2分以内で仕事は決断しなさい

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 406
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761262532

感想・レビュー・書評

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  • 岩瀬直樹先生のブログかなんかで紹介されてたのかな。
    しばらくの間ずっと欲しくて,ようやく中古で購入。
    時間意識の本かと思っていたけど,総合的な仕事術の本だった。

    ビジネスの視点で描かれているが,経営者としての在り方は
    そのまま教師に置き換えることができる。

    あらゆる場面でスピードが大事。
    結果を追い求める過程をゲームのように楽しみ,どんどんチャレンジしていく。
    悩む暇があったらやってみる。
    事前の準備と,情報共有。常に部下との真剣勝負。
    仕事が生まれたら,すぐに始める。
    デッドラインをきつめに設定して,どんどんスピードを上げていく。
    そうやって挑戦し続ける人のところに仕事や信頼は集まっていく。
    コミュニケーションは大事。交流がないところにいい仕事は生まれない。

    教育と全然関係ない単純な仕事術の本かと思っていたけど,全然違った。
    教育者としてすごーーくためになった本。
    結局どんなことでも基本的なことは同じなのかな。
    とりあえず,デッドラインを決めて,絶対守るようにしよう。
    仕事を「とりあえず始める」ことを強く意識しよう!!

  • チェック項目12箇所。ビジネスで何より大切なのはスピード。いつでもできるは危険信号・・・今はやらなくてもいいと先延ばししてしまう。仕事のスピードは机の上を見ればわかる。一日の真ん中にがんばるタイムを設定して全体のスピードを上げる。売り上げを上げるなら働く時間を伸ばすのではなく、効率を上げる。効率化で重要なのは頭の使い方。既成概念にとらわれない。学びは誰でもできる、相手の仕事振りを見て、知識・技術を盗むのはそれなりの能力が必要になる。本気になっている人のプレゼンは泥臭い。本気ならば伝わる。できる社員は通風になる。積極的で行動力あり、競争心が旺盛なタイプ。通風はせっかちな人になりやすい?会社に民主主義はいらない・・・決済を待っていれば行動が遅れる。コミュニケーション不足が組織をダメにする。職員同士は「さん」付け。

  • トリガーワード「スピード、がんばるタイム、残業⇔罰金、
    デッドラインで数値化、シンプルな組織→けんかなし、競争、
    共生、我慢、組織⇔軍隊」


    トリンプインターナショナルジャパンの元社長で18年増収増益を
    記録した吉越浩一郎さんの「経営者の視点」で書かれた本。
    とはいえ、経営者だけでなく管理職の方にもオススメです。

    ①『組織のあり方』
    (1)軍隊は世界で最も効率的な組織
      「トップから最前線まで意識の統一が一直線で、迅速な
       行動のためにあらゆる無駄が省かれている」

    (2)指揮官は現場に近い方がいい
      ビジネスでは、わずかな時間のロスが命取りとなるので、
      指揮官が現場でスピーディーな決断を下すことが大切。

    (3)緊急的な決断は事後報告でOK!!

    ②『「いつでもできる」は最も危険な考え方』
     時間が経つと簡単な問題が複雑化するので、デッドライン
     を厳しく設定。

    ③『問題の90%は事前に手を打てる!』
     打てる手はすべて事前に打つ。これが利益を生む最大のコツ。

  • 決断できずに、無駄に過ごしている時間の多いこと!
    2分以内で決断する事を心がけたい

  • <きっかけ>某雑誌でオススのビジネス書として紹介されていたので買いました。
    <コメント>世の中の企業も残業時間を減らす方法としてノー残デーを制定したりするものの、個人の能率を高める方法を提案していかない為最終的にその日に行うであろう残業分が後回しになっただけという感があるわけですが、トリンプでは、個人の能率を最大限に上げる為の取り組みに力を入れてきた為社員数は昔っから変わっていないのにかかわらず、18年連続増益増収を上げてこれたのだと思います。
    社員を大量に増やし、残業時間を大量に増やして収益をあげても経営者として何も自慢できませんしねぇ。。
    これからは、一人あたりの時間単位での売り上げをいかに上げるかを考えていくべきなんでしょうね。そういう意味で刺激のある本だと思います。

著者プロフィール

1947年千葉県生まれ。ドイツ・ハイデルベルク大学留学後、上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。極東ドイツ農産物振興会、メリタジャパン、メリタカフェを経て、1983年にトリンプ・インターナショナル(香港)に入社。1987年にトリンプ・インターナショナル・ジャパンの代表取締役副社長、1992年に同社の代表取締役社長に就任。代表取締役在任中に19期連続増収増益を達成。2004年に「平成の名経営者100人」(日本経済新聞社)の1人に選出される。2006年に退任し、現在は、吉越事務所代表。

「2016年 『気力より体力 一流のコンディションを手に入れる 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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