朝10時までに仕事は片づける―モーニング・マネジメントのすすめ

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761260569

感想・レビュー・書評

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  • 早起きして、朝仕事を片付けることがいかに効率的かということを説明した本。

    とりあえず三日は早起きを続けて、勝ち癖をつけて早起きを習慣化する。朝仕事をすると誰にも邪魔されずに集中できるので、大変効率的であると主張している。

    本の中には、電通の中興の祖と呼ばれた吉田秀雄の「鬼十則」が記されている。

    ①仕事は創るべき、与えられるものではない
    ②仕事は先手に働き掛けるもの
    ③大きな仕事に取り組むこと、小さな仕事は自分を小さくする
    ④難しい仕事に取り組むこと
    ⑤取り組んだら、殺されても放さない
    ⑥周囲を引きずりまわせ
    ⑦計画を持てば、忍耐と工夫と正しい努力と希望が生まれる
    ⑧自信を持つ
    ⑨八方に気を使う
    ⑩摩擦を恐れない、摩擦は進歩の母、積極の肥料

    全体的な論説は、一般的であり、個々の手法は先進的といえず、個人的には印象の薄い本でした。

  • ■2002年の本であり、内容に古さを感じるところが随所にある。(コンプライアンス面や労務管理面など)

  • 長男が持って帰ってきた⑦

  • ①農業時代に使ったのは足腰
    工業化時代は手先
    商業サービス時代は口先
    ソフト化社会の現在は頭脳

  • ★購入目的:「今年こそは朝型生活に移行!」と2013年に決意し、具体的方法論を模索。
    (「平成進化論」の鮒谷さんの師匠・高井弁護士にも興味あり)

    ★特に参考になった点 →今日から実践
    ・まずは3連勝から、勝ち癖をつける
    ・パワーブレックファスト(朝食会)の有効活用
    ・小説を1枚全体像にまとめてみる
    ・朝に御礼状(手書き)を出す

  • 就寝前のフォトリーディング。朝方人間の利点を述べた56のアイデアエッセーのような本。ひとつの筋に沿って論理展開しているのではない分、読みやすいが、その分深みにかけるように感じた。
    夜にあった人にお礼状を朝書くという項目で、人間関係はしないほうが良い事としたほうが良いことで構成されると述べている。しないほうが良い事はしない方が良いが、したほうが良い事は積極的にすべき。ゆえにお礼状は積極的に、手紙で送れ、との事。「はがき道」にも通じる話なのかも知れない。そこまでできる人間関係を早く築いててゆきたいと思った。
    高速リーディング。この本はもともと仕事をバリバリやっている人へのアイデアに溢れているが、仕事をバリバリやるようになるテクニックは書いていない。モチベーションのある人が読むと面白い。ない人はこの本を読んでも積ん読になるだろう。別のところでモチベーションを上げてから読むほうがいい。星三つ。

  • 10年程前にある資格を取得するために勉強時間を捻出すべく、朝4時頃に起床する生活を2年ほど続けました。その後、幸か不幸か3年程度、通勤時間に2時間かけていたこともあり朝早く起きる生活が続いています。

    今は外資系に勤務していますが、米国本社ですこし仕事をしたときに、彼らが朝とても早く来ることに驚いたのを記憶しています。平均して7時頃に出社して、午前中に真剣に働きます。また、朝も早いのですが、退社も早いのが特徴的でした。私が滞在したときは真冬だったこともあり、毎日夜には雪が降るためという要因もあったと思いますが、朝早く来て午前中に仕事をかたづける、というこの本で書かれていることが行われていました。

    私が現在勤務している東京オフィスでは、そのようなスタイルを取る人は少数派ですが、ゼロではありません。私もこの本に書かれていることを見習って、午前中に仕事をこなせるようなビジネスマンを目指したいと思います。

    以下はためになったポイントです。

    ・人間の意識とは不思議なもので、興味・好奇心など関心のあるテーマについては、その方面の情報が目に飛び込んでくるようになる(p20)

    ・打ち合わせはA4一枚にまとめ、最大の問題点・その対策、を中心に1対1の会議を行う(p28)

    ・農業社会の時代に人間が主に使ったものは、「足腰」、工業化社会では「手先」、商業・サービス業社会では「口先」、そして現在のソフト社会では「頭脳」である(p31)

    ・仕事を早く片づけるコツは、1)タイムリミットを設定、2)スケジュール作成、常に前倒し、3)込み入った話でも3分でまとめる、である(p35)

    ・タイムリミットとは、人から与えられるものではなく、自ら設定するもの、それにより内発的なモチベーションが強く継続する(p37)

    ・結論を最初に持ってきて、歯切れ良く、未来の要素を入れながら、これが人に報告・相談・説明・提案するときの最大のポイント(p44)

    ・メモにする(書くこと)で、問題から離れることが、最大のメリットである(p55)

    ・夜9時(遅くとも10時)で切り上げたとしても、実際問題、相手との信頼関係は崩れないもの(p59)

    ・人間力(思う、感じる、考える)を高めるためには、たえず本物、一流なもの、いいものに接すること(p80)

    ・優秀な社員と同じ行動特性を備えた人は、成果を上げる確率が高い(p105)

    ・良い人脈を形成するには、1)自分自身が良い人脈(役に立つ何かを持つ)になる、2)相手を選ぶ、3)人脈の更新、である(p113)

    ・良い考えを出すための条件として、「良い兆しに着目しながら、ひたすら前向きに考え続ける」である(p128)

    ・現在、1年の4割は休みなので、これを有効に使えば、人生は充実してくる(p131)

    ・仕事を先送りしてしまう要因として、1)怠け者(危機感なし)、2)優先順位なし、3)判断基準がなし、である(p133)

    ・人間には、「何時間寝なければいけない」という物差しは、今のところ、ない、90分単位でレム、ノンレム睡眠が繰り返される(p137)

    ・コンピテンシーとは、顕在している能力と潜在化している能力にまたがる領域に存在する、”こだわり、専門性”であり、従来は評価の枠から外されてきた能力をいう(p145)

    ・経過書を1枚にまとめるメリットは、1)全体像の把握、2)選択的に迅速理解、3)推測・予見・予知が可能になる、である(p168)

    ・経過書を上手に作るコツは、1)箇条書き、2)比較対照、3)図式・図解の利用、4)イラスト化、5)キーワード抽出、である(p169)

    ・ビジネス書を上手に仕上げるコツは、1)結論を最初、2)読む気にさせる、3)箇条書きを多用、4)最初の3分の1で内容把握可能とする、5)肯定的に書く、である(p182)

    ・時間を待ち伏せするとは、全体のなか(ある作業が終了する)から、いまという時間を考えること(p208)

    ・バランス感覚を磨く5つのポイント、1)結果を想定する能力あるか、2)視野の広さ、3)自己改革可能か、4)定石を疑えるか、5)相談する相手がいるか、である(p217)

  • タイトルにある、早起きして朝仕事するとはかどるって言うのはまぁその通りですねって感じだが、それよりも仕事をうまく進めるのに役立つ実践的なノウハウがたくさん出てきてそれが重宝した。今じゃすっかり「核心」と言う言葉が仕事中の口癖になったし、進捗会議もこの本に書いてあるやり方でやっている。

  • やたらと早起きを進める。
    手を変え品を変えという感じ。
    最後まで読んで不思議と何も残らない。
    とにかく早起きしてスピード重視で寝る間も惜しんで仕事だけを必死でやり続けろ?
    正直何が言いたいか分からなかった。

  • コンサルティングの部隊に移り、なんとか先輩に追いつくために必死になっていた時に手にした本。本書を読み返すと、当時は「夜型人間が多い」「成果主義や長時間労働への懐疑的な見方が多い」という時勢だったことが感じられる。

    今は、朝型人間に向けたプログラムも増えていることをみると、著者の憂慮はいくらかはれたという事になるのだろうか。

    セルフマネジメントのベーシック・ルーティンが記述されているので、新人のみなさんにはおすすめです。

    **************************************************
    ・仕事を手早く片付けるための三つのコツ

    ①仕事には必ずタイムリミットを設け遵守する
    ②スケジュールをつくり、つねに前倒しで実行する
    ③込み入った話でも三分以内にまとめる話術を身につける

    ・朝の礼状書きで人脈の形成につとめる
    詞(ことば)はとび、書は残る

    ・鑑識眼を養う
    目の前で○○展が開催されていたら、十五分でもいいからのぞいてみる(傍目八目センスを磨く)

    ・妙想飛来(素晴らしい着想は飛んでやってくる)を具現化する
    よい兆しに着目しながら前向きに考え続ける、例えば、健康、教養、精神・心、経済、家庭、仕事の六項目について、最終目標と期限を設けて、準備を重ねる

    ・すぐやらない、先送り、引き延ばすの三つの原因
    ①怠け者である、自分の状況に対して危機感がない
    ②優先順位がつけられない、目的が明確になっていない
    ③判断基準がつくれず、もっといい方法があるかもしれないと悩む

    ・文字に表す
    ー大義名分書を作成する
    ー想定問答(シミュレーション)を文書化する
    ー短い文章に考えをまとめる

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