アスペルガー症候群のある子どものための新キャリア教育: 小・中学生のいま、家庭と学校でできること

  • 金子書房
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本棚登録 : 35
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760821686

感想・レビュー・書評

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  • ASDといっても様々でアスペルガー症候群も十人十色。
    この本は、数人のASD範疇の人達の社会との関わり方や周囲の人達への関わり方を具体的に紹介している。
    就学を経て社会に出て行く機会は、時期は其々でもどんな人にも訪れる。
    当事者だけではなく、支える側の心構えや方法を丁寧に羅列してくれてる。

  • 自閉症に悩む親御さん達に手に取って頂きたい本ですね。
    Dr.の関わり、家族の関わり、学区の関わり、行政の関わりすべてが必要です。3人の子供の例を用いて書かれているので、関係者には参考になる一冊と思われます。

  • p.93
    「どんな大人に育てるか?」・・・”ちょっと変わっているけれど、なぜかにくめないキャラクター”
    「しょうもないこともたくさんするし、とにかく手はかかるんだけど、なぜかにくめない性格で、周りは『しょうがねえなぁ』と言いながら、ついつい面倒を見てしまう。人から可愛がられやすいというか、助けられ上手というか、そういうふうになれたら最高だよね」
    p.17
    ひとつのゴール設定・・・正社員に絞らず、非正規・障害者雇用であっても
    「何かの職に就いて精神的に安定した毎日を過ごすこと」
    p.117
    「これだけは絶対にないと社会参加が難しい」というものは何かを考えた末、以下の2点に集約。
    1、「心が健康であること」、
    2、「自律(自分をコントロールすること)的かつ社会性(他者に合わせることではなくて自分以外の人の存在を知り、自分とは異なる考えを持つ人がいることに気づくこと、社会のルールを守ること、自分1人ではできないことの解決を他者に依頼すること)をもってふるまえること」
    ”正規のルート”や”皆と同じ”であることの呪縛
    「正規の採用ルートではなく、ありとあらゆる非公式のルートから労働市場に入る覚悟を決めること」(正規のルートにこだわるとなかなか覚悟が決まらないだろうけど)
    p.27-29
    職場適応までのバリア(障壁)
    職場に溢れる雑多な刺激、聴覚言語での指示や命令、同僚との人間関係

    p.26
    「自分の適性と合わない仕事は、選ばない」という強い信念
    (どれだけ待てるかが大きいだろう。仕事の需給の問題もあるだろうし職にありつけるまで待つのとか働く意欲が湧いてくるのを待つとか。)

    合わない職場に適応するために、無理な努力(過剰適応)、かなりの精神的負担を強いられ続けた結果、エネルギー切れの状態になって退職。さらにそのつらく苦しかった体験が重篤な心の傷となり、長らく二次障害に苦しみ続ける。
    cf.学校への過剰適応
    p.122
    「就職」という関門で、「勉強さえ頑張れば何とかなるはず」とそれまで信じていた価値観が、ここで根底からくつがえされてしまう(頑張って適応した場合、大きく裏切られた感が残る)

  • 自分の力で生きていけるように、小中学生の今、がんばれることの親御さん向けの内容ですが、
    成人ASの私にも十分参考になる内容でした。
    こういう支援を受けないまま、今必死にがんばっているわけだから、
    楽になるなら、身につくなら、
    成人になってからでもやれることはやりたい。やっていきたい。
    いつから始めても遅すぎることなんてないよねー。

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プロフィール

【監修者プロフィール】
本田秀夫(ほんだ・ひでお)
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授。特定非営利活動法人ネスト・ジャパン代表理事。精神科医。医学博士。1988年、東京大学医学部を卒業。同大学附属病院、国立精神・神経センター武蔵病院、横浜市総合リハビリテーションセンター、山梨県立こころの発達総合支援センター、信州大学医学部附属病院をへて、2018年から現職。日本自閉症協会理事。専門は発達障害の診療。20年以上にわたって発達障害の子どもと大人の診察・支援をおこなっている。また、読売新聞の記事「子なび」やテレビ番組「NHKスペシャル」などのメディアで発達障害の情報を積極的に発信。全国各地での保護者向け・支援者向けの講演も好評を博している。主な著書に『自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体』(ソフトバンク クリエイティブ)、『自閉症スペクトラムがよくわかる本』(監修、講談社)など。


「2018年 『発達障害がよくわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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