社長が求める課長の仕事力

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 99
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761265267

感想・レビュー・書評

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  • 端的に、買いかどうか、という観点で言えば、不要、と思う。
    ただし、同様のスコープの本を読んでないのであれば、一読の価値はある。

    以下、感じた点を述べる。

    著者は約2,000社の会社の社長、コンサルタントとして業績回復の責を負ってきたプロである。ということで、所謂課長職が会社というヒエラルキーの中でどのような責務を担う職位なのかということを、一般論として俯瞰できるということには一定に価値があると感じる。 通常のサラリーマン(ビジネスマン)であれば、せいぜい2、3社しか生涯経験できないだろう中で、自身が課長職となった時に世襲的に引き継がれる自社業務、職責が妥当なのかどうかを知ることができるからである。
     しかしながら、書かれている内容としは、当たり前のように感じてしまう面も多々あるように感じた。この手の本としてぬきんでている部分はあまりないと感じる。一度は読む価値はあると思うが同類書との比較という点でそれほど推せる点はない。それがこの評価の理由である。

  • (本書からの引用)
    -----
    ■企画の立て方
     1. 背景・経緯
     2. 現状の課題
     3. 課題改善の可能性
     4. 目標設定
     5. 目標達成のためのアクションプラン
     6. 経済性
     7. 他に与える影響

    ■優秀なできる課長の条件
     「うるさい、細かい、しつこい、横着しない」という厳しさを持つ度胸と、
     「基本を身に付けて、しっかり成長してほしい」という愛情を持っている。

  • 著者はゼネラルフーズ・ジョンソン等でマーケティングプロダクトマネジメントを担当。その後ケロッグジャパン・バイエルジャパン等の外資系企業で経営幹部や代表取締役等の要職を歴任している。
    これまでに2000社を超える企業の再生事業に参画している。

    その著者が上記2000社の課長たちの質問に答える形式で真のリーダーへと成長するための即戦力本としての位置づけで著している。

    上記の素晴らしい経歴から見れば内容は自分が今まで考えたことのなかった考えの及ばないような難しい秘策がたくさん書かれているかと思いきや蓋を開けてみれば、普段の仕事においての基本的な心構えや行動を一から説明を行っている。

    やはりきちんとした経営を行っていく。その経営を担っていく課長という役職であっても基本を忠実にこなす。基本を当たり前のように着実にこなしていくというその大切さを痛感させられる内容であると感じた。

    日常業務においても奇策において背伸びをすることなく本書に書いてあるような基本に立ち返り行っていこうという襟を正そうという気持ちになった。この気持ちを忘れず明日から早速取り入れていこうと思う。

著者プロフィール

1939年千葉県生まれ。中央大学経済学部を卒業後、グローバル企業である十條キンバリー、ゼネラルフーズ、ジョンソンなどで、マーケティング、プロダクトマネジメントを担当。その後、ケロッグジャパン、バイエルジャパンなどで要職を歴任。ケロッグ時代には「玄米フレーク」、ジョンソン時代には消臭剤「シャット」などのヒット商品を送り出す。

27歳のときから、経営環境や社会の動向、有益な仕事術、組織運営、生き残り術、部下やクライアントからの相談事とそれに対するアドバイスなどのエッセンスを「おやっとノート」として書き留め始める。この習慣は81歳の現在も続いており、その数は300冊に達する。これをもとにして出版された『社長のノート』シリーズ (小社刊)は累計35万部を超えるベストセラーとなった。

「2020年 『【決定版】2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート final』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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