かりました。
    ヒマラヤの貧乏僧侶たちが、アメリカで白人の喜ぶことを大盤振る舞いして集金に励んだ、という構図が如実に見えてきます。
    著者はこれを「白人の自尊心をくすぐる本」としての目的もあって、著したのでしょう。2年後には世界大戦、という状況でしたからね。
    日本のスピリチュアル本で、縄文やらカタカムナやらを引っ張り出して、日本は選ばれし民族であると焚きつけるのと似たような雰囲気です。

    そういえば自分が信頼している覚醒を扱った本にこう書いてありました。
    「エゴを黙らせるためにわざわざヒマラヤの奥地に行く必要はない。ヒマラヤの奥地に行かないと出来ないようなことなら、日常に戻ったらまた元通りになる」と。
    ヒマラヤ聖者というパワーワードの前にひれ伏す前に、ヒマラヤ聖者をもうちょっと疑いの目で見る必要があるのかも知れません。
    彼らヒマラヤの聖者たちも、俗世に出て来れない時点でポンコツなのかも知れません。
    だからヒマラヤの奥地に引きこもっているのでしょう。

    だいたいこのヒマラヤ聖者たちは聖書に詳しすぎる。
    聖書からたくさん引用できるほと精通している。
    キリスト教徒を前にして演説してお金をもらう、というビジネスがすでに成立していたのだと思われる。
    聖書からの引用が沢山あればキリスト教徒の財布の懐が緩むのは間違いないし、キリスト教徒たちを信用させることにも繋がる。
    したたかな聖者たちだな~と、本書を読みながら痛感しました。

  • 私も目の前の些事にとらわれず、自在心で生きていきたいものです。

  • いかに多くの書籍が、このシリーズから学んだ著者によって
    発刊されているかが、、容易に想像できるではありませんか、、
    こんなに昔から伝えられていた事なのに、、なぜわたしの親は知らないのか、、と
    残念でならない。万人に伝わるのはこれからにしても、~~、です。
    全てに時がある、、のですね。~

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