手にとるようにウェブ用語がわかる本

著者 :
制作 : 富士通総研 
  • かんき出版
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本棚登録 : 12
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761264468

感想・レビュー・書評

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  • IT系の情報を仕事として扱うようになり「Web2.0って何か飽きてきたな」「ITってあんまりおもしろくないかも」などと考えるようになった今日この頃。ITに秘められた可能性を探るべく手に取ったこの本。なるほど、まだ自分はITの「あ」の字も知らないぺーぺーだなと思い知らされた。

    「ITってのはあくまでも問題を解決するための手段なんですよ」。尊敬する先輩の1人の言葉。特に、生業としているエンタープライズという分野では、ITは企業が持つ課題を解決するために活用されるケースがほとんどだ。

    「見えてる問題を解決するために製品を作る」。そこには何の感動もないと考え、1人腐っていた数ヶ月前。日々生み出される製品やシステムの裏には、プログラマーやエンジニアが寝食を削って日々製品を開発をしているという「リアルで生々しい」背景がある。そこは感動が付随した人間くさいドラマがたくさんある、と教えてくれた先輩の言葉を忘れることはできない。

    また、ITが嫌いだと思った理由の1つに「オタク感」という要素があった。ITを理解するためには仕組みや原理の大枠をとらえることが必要なのだが、それを示す用語はまるで宇宙語。まったく理解できないし、宇宙語を見るたびに拒絶していた。「こんなわけの分からないものを1つ1つを覚えてたら、オタクになるだけだ。それだけは勘弁」などと本気で考え、悩んでいた。

    確かにITにはそういう一面もある。しかし、この本をパラパラとめくると、ITは一部の人たちが楽しむための閉ざされた世界では決してなく、実社会とひも付いていることが実によく分かる。学生のころはmixiとかCGMとか、「自分発信で、わたしという存在感を主張できるもの」にしか興味を持てなかったのだが、最近は社会と自分のつながりをよく考えるようになった。そういう心境も反映してのことだろう。自分が書いた記事で出会った「電子カルテ」「シンクライアント」「トレーサビリティ」など、ITの世界を超えて社会にメスを入れるネタはまだたくさんある。

    まずは、ここに掲載されている用語レベルのことは、きちんとたたき込んでおかなければならない。仕事をする上での前提となるものであろう。理解した上で記事を書く、とう姿勢を常に持ち続けるための絶好の手引きとなるはずだ。

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