知的な距離感

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 159
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761264543

感想・レビュー・書評

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  • 人間関係の技術として、というより動物としてわきまえるべき分野だと思います。ゴルゴ13第1話での背後から近づく女を殴り倒すのも距離感によるものです。配送業の仕事していた頃お客様への近づき方で同じ内容の研修を受けました。人にはちょうどいい距離感があり、相手によって使い分ければお互い無駄なストレスを感じることもなく過ごしやすくなります。日本人には昔から間合いの感覚がありますが近年鈍くなってきている気もします。

  •  マジシャンは空間的・心理的な距離感をコントロールすることで客を引きつける。筆者は、この空間的・心理的な距離感への感覚を「プライベートエリア(以下、エリアと書きます)」という考え方で表しています。いわゆるパーソナルスペースですね。

     この「エリア」について、興味深いことが2つありました。
     1つは、「エリア」は「不均一」だという点。
    単純にイメージすると当人を囲んで同心円状の領域をイメージしてしまいますが、実際には正面は大きく、側面や背面は小さくなります。経験や知識的としては知っていたことですが、これを「エリア」という考え方で捉えるのが面白いと思いました。
     もう1つは、「エリア」は「動態的」だという点。当然のことながら、人のもっている文化やそのときの環境(状況)によって「エリア」は変わります。

     このように「エリア」に対する意識をもつと、日常にも役立つかもしれませんね。

  • クロース・アップマジシャンの、前田さんの本。
    簡単なことが、心に無意識に作用するいくつかの事例を
    非常にさっぱりした文章で綴ってある。

  • 前田さんというマジシャンが書かれた本で、相手との距離をいかに確保するか、そのために何を気をつければ良いかについて書かれています。相手と一緒にいて心地よいと感じる距離は、相手がどんな人なのか、また、場所や時間、そこでの雰囲気によっても異なるというのは経験的にも分かっていたことですが、この本を読んでそれを新たに認識することができました。

    以下はためになったポイントです。

    ・はじめてのデートで、相手に違和感を感じさせたくなければ、プライベートエリアにあまり変化を持たせない服装がよい(p58)

    ・上司が部下のことを褒めたり、よい評価をするときは正面に向き合ったほうが効果的である(p84)

    ・マジシャンがボランティアを立たせるのは観客席からみて右側にする、世界中のほとんどの文字が左から右へ読まれることと関連している(p107)

    ・オフィスで自分が席に座っていないときに他人に触られたくない場合には、椅子にカーディガンをきちんとかけて、机の上を整頓しておくと良い(p135)

    ・日本のススキノはニューヨークが地下鉄の落書き、軽犯罪の取り締まり強化で治安を回復したように、違法駐車を厳しく取り締まることで、犯罪を軽減した(p136)

    ・整頓されていないものは、管理されていないとみなされて、人はそれほど敬意を払わなくなる(p137)

    ・社交界には再会しても前回のパーティの話をしないというルールがある、再会した人が、同席している友人に経緯を説明させることになるから(p174)

    ・何かの大きさを示したり、方向を示す場合には、相手の顔の高さよりも低く示したほうが、不快感が少ない(p198)

    ・茶道、礼法が所作を美しくするのは、そこに型やルールが存在するからである、そのルールが時代とともに洗練されてきていてムダがない(p204)

  • 半身浴中の暇つぶしに。パーソナルスペースについて書かれた本。マジシャンが人との距離感について本を書くというのが興味深く、面白く読めた。物理的な距離感というのは心理的な距離感に思った以上に影響するようだ。ほんの僅かな間合いが大きな結果を生む。あと15センチにもっと気を配ろうと思う。

  • おもしろかった。オススメ。

  • 距離感の取り方、パーソナルスペース、境界線の持ち方について。

    さっくり読めるかな?と思って手にとったのですが、思いがけずじっくり読みました。

    相手の方への思いやりと、自分を守るための距離感。

    興味深い視点でした。
    「15cmの距離の調整」で印象は変わるとのこと。
    早速取り入れてみようと思います。

  • ちょっと残念。。前田さんの所作もろもろの秘訣はちょいちょい出てくるが、ほとんどが雑学・豆知識要素満載。もっと、トップマジシャンならではの視点が見えればおもしろいかなと思った。
    職業上あまり言えないことも多いのかもしれないが。。

  • 懸賞で当たった本。
    2010.11.14読了
    マジシャンの前田知洋氏の本。
    マジシャンにとって、観客との距離感が大事とのことで、心地よい距離感とは何か、正しい距離で対峙すると、動きがエレガントに見え、相手への気遣いが伝わる様になる。
    人それぞれに「プライベートエリア」があり、それを見極めることによって、コミュニケーションもうまくいかけよう、という話。
    (自分では「パーソナルスペース」とTVか何かで聞いた。そして自分のは、他人とは極端に狭く、親しい人には広く距離をとっているので、非常に厄介だと思う、けど治らない。…と言いてるだけでもダメだと思うが、親しき仲にも礼儀あり…とずかずか入り込んだりしちゃあいかん、というコトだな。)
    個人個人、距離感を見極めなきゃいけない。

  • マジックの本質は、深層心理。

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