男の子がやる気になる子育て

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761266486

感想・レビュー・書評

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  • #ママ学習会#
    ■ママ同士の集まり
    ⇒ 子育てから解放されて趣味や特技に時間を使える
    ⇒ 忙しくなって子どもにうるさく言わなくなる
    ⇒ 子どもも解放される

    ■ファーストネームで呼び合う
    ⇒ 「○○ちゃんのママ」ではなく自分を意識できる


    #子育て#
    ■ごめんね より ありがとう

    ■反抗
    ⇒ 反抗しても親から見捨てられないという安心があるから反抗する
    ⇒ 親に不安があると反抗しない
    ⇒ いつか爆発する

    ■幼いころからプラスのメッセージ
    ⇒ 積極的になりやすい
    ⇒ 子どもが寝る時に目を閉じてリラックスしながらうれしいこと3つ考える
    いい1日だったと思うとプラスに考えられるようになる

    ■成功体験を心に刻む
    ⇒ 原因と結果をセットにしてほめる

    ■子どもを納得させる
    ⇒ 子ども自身に答えを出してもらう
    ⇒ オープンクエスチョン

    ■叱り方
    ⇒ 1度に1つのことでしかる
    ⇒ 何で怒られているか分からないため
    ⇒ 叱ってからはほめる

    ■男らしさ
    ⇒ 自分に打ち勝つことができる
    ⇒ 力のいる作業や虫退治をしてもらう
    ⇒ 「さすが男の子だ」とほめる

    ■パパが第2の母親にならない
    ⇒ 父性と母性の役割


    #コミュニケーション#
    ■家族会議
    ⇒ コミュニケーション能力と家族の絆

    ■質問力
    ⇒ チェーンインタビュー
    ⇒ 相手の回答にそって質問を続ける
    ⇒ 会話が弾む


    #NGワード#
    ・まったくダメ
    ・いつもダメ
    ・どうせ口だけ
    ・続くかしら・・・
    ・できっこない
    ・本当にダメ
    ・隣の子はこうだ

  • 第1章 よりよい親子関係を築くために
     反抗は成長の大きなステップ。

    第2章 あなたの子どもがやる気になる時
     無意識の中に生まれるマイナスメッセージを、寝入りばなにポジティブな自己暗示をかけることで撲滅する。
     単に「頑張れ」ではなく、頑張った点と頑張るべき点を具体的に指摘する。
     何かを達成した時の感覚を心に刻み込んでおこう。

    第3章 親子の悩みが消える魔法のコミュニケーション
     「はい。わかりました」としか答えられない質問はしない。オープンクエスチョン「なぜ? どうやれば?」で。
     「気づいてほしい」というさりげないサインを見逃すな。
     子どもの心に土足でずかずかと入らない。
     感情は伝染する。親が不快な時は子も不快。

    第4章 子どもの成長の邪魔をする言葉と口癖
     叱ってから誉める。人の責任にしない。逃げ道を作る。
     親や教師が子どもに対して期待をしたり、長所を伸ばそうと温かい態度で接したりしていると、期待に応えて伸びていくピグマリオン効果。

    第5章 あと5分、子どもの話を聞いてあげよう
     YouメッセージよりIメッセージ。
     ダブルバインドは子どもを追いつめる。
     アサーション:自分の意志ははっきりと伝えるけれども、相手の気持ちも大切にする。
     人の話を盗まない。
     家族会議でコミュニケーション能力を磨く。

    第6章 男の子をタフに育てるということ
     父親が第2の母親になってはいけない。仕事の“苦楽しい”ところを伝えていく。

    第7章 子どもがもっと、伸びていくために
     短所の多い子を伸ばすには、その短所を見方を変えて長所と捉える。
     答えに窮するような子どもの質問には個別の悩みが隠れている。
     引っ張るよりそっと押す。

  •  当時、東京の中高一貫校だった京北中高の学校長であった著者が、中高生の男の子の行動や心理、周りの関わり方について述べた本。
     今おれは中2の担任をしているが、保護者面談をしていて、ほぼお母さんたちの悩みが共通しているということに気づく。そして、その悩みに対する、おそらく妥当な見解が、ほとんどこの本に書かれてある。なので、この年代の男の子を持つ親にはぜひ読んでもらいたい本だった。いくつか参考になった点、あるいは実際におれもお母さんにアドバイスした内容をメモしておく。「男の子は、『お母ちゃん、腹が減った』などと、甘えてくるときがある。そのようなときをつかまえ、やさしく受け止めてあげてください。」(p.17)、「子供の成長に必要なのは、ともすれば押し付けがましさも感じられる密着ではなく、少し距離をおいて見守るような愛着という態度ではないでしょうか。」(p.26)、「この年代の子度が、なぜ親に反抗できるかというと、反抗しても自分は親から見捨てられないという安心感があるからです。」(p.37)、「単に『いい点数がとれたわね』」(p.73)とほめるのではなく、「『そうか、一カ月間懸命に努力をすれば、いい結果がついてくるのだ。』」というように「原因と結果をセットでほめる」ということ。「親の目が届く範囲で敢えていつもと違う行動をとるのは、気付いてほしいというSOSのサインかもしれません。」(p.90)、「人の話題を盗む『話盗人』にはならないで」(p.141)の部分。
     単なる子育てに関する理想論や精神論や経験話ではなく、よくある日常の場面から何ができるか、どう考えるかということが提示されていて、分かりやすかった。「生徒歌壇」のコーナーで3首ずつ紹介されているが、発達とともに、創作される歌の特徴が異なってくるというのが面白かった。(16/11)

  • 我が家に息子が二人いるので手を取りました。
    長年、教育者として関わって来られた方なので、ちょくちょく深いなーと思う文章がありました。
    残念なのは、ターゲットが母親になっていると思われるところ。
    (特にそのように書いているわけではないですが、所々母親に向けたメッセージととれるところがありました。)
    母親目線もいいけど、父親目線も欲しいところです。

  • 将来の参考にさらっと読んだ。面白く読めた。
    主に中学生男子を持つ親向けだが、男の子に限った話ではないかもしれない。応用は効く。
    こうすればうまくいく、こう育てろというハウツー本を読むなら、この本を読むことをおすすめしたい。
    この心構えを持つか否かで、子どもに対する姿勢が変わってくるはず。
    子どもの目に触れない本棚にこっそりしまっておいて、時折読み返したい本。

  • 【図書館】
    優しい語り口で、とても読みやすい。
    男子の子育てについて特化しているというよりは、子育て全般についてのアドバイスがされている。
    著者は男子校(高校)の校長をされていて、こんな校長ならば子供ものびのびと真っ直ぐに育つだろうなという印象を受けた。

  • 中学生くらいの男の子の対応の本

    心理学を勉強されている先生の本なので コーチング要素もたくさんある。

    冷静になれれば・・・
    なのだろうけど 実際 反抗期やつめたい態度になったときに うまく対応できるかな~
    でも 知っておくと ちょっとはいいかもね。

  • 男の子に限らず、目くじら立てて貴方の為よと、親風吹かさ無い事。
    じっくりゆったり会話重視で親子関係を築くことが大切だと思った。

  • 品川女子学院の漆紫穂子校長が推薦している男の子育ての本、ということで興味があり、読んでみました。
    前半は、別の育児書で聞いたような話が多かったのです。(内容は納得できるものばかりでした)
    「男の子をタフに育てる」の章では、男の子はむしろ汚いくらいの環境が必要なんだ、ということが書かれていて、それは知らない情報でした。あと、「さすが、男の子ね」というほめ方は、あまりしたことがなかったので、少しずつ取り入れていけたら、と思いました。
    あと、「9歳の壁」という言葉をはじめて知りました。学習内容が抽象化していくので、ついていけなくなる子がでてくる、という話らしい。
    それから、子どもの気持ちになるためのワークショップのやり方がいくつか紹介されていたのが、目新しかったです。
    私にとって、すごく発見のある本ではありませんでしたが、腑に落ちる内容ばかりでしたので、自分のやり方を見直すのに良かったと思います。

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著者プロフィール

川合正(かわい・ただし)
1960年三重県生まれ。
学校法人東洋大学京北幼稚園園長。文京区子ども・子育て会議委員。
京北中学・高校の校長在任中、教育に家庭の力を取り込んでいくことで学習効果を上げ、
教育界に旋風を巻き起こした。
子どもの学ぶ意欲、コミュニケーション力を伸ばす授業、生徒の自尊心を育む授業などが評価され、読売教育賞など、数々な賞を受賞。
豊かな経験と示唆に富んだ教えは多くの教師に気づきを与え、教師たちが学びにくる“先生の先生”と呼ばれている。
著書に、『いいとこ探しは魔法のことば』(銀の鈴社)、『「動ける子」にする育て方』(晶文社)などがある。

「2022年 『賢く強い子になる男の子の育て方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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