- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761263584
作品紹介・あらすじ
ソニー、松下電器産業、日立製作所…、現在の横型コングロマリットを再編し、事業部門ごとに統合した「グローバル・トップワン」と呼ぶ世界有数規模の縦型の企業組織へと変える。これこそが、今後、日本の大手電機が世界で生き残るための唯一の方法である。本書では、グローバル・トップワンへの再編によって日本の大手電気の競争力がどこまで向上するのかを分析し、今後どのように再編を進めればいいのかを具体的に示した。今こそ電機産業再編へのラストチャンスである。
感想・レビュー・書評
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476126358x 323p 2006・8・7 1刷
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研究テーマ、というほど大それたものではないけど、
大学時代から興味を持っているテーマ。
どうして興味を持ったかは分からないくせに、
就職後の紆余曲折の一因でもある。 -
「グローバル・トップワン」の再編プランは、現実味が薄いものの提言としておもしろいと思う。この不況でどこまで再編が進むのか、興味深い。
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電機会社系SIerのグループにあたるコンサルティング会社への転職をするにあたって、今後の電機産業がどのような展開をするのか考えるのに購入。
国内市場競争の状況と世界を市場と捉えたときへの対応シナリオなど興味深い考察。
なるほど、内弁慶ビジネスではジリ貧の状況だと思うが、日本企業しかも歴史のある電機メーカーがM&A視点で再編できるのか、経営者の能力に大きなものを求められるときだと感じた。
外資系では普通に行うことができない日本企業の実像を示しているのかもしれない。
電機会社系SIerのグループにあたるコンサルティング会社への転職は止めかな・・・ -
現在再燃している半導体業界再編のニュースに触れ読む。日本の電機業界の利益率の低さに驚く。個々の企業の体質改善含め今後の電機業界を見守りたい。
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終章で述べられている通り、危機意識を持つ事が改革への鍵だと思う。しかし、現時点で振り返るとなるべく先送りできるものは先送りして火が吹きあがらないと改革に取り組めない。組織も人も安定という神話にしがみついているだけのように思える。
筆者のいう2010年のあるべき姿からさらに7年経過して状況は行き着くところまで行き着いたような危機的状況だ。 -
NECEL・ルネサス統合の理由が理解できます。
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2年以上も前に書かれたものらしい.
この2年の間に環境が変わったものもあれば,結構予測どおりになっている指摘点もある.
詳細なデータに基づいているので,業界を概観する意味では非常に役に立つが,主張の中心である再編というのは,現実的には非常に難しいだろうなと思う.