- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761266684
感想・レビュー・書評
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私は自民党支持ではない。
しかし、今まで長年なぜこの政権が維持できていたのか、本書で垣間見れた気がする。
うまく説明出来ないが、政治と官僚はカバーすべき物事のレベルが違うということか。
現政権は本来求められる役割を放棄して、末端のことに振り回されている。確かにその方が「やっています」という姿勢は国民には見え易いのだろう。
何かを変えたかったという気持ちは私も同じだが、お子様政党のちゃんとした姿勢を見抜けず、単に反自民党という理由だけで今回の政権交代を選択した国民は、非常に近い将来後悔することになるのだろう。
日本の先行きを左右するのは、目先のことではなく政策としての真の理念をしっかり議論することであろう。
まだ、間に合うのか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小倉図書館で読む。
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2012/07/31
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こういう本が書ける政治家と書けない政治家の差は大きいと思う。衆議院選挙のドキュメンタリーで見たこの人の印象は最悪だったけど、この本を読んだら印象が変わった。やっぱりTVは信用できないし、信用しちゃいけないなあ。
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まずは、さつきさん議員としての復活おめでとうございます。
感想を一言でゆうと
「漢(おとこ)や、さつきさん」(爆)
書いてある内容は正論ですが、なかなかこれを理解させるのは難しいし、一般庶民は目先楽な方に流れてしまうのは仕方ないんでしょうね。
管理人自身も、前々から思っていることですが、衆議院の選挙制度を小選挙区比例並立制にしたのは失敗だったかもしれません。
価値観が多様化している中で、AかBの二者択一を迫るのは適切ではないし、そもそも民主・自民の対立軸ってなんですか?
ということで、片山さんの主張する自立を主体にした政策展開には大賛成なのですが、政治の対立軸を民主とか自民とかの枠を超えて、「大きな政府」か「小さな政府」かといったわかりやすい軸で再編成してくれませんかね?
ともあれ、自民党は支持できないという方にもご一読をおすすめします。
さらに詳しいことはブログで
http://ssasachan2.seesaa.net/article/156036645.html -
1990年代初めから今日に至るまで、財務省官僚として、政治家として、重要な政策決定に携わってきた著者が、日本経済再生に向けて、今、真剣に議論しなければならない問題の本質を問い直す。
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真実の議論というよりは、自民礼賛、民主批判のためにする議論という気がした。或いは内部事情に詳しい人の暴露本、知識披露。
本の構成も時系列のようで途中からそうでもないし、理路整然としている感じがしない。
今の世の中をどう捉えているのか、その上で何をゴール・ミッションとすべきか、そのための課題は何か、そして何をしなくてはならないか。全体像が見えてこない。それを自分で整理しなおして理解するほどの気力は沸かなかった。
ある人が優秀な人のようだと言っていたので、残念。 -
結論が明快でなくつまらない
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東大卒、大蔵官僚出身だけあって、才能の片鱗を示している。
ただ1~6章までは、現政権の批判と過去の話が大きく占め、最終の7章で著者の提言をうかがうことができる。
すごくいいことを言っていると思うが、著者の提言部分をもっともっと知りたかった。
ツイッターを使って国民と直接議論しようとする姿勢も好感がもてる。
今後の活躍を期待したい。
「私は、私は、」の自己顕示はご愛嬌(笑)