踊る大捜査線に学ぶ組織論入門

  • かんき出版 (2005年9月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784761262778

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

組織論の入門書として、実践的かつ分かりやすい内容が魅力です。著者は、組織のあり方や個人のキャリア形成について深く掘り下げ、成長や発達の過程での葛藤を描写しています。特に、企業文化と個人のキャリアアンカ...

感想・レビュー・書評

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  • タイトルは軽めだがこの分野の入門書としては〇。“踊る~”からの引用よりは、他の理論等の引用・援用が多く、本編ファンからすると少しがっかりな内容かも...。この分野に興味のない層を取り込むための努力は評価したい。

  • とても分かりやすい本。踊る〜を観ていなくても、分かると思う。

  • 組織のあり方とは?

    →人は様々な葛藤と闘いながら、キャリアトランジション、成長、発達を遂げて行く
    その際、仕事を始めたころの夢にまで遡って考えてみる
    企業文化と個人のキャリアアンカーにより健全バランスがとれる
    個人のやる気を促すには、
    1.スキル発揮できる
    2.仕事の全貌が見渡せる
    3.仕事の意義が認知できる
    4.自律性があり、ある程度の決定ができる
    5.仕事そのものからフィードバックされる

  • タイトルは軽い感じだけど、中身は良く考察されてる。日本的な組織機構における重要な人物の動きが表現されてる。これは、よくある安直で悲観論だけの日本の組織批判なわけではなく、ベースにある組織への信頼は、それぞれの人の考え方と生き方によって生まれるという、日本的組織力の強さを再確認出来る。

  • 2005年9月の出版なので、スピンオフ作品『容疑者 室井慎次』公開直後ですが、本書では、それよりちょっと前の『踊る大捜査線 THE MOVIE』と『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の20のセリフから、組織論を紐解いていきます。

    それにしても、選ばれたセリフが「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ」とか、「レインボーブリッジ封鎖できません」とか、「室井さん、命令してくれ! おれはあんたの命令を聞く!」とか名セリフばかり。それらのセリフを組織論で分析すると、とっても興味深いことが分かってきます。踊る大捜査線は、日本企業の縮図を描いていると言うことを聞いたことがあるんですが、本当にそうなんですね(?)。

  • ふざけた題名からは、とても想像できないほど、内容は多岐にわたっており、組織論の入門書としてはまずまずの出来。ただ残念なのは、著者が大学の先生であるためか、実践のなかで培われた重みが感じられない。

  • 「踊る大走査線」と言えばフジテレビの刑事ドラマ。
    映画化もされ、「交渉人真下正義」などのシリーズ作品も作られ、
    長期に渡りヒットしました。

    そして、警察組織を絡めたストーリとなっていて
    組織のジレンマがテーマのひとつにもなっています。


    本日ご紹介する本は、
    「踊る大走査線」の名セリフから
    組織の考え方を紹介した1冊。


    ポイントは
    「バランス」

    「踊る大走査線」の一番の名セリフは
    「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ」

    ピラミッド型組織において
    正しい情報がない本部と
    権限がない現場の葛藤を表しています。

    どこまで正しく情報を上げられるか
    どこまで権限を降ろせるかの
    バランスが重要だと思いました。


    「もう着いちゃいます」

    本部の判断が決まらないうちに現場に到着してしまい
    どうしていいかわからない様。

    現代社会ではスピードそのものが価値を持ちます。

    どこまで判断の正しさを求めるかと、
    いかに素早く行動するかの
    バランスが重要だと思いました。


    「おれたちは逮捕するだけが仕事だ」

    どのような仕事にもフォーカスすべき焦点があり、
    カバーすべき範囲があります。

    どこまで範囲外のことにも気を配れるか。
    いかに余計なことに首をつっこまないかの
    バランスが重要だと思いました。

    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    現場のわからない人がトップに立つと悲惨
    ルールにあてはまらないものに対して、どんな即興を許すか
    プロジェクトに多くの資源を投入されたら、人手不足の現場はたまったものではない 
    集団は修正することなしにどこまでも暴走する可能性がある
    使命は命令されて果たすものではない
    人が悪いから失敗するのではなく、環境が人の失敗をまねく
    提案が受け入れられるには、それに足る「信頼」の蓄積が必要である
    この人についていきたいと自発的に思わせるような魅力がリーダーシップの本質
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 組織のダイナミズム
    第2章 組織とミッション
    第3章 組織のカタチ
    第4章 組織とリーダーシップ
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 「踊る大捜査線で学ぶ組織論」といった方が正解だろう。自分や周りの人を理解する役にはたつ。

  • 単なる刑事ドラマの映画評ではなく、組織論の切り口でこのドラマを再構築することで、また違った味わいが楽しめる良書。

    この本を読んだうえで、「踊る3」をレンタルして観る。オモシロかった。

  • BOOKOFFにて100円で発見。

    前々から興味があったので早速購入。

    タイトルを見る限り、軽そうな本なのですが、踊る大捜査線についての分析のみならず、全体的に組織論の入門書として大変わかりやすい内容になっております。

    第一章の「組織のダイナミズム」ではあの有名なセリフをもとにボトムとトップの障壁について書かれています。警察の様な組織は違えど、「なるほど!」と思う場面が多い本です。
    組織に属する者であれば、是非読んで欲しい一冊です。(後半は若干内容が前半に比べると難しくなってしまうのが残念ですが・・・)

    読んだあとに映画が見たくなって借りに行ってしまいました。読んだ後に映画を見ると一層楽しく映画を見れます。

  • 【MM111 mylibrary マイライブラリ・アウォード!2005 2006/2/1】

    【第2位】『踊る大捜査線に学ぶ組織論入門』(金井壽宏・田柳恵美子著、かんき出版、2005年)
         http://tinyurl.com/c9unk
         【MM098】【MM106】で、「『踊る大捜査線』で“組織”を学ぶ!」を連載。

     (コメント)「踊る大捜査線」で発せられたセリフを使い、組織やリーダーシップを解説。特に映画版を見た人なら、納得度は倍増。
          著者の金井教授は、キャリア論・リーダーシップ論の第一人者。昨年はこの本以外にこれらの本も読みました。

         金井作品「部下を動かす人事戦略」 http://tinyurl.com/cwumj
             「組織を動かす最強のマネジメント心理学」 http://tinyurl.com/dlqrs
             「組織変革のビジョン」 http://tinyurl.com/cdpq7 

  • 2010.07.後半 読破

  • 各章がコンパクトなのでそれぞれを深くまでは取り扱っていない。
    また、「踊る」からの引用が多いので、情報量はそれほど多くはない。
    入門とのタイトルに偽りのない内容だと思う。

    自分が勉強になったのは以下。
    ・リーダーの条件、3S(スピード、物事を単純化する考え方、自信)
    ・三種類のリーダー(チーム、ゲーム、イメージの各リーダー)
    ・信頼による、組織での立ち位置の変化

  • 組織論で有名な金井先生の本。
    踊る大捜査線のドラマ・映画のワンシーン・発言から組織論を学ぶという内容。

    警察組織(官僚制)の話やリーダーシップ論(室井さん)のことがわかりやすく書かれていた。

  • ● しかし忘れてはならないのは、ルールやマニュアルには、ルーティンワークを効率よく行う、秩序良俗を定めるといった目的以外に、「ルールに当てはまらないものに対して、どんな即興を許すか」という、例外に対する解釈の余地が、そこに含まれていなければならないということだ。

    ● 使命とは、命を使うということです。そのレベルで使命感をもっていることができますか?

  • 覚えてる度:★★★★★

    大ヒットドラマで映画化もされた「踊るシリーズ」。
    その踊る−をテーマに主に警察という組織について書かれた本。

    授業の課題図書だったけど終わってから読んだー。

    踊る−を見た自分にとっては、
    あぁあのときはそういうことか、とか
    なるほど、と唸らされる解説が随所に見られて楽しめた。

    ただ、ちょっと横文字が多すぎて疲れるかな。
    筆者が大学教授ってことで、ほとんどが「組織論!」って感じの内容だった。

    やっぱりこういう組織についてとかは、
    学校のお勉強で学ぶんじゃなくて、実際に社会に出てから実践を通して学ぶもんだと再確認。

    最後らへんのリーダーシップの話とかは面白かった。
    踊るファンの方は読んでみるといいかも知れませんね。

  • 踊る〜の映画を見たときは意識していなかったけど、違う目線からみると多くの点で組織について描写されていたことにびっくりしました。
    実際、組織について考えたこともないし、組織論とか初めて触れるものだから、完璧に理解できているかは謎だけど。
    組織に所属=歯車になるということだと、いまだに思っていたところがあったのですが、そうではない。組織内での身の施し方についても学べました。
    組織に属しても、組織としてのビジョンを理解し、染まりすぎず客観視できるということが大切。組織においてのリーダーの役割についても勉強になりました。

  • 組織

  • 想像以上の本でした!
    神戸大学の金井先生というのは経営学では結構有名で、
    その人が「踊る大捜査線に学ぶ組織論入門」と、なかなかそそる書籍を出していました。

    ちなみに私、「踊る〜」は大好きで、ドラマは3回、映画も3回見ています。
    (MOVIE2、番外編は1回ずつですが・・・)

    映画やドラマのシーンを切り取って、そこでの組織学的考察からなにを学ぶか。

    真の現場主義の経営とはなにか?
    トップの円卓会議から現場への権限委譲に取り組んだ日産の事例、
    不確実性の吸収を最優先するマネジメントの形、
    集団意思決定における方法論、
    「正しいこと」をめぐる2つの解釈、
    官僚制組織を測る「公式化」と「集約化」、
    ピラミッド型組織とフラット型組織の比較、
    モチベーションとリーダシップ、
    新テクノクラート像としての真下警部補、
    ジャック・ウェルチの「3S」と「4E」から何を学ぶか、
    パブリック・サーバント・リーダーシップの着眼点、
    サーバント・リーダーの時代・・・面白い!!

  • タイトルが「踊る〜」となっているので、一瞬ファンブックかと思われるが、中身は
    経営組織、リーダーシップについて書かれています。
    自分自身学生時代経営学を専攻していたので、大変勉強になりました。
    下手な頭の固い先生の本を読むよりも勉強になる事間違いなしです。
    最後に「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」
    「リーダーが優秀なら、組織も悪くない!!」

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著者プロフィール

神戸大学大学院経営学研究科教授

「2012年 『実践知 エキスパートの知性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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