教師のための教育相談の技術

  • 金子書房 (2007年4月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784760823338

感想・レビュー・書評

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  • 1.教師はカウンセラーになるべきではない
    教師には本来通りの教師的スタンスで臨んだ方が良いという側面がある。あくまでカウンセリングの際にはその技術を少し取り入れる事が良いのではという論旨。なお、神経症のように支離滅裂といった相手には専門家のカウンセラーに出番を譲る事が望ましいとのこと。
    カウンセリングで大事なことは相手の不満、怒りを受け止める事である。その為には相手の立場になったつもりで聴くのが大事である。学校や担任への不満もすぐ反発するのではなく、そのこと自体に感謝する方が良い関係を結べる。そして友好関係を結ぶには相手の好感の持てる部分についてコメントするのが効く。

    2章保護者を1人の親として見るだけでなく、どんな人間であるかを考慮して相談に乗る事が大事。
    とにかく相手の気持ちに共感し、雑談をして気持ちを軽くする事も大切である。

    3章 子どもには内向きや外向きの性格があり、その性格が教師と異なると、教師はイライラを感じ易い。そこで相手の立場になることが大切である。

    ゼロトレランス方式の指導が有効な子どももいれば、そうでない子もいる。後者に対してはその問題の背景を知る為にとにかく共感を含む指導を多用していく。

  • 生徒指導・教育相談の課題で読んだ本。
    カウンセラーの立場から教師のための教育相談について論じた本で、どっちかというと生徒に対してっていうより保護者に対してって感じ。
    「教師がカウンセラーになる必要はない」という立場から教師が取り入れるべきカウンセリング技術について述べたり、行うべき鉄則を紹介していたりして、なんというか、好みに合った本でした。
    高校の場合はこれを実践する機会自体が少ないのかもしれないけど、教師になってからもう一度読みたい本だと思った。

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著者プロフィール

神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。臨床心理士。1959年千葉県生まれ。中学時代、親の都合でオーストラリアで過ごすことから影響を受ける。1983年京都大学理学部卒業後、京都大学大学院教育学研究科で臨床心理学を専攻し、博士課程修了。大阪大学人間科学部助手、神戸大学発達科学部講師、助教授を経て、2011年より神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。趣味は映画鑑賞とジャズピアノ演奏で、ピアノを弾くことで自身のストレスマネジメントをしている。著書に『教師のための教育相談の技術』(単著、金子書房)、『人間関係と心理臨床』(編著、培風館)、『キーワードで学ぶカウンセリング』(共編著、世界思想社)、『カウンセリングを学ぶ人のために』(共著、世界思想社)、『シネマの中の臨床心理学』(共著、有斐閣)など。

「2015年 『心理面接の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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