勇気づけの心理学 増補・改訂版

著者 :
  • 金子書房
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784760836123

感想・レビュー・書評

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  • 勇気づけとは何か?アルフレッド・アドラーが興したアドラー心理学の理論をできるだけ平易に、分かりやすく、ということに重点を置かれてる一冊。実践項目もあるのでぜひ、トライしてもらいたいと思います。1度だけでなく、繰り返し読んだり、自分や周りの人に勇気づけしていくのがおすすめです。アドラー心理学に興味のある人には、ぜひ読んで欲しいです。

  • アドラー心理学をベースにしたカウンセリング関係の本。「ほめる」のではなく「勇気づける」ことに立脚した指導とカウンセリングマインドを学びました。これまでカウンセリング、コーチングなど、色々な本を読んでいますが、どんな本でも自分の言動を振り返る、大きなチャンスを与えてくれます。「勇気くじき」にあたる自分の言動に気づかされました。反省しながら前向きに頑張ろうという気持ちになります。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00546575

  • アドラー心理学に基づく勇気づけの本。
    理論から実践まで網羅されている。

    勇気づけとは、自己尊重(自尊心)と自己信頼を築く
    のを支援するために個人の持ち味と潜在力に焦点を
    当てるプロセスであり、勇気と信頼を確立するのに
    欠かせない技術を適用することで現実化する理論
    である。(P34)

    個人の「自己決定性」を尊重し、育むために
    勇気づけはとても重要。

    勇気づけ名人になるために
    1.自分自身を勇気づける
    2.勇気くじきをやめる
    3.勇気づけを始める
    (P109)

    まず、自分を勇気づけることから始めたい。
    そして勇気づけができるように実践していきたい。

  • 勇気づけとは。
    理論はわかりやすく、
    実践にも、かなり役立ちそう。
    勇気づけの技術の一つ、短所を長所に言い換える。
    ・優柔不断→安易に決断しない
    ・集中力がない→マルチタスクができる
    ・自力心に欠ける→フォローワーシップがある
    ・元気がない→充電中
    なにごとも、発想次第。

  • 【櫻井】アドラー心理学の日本の2大巨頭、岩井先生の一冊。岸見先生の「嫌われる勇気」とは対照的に、体系的にまとめてくれているのが岩井先生。これだけでアドラー心理学を知るのは難しいが、他のアドラー本と一緒に読むと非常に深い学びが得られる。

  • アドラー心理学をベースにした本。勇気づけるとあるが,いかに前向きな信念を持てるようにするかということ。章末の演習課題はどこかで使えそう。

  • 自分自身や他者を勇気づけたいと思っている人のための本です。アドラー心理学の「勇気づけ」の理論と技法を一気に学べるベストセラーがさらにレベルアップして登場。OPAC → http://t.co/Al8OhADUQG

  • 第1章 勇気について
      「勇気欠乏症」
      勇気とは?
      自己受容
      劣等感、劣等コンプレックス
      自己決定性
      ■第1章のまとめ
      ■勇気づけの演習 その1
        文章完成法―第1ステップ
        文章完成法―第2ステップ
      
    第2章 勇気づけの理論(1)―勇気づけの起源
      アドラーと勇気づけ
      勇気づけとアメリカの地
      勇気づけとは?
      賞罰の問題点
      ■第2章のまとめ
      ■勇気づけの演習 その2
        好感度テスト―第1ステップ
        好感度テスト―第2ステップ

    第3章 勇気づけの理論(2)―勇気づけの前提要件
      勇気づけの言葉を超えるもの
      関係がつくる勇気づけ―まずは尊敬から
      それでもあの娘にイエスと言う
      信頼―根拠を求めず無条件に信じること
      「相互」の意味
      言葉以外のノンバーバル・コミュニケーション
      共感について
      共同体感覚
      ■第3章のまとめ
      ■勇気づけの演習 その3  打ち消しによる勇気づけ

    第4章 勇気づける人の特質
      再び勇気のある人(自己受容している人)について
      勇気づける人の六つの特質
      尊敬と信頼による動機づけ
      楽観的(プラス思考)
      目的(未来)志向
      「なぜ」の問題点
      大局を見る
      ユーモアのセンス
      笑いの治癒力
      ■第4章のまとめ
      ■勇気づけの演習 その4  あなたを勇気づけた人たち

    第5章 勇気づける人になるための三つのステップ
      この章のはじめに
      勇気づけ名人への道
      ステップ1 自分自身を勇気づける
        第一のポイント―自分を勇気づける生活を心がける/オセロ・ゲームの生活/ 第二のポイント―勇気づける人と接する/
        第三のポイント―言葉、イメージ、行動を勇気づけで満たしきる/プラスのセルフ・トーク(内言)―天使のささやき(祝福の言葉)/
        イメージの力―努力逆転の法則/イメージを味方に/前屈のワーク/勇気に満ちた行動/
         第四のポイント―勇気づけの技法を自分を対象して使う
      ステップ2 勇気くじきをやめる
      ステップ3 勇気づけを始める
      付録 熱意を持って勇気づけを
      ■第5章のまとめ
      ■勇気づけの演習 その5  セルフ・トーク―「悪魔のささやき」と「天使のささやき」

    第6章 勇気づけの実践(1)
      勇気づけの必要性
      勇気づけの目指す方向
      勇気づけの技術
        ①加点主義/②ヨイ出し/ダメ出しよ、さようなら/③プロセス重視/④協力原理/⑤人格重視/⑥聴き上手/⑦失敗を受容
      短所は長所―リフレーミング
      ■第6章のまとめ
      ■勇気づけの演習 その6  短所は長所

    第7章 勇気づけの実践(2)
      勇気づけの効果 ①自己勇気づけ効果
      勇気づけの効果 ②ブーメラン効果と③親和力効果
      勇気づけの効果 ④雪だるま効果
      勇気づけのコミュニケーション
      あいづちと質問
      確認―繰り返しと明確化
      いじめのケースをめぐるやりとり
      主張性の公式(私メッセージ)
      勇気づけの+α技法
      拡大表現と限定表現
      勇気づけの機会を逃す言葉・つかむ言葉
      「愛語廻天の力あり」
      勇気づけのケース・スタディ
      ケース・スタディに対する私なりの考え方
      ■第7章のまとめ

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著者プロフィール

1947年栃木県生まれ。早稲田大学卒業。1985年、有限会社ヒューマン・ギルドを設立。代表取締役。アドラー心理学カウンセリング指導者、上級教育カウンセラー。2つの大学のほか独立行政法人系の看護学校の非常勤講師を歴任。
著書は『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』シリーズ(日本能率協会マネジメントセンター)、『人生が大きく変わる アドラー心理学入門』(かんき出版)、『男と女のアドラー心理学』(青春出版社)など多数。

「2017年 『看護師のためのアドラー心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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