もうひとつの声―男女の道徳観のちがいと女性のアイデンティティ

制作 : 岩男 寿美子 
  • 川島書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761003302

作品紹介・あらすじ

本書は、1983年のアメリカ教育研究学会出版賞を受賞し、1984年度『Ms.』誌の"ウーマン・オブ・ジ・イヤー〓に選ばれた、ハーバード大学の女性心理学者キャロル・ギリガンの話題の書の全訳である。心理学や文学、著者自身の研究データにあらわれる男性と女性のそれぞれ異なる声が、どのような意味をもつかを論じ、女性が従来の人間の発達理論からはみ出すという事実は、女性の発達に問題があるのではなく、主として男性の視点で研究されてきた実験・調査や理論が普遍性を欠いているからだとするその指摘は、出版されるとたちまち注目され、各地でシンポジウムが開かれ、現在ヨーロッパ各国で翻訳出版されて反響を呼んでいる。新しい時代の人間認識の必要性を力強く提唱する書。

感想・レビュー・書評

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  • わかんないとこともあったけど女性のアイデンティティの文献とエリクソンのガンジー批判は要調べる!

  •  発達心理学の本でありフェミ本。
     男性と女性が違う。という結論にまとめてしまえば、分かりやすくて一般受けしやすい。
     ただし、本書は男女の違いそれ自体に目を向けるものではなく、男性社会のものさしで、女性をはかることに対して異論を唱えたもの。

     はっきりものを言わないことは、「主体性がない」「自分をもっていない」と非難される。しかし、女性がはっきりとものを言えば「女性らしくない」と非難を受ける。
     ギリガンは女性が、上記のように二重の基準に苦しめられていることを鮮明に描く。その苦しい女性の経験は、男性中心の学問の中では劣等なものとして扱われてきたゆえに、語られることがなかった。
     そのことを問題視した書。

  • 未読

  • 男性優位的社会の作り出した「学問」を、「もうひとつの声」−女性の声−をもとに描きなおす。新訳がでるとか・・・

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