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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784760895137
感想・レビュー・書評
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佐々木正人と國吉康夫により2001年から刊行されたシリーズ【身体とシステム】
『アフォーダンスと行為』から始まり3巻目にあたるのが本書『ヴィゴツキーの方法―崩れと振動の心理学』
もう十数年前に読んだときは、衝撃を受けて、楽しみながら読んだ。
今回再読してみて、善くもこんな小難しい本をのめり込んで読めたなぁと、過去の自分に感心した。
当時は、言語と認知や知覚そして、思考や人間の存在のつながりに興味を持っていたので、この、特異な本は衝撃だった。
アフォーダンス理論もあまり知られていなかった時代なので、なんとか近く心理学やギブソンの生態心理学を学びたいという意欲のもとで読んでいたんだろうと思う。
今回、読んでいて、あらためて楽しめたのは、副題にある「崩れ」の部分。
本書では、ヴィゴツキーのアプローチが、その崩れを表象しているように描かれ、ピアジェの発達心理学のアプローチとの比較や、フォーサイスのダンスにおける脱構築との対比で解説されている。
膨大な引用を用いることで、ヴィゴツキーの思考を著者なりに解説されている。
ブイト批判におけるザーウミ(超言語)について、A・E・クルチョーヌイフのザーウミについての言及を引用されているところは素晴らしいと思う。つまり『言葉は滅びてゆくが、世界は永遠に若い。芸術家は世界を新しく見出したのであり、アダムのように、すべてのものにその名を与えている。liliya(リーリヤ『百合の花』)は美しいが、「リーリヤ」なる言葉は手垢にまみれ「汚辱されている」。それゆえに私は百合の花をeuy(エウゥィ)と名づける。こうして原初の清廉がよみがえったのである。』の部分。
また、子どもの自己中心的発話について、ピアジェが”自閉性の現れ”としたのに対し、ヴィゴツキーは”言葉の社会的機能からない現への機能としてへの分化”としていrという説明は、非常にドラマチックだと思う。
ヴィゴツキーの内言語論は、難しいのだけれど、この本では幾分鑑賞され分かりやすくなっている。
なんども読み返したい。
『意識は、太陽が水の小さな一滴にも反映されるように、コトバのなかで自己を表現する。コトバは、小世界が大世界に、生きた細胞が生体に、原子が宇宙に関係するのと同じしかたで、意識に関係する。コトバは、意識の小世界である。意味づけられたコトバは、人間の意識の小宇宙である。』
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【内容(amazonより)】
世界の心理学界のモーツァルト、ヴィゴツキーの理論の可能性を探索する。ヴィゴツキーの理論の復活が叫ばれて久しい。本書は「ヴィゴツキー的なもの」を運動体として予感させるために、さまざまな「破壊実験」を試み、その崩れや振動のなかに、新たな可能性を見る。
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【目次】
序(佐々木正人、國吉康夫)
I章:破壊と崩れ
1奇妙なインタビュー
2その時代の人
3語の破壊
4ザーウミ
5復活のために
6死んだ過程
7コミュニケーションの破壊
8不確定なものへ
9グロテスク
10いまだかつてない/すでにいまここが
II章:内的論理
1建物の崩壊
2ズドヴィーク
3ダンスの脱構築
4内的論理/即興の技法
5内的論理と崩れ
III章:具体的心理学(1)
1高次精神機能の発生
2一人の人間の心理学
3ドラマ―ポリツェルの影響
4支配という問題
IV章:具体的心理学(2)
1未完の構想なのか?
2要素から単位へ
3波としての媒介
4変形可能性と接触可能性への展開
5単位の論理的正統化
6単位展開のマルクス的方法
V章:時間と外部
1時間の挿入
2発生論の困難
3意味と音声の不一致
4内的平面の構成
5振動する単位
6崩れ・外部・時間
7動機論という崩れ
おわりに ヴィゴツキーのダンス
あとがき
引用・参考文献
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[ 内容 ]
世界の心理学界のモーツァルト、ヴィゴツキーの理論の可能性を探索する。
ヴィゴツキーの理論の復活が叫ばれて久しい。
本書は「ヴィゴツキー的なもの」を運動体として予感させるために、さまざまな「破壊実験」を試み、その崩れや振動のなかに、新たな可能性を見る。
[ 目次 ]
破壊と崩れ(奇妙なインタビュー;その時代の人 ほか)
内的論理(建物の崩壊;ズドヴィーク ほか)
具体的心理学(高次精神機能の発生;一人の人間の心理学 ほか)
時間と外部(時間の挿入;発生論の困難 ほか)
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