東大脳は12歳までに育てる!

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761266813

感想・レビュー・書評

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  • 東大まではいかないにしても、子育てにおいて参考になる事が沢山あった。
    子供に自分自身に対する良い思い込みを与えて、自分で決められる人になる。
    ゴリゴリの教育ママだった著者の失敗談も描いてあったので悩み、間違えるのも自分だけじゃないと安心できた。
    母親が自分の人生を輝かせる事で、尊敬できる存在になる!まだ間に合うかな?わたし…
    一人っ子で結局元旦那?子供二人以上で、結婚生活を続けていく夫婦、家族には当てはまるのかしら?

  • 東大脳は12歳までに育てる / 谷あゆみ / 2012.12.021(49/128)
     忘れ物ない?=>必要なものは全部揃ってるね。
     そんなことして大丈夫?=>もうちょっとがんばれば、大丈夫
     もっと勉強しないと合格しない=>合格して皆でお祝いしよう。そのためにあとひと踏ん張り。
     素直に子供に感謝する親。
     子供 のころにやりたいことをやらあせてもらえた経験は、大人になっても自分が前向きに挑戦していく力になる。
     子供は親を尊敬したいと思っている。
     人間にいは得意なこと、好きなことを伸ばしていると、不得意なところも後から伸びてくる。
     小さいうちから自分で決めることを習慣にして、同時に自分で決めることを自覚させる。
     小学生のうちから選択しを与え、子どもに決めさせること。そして、その責任は自分にあることを理解させる。
     一人でやらせていることの意味は、全部自分のためにやっているということを自覚させる。
     自分で聞ける子は強い。=>人に好かれる、人を助けられる、素直に育つ、人の協力をえら得る、生きる力が身に着く、
     一等賞ごっこ。
     絵本読み聞かせ=期待する、イメージする、感情を表現する、力が身に着く。
     6歳までは五感を刺激する=>良い情報が沢山インプットされ、引き出しが増える=>表現できること、力が発揮できることがどんどん増える。
     文章をすらすらように、①言葉を沢山インプット、②文字を一つ一つ教えること、③単語単位で言葉を見せる、④沢山読み聞かせ、助詞や助動詞を含め、文章の流れを音から感覚的に身につけさせる。
     人は思い込みで生きている。潜在意識は過去の体験からできあがる。
     子どものヤル気を高める言葉:できるよ、いいね、見ててあげあるからやってごらん、一緒にやろう、がんばったから大丈夫
     自己肯定感を高める言葉: できたね、やったね、がんばったもんね、お母さん分かってるよ。
     セルフイメージを高める:できたね、やったね、さすが、天才、すごーい、●●ならできる、できるに決まってる。
     親の愛情が伝わる:●●がいてくれてうれしい。しあわせ。●●はパパとママの自慢の子供。生まれてきてくれてありがとう。●●のママでよかった。何があっても、パパとママは●●の見方だから。●●のおかげで、ママは人生が楽しいわ。
     子供が良い成果を出した時=>やっぱりね!、思い通りならなかった=>たまにはね。
     あなたに何か言う相手は、現在まであなたの過去に基づいて話をしているのであり、決してあなたの未来のことを話しているわけではない。

  • 東大脳は12歳までに育てる 谷あゆみ

    すべてがうまくいっている、ポジティブなイメージから発せられる言葉は、子どもに明るい未来のイメージとやる気を与えてくれます。

    子どもが親と会話しなくなる理由
    1、言ったことを否定するから
    2、友達と比べるから
    3、最後には「勉強しなさい」と言うから

    親は聞き上手なら子どもは伸びる!
    1 途中で口をはさまない
    2、親の意見を言わない
    3、ひたすら相づちとうなずき

    ありのままを受け止める=>受け入れてもらえた安心感と前進する勇気が生まれる。

    自分で責任をとる姿勢は親こそ必要
    たとえば、受験で落ちてしまったときに、塾の先生のせいにするのでは、誰も幸せになりません。そんな親の姿を見た子どもは、なんと思うでしょうか。
    親が子どもに教えるべきことは、「自分で選んだことの責任は自分でとること」「ここから何が学べるか、この経験を次にどう生かすのかを考える

    ひとりでやらせることの意味は、学校へ行く事も宿題をやることも、習い事へ行く事も、全部自分のためにやっているということを自覚させるため。
    自分のためだと自覚させるには、なぜそれが必要なのか、どこに向かってやっている行為なのか、理由と目的をはっきりさせたうえで、選択肢を与え、自分で決めるようにしておくこと。

    子どもの自立にむけて、できるようにしておいてあげるべきことは、わからないことを「わからない」とその場で言えること、そして「教えてください」と言えるようにすること。
    そのためには、親が過剰に教えないことです。いつも教えすぎていると、子どもが親にあとで聞けばよい、となってしまう。

    生活のあらゆるシーンが教科書であり、授業であり、お母さんは先生です。おかあさんが自身が楽しみながらたくさんはたらきかけましょう。

    トランプやすごろくは遊びながら学べる

    幼児教室に通う際の10の心得
    1、何のために通うのか、ゴールはどこか、目的をはっきりさせる
    2、お友達と比べない
    3、親が競争しない
    4、昨日よりできるようになったことを見てほめる
    5、能力別進度の教室は、先にすすむことをこだわらない
    6。上からひっぱるのではなく、横に寄り添う気持ちで我が子の自主性を応援する
    7。嫌がったときは、言い分をよく聞いて、心のフォローをする
    8、先生が合わないとおもったときはいさぎよくやめる、もしくは変える
    9、まわりの声にながされない
    10、教室、先生任せにしない

    子育ての究極の目的は、「こどもが幸せな人生を生きられるようにサポートすること」「子どもが自立できるように見守ること」

    幼児教室にかようことで忘れてはいけないことは、それをやる「目的」。毎日やらせること、他の子よりも進む事、親が優越感に浸ることが目的ではない。あくまでその子がもっている能力を引き出す事。自分で自分の力を信じられる、自立した子に育てることが目的。

    子どもが文章をすらすら読めるようになるには、
    ①言葉をたくさんインプットすること
    ②文字をひとつひとつ数える事
    ③単語単位で言葉を見せること
    ④たくあん読み聞かせをして、助詞や助動詞を含め、文章の菜晴れを音から視覚的に身につけさせること。
    これらの働きかけを同時に平行して行うことが大事

    私たち親は、子どもの思い込みをつくっているという自覚をもち、子どもが幸せに生きられる思い込みをつくるように意識する

    かしこく、自立した子どもに育てたければ
    「自分の進む道は自分できめるもの」
    「人は世の中に貢献するために生まれてきた」
    「まわりには暖かい人がたくさんいる」
    「感謝の気持ちが人生を豊にする」
    「努力した分だけ成長する」
    「バランスのよい食事が健康なカラダをつくる」
    もし現状そうでなくても、常にそういっていればその言葉を信じます。子どもの頭のなかにはそういうイメージができあがっていきます。
    子どもの世界を親のいい口癖でつくるのです。

    「かしこい」がセルフイメージの息子にとって、「かしこい」自分が快適ゾーンです。わからない問題があるというのはとても不快適なのです。
    「そんな子になってほしい!」かは、「潜在意識、頭で願っていること」
    「どんな言葉をかけている」かは「潜在意識、心で本当に思っていること」
    願っても願っても子どもが思い通りにならないわけはそこにあります。

    子どもにこうなってほしい!と思ったら、@「なってほしい」ではなく、「そうである」と信じて言葉をかけてください。

    自分が人に対して投げかけるメッセージは大きくわけて3つ。これは主語が何かによって分かれています。
    ひとつめは「あなたは」が主語のyouメッセージ
    「すごいねー」「さすがだね」
    このメッセージは相手のことを評価し、決めつけた言い方。誰から、どんなシーンで言われるかによってプラスに働くときもあれば、マイナスになってしまうことも。
    子どもにとって親は偉大な存在なので、その親から決めつけていわれるyouメッセージはセルフイメージに相当な影響があります。感情をともなって意識に刻みこまれるので強烈です。youメッセージはとくに言葉を選んでかけましょう。

    「いいだね」というyouメッセージは「いい子であらねばならない、そうでなければ親から愛されない」という思い込みにつなgり、認められるために無理していい子になったり、親の見ている前だえでいい子になったりしてしまいます。
    そうならないメッセージといえば、2つ目の「私は」が主語のIメッセージです、先ほどのyouメッセージ「すばらしいね」をIメッセージにすると、「私は00さんのことをすばらしいと思います」となります。するとあくまで私の意見であり、決めつけではなくなる。

    「お手伝いをして、いいこだね」ではなく、「お手伝いをしてくれて、ママはうれしいわ^」となります。ママが喜んでくれていることがわかると。「こどもはまたやろう!」という気になります。いい子になるためではなく、ママを喜ばせるためです。
    子育ての中で子どもに教えるべきことのひとつが「人の役にたつ喜び」です。

    「がんばってくれて、うれしいわ」
    「仲良くしているのを見ると、ママも楽しいわ」
    「00になりたいのね。ママも楽しみ。わくわくするわ。」

    3つ目のメッセージは、主語が「わたしたちの」WEのメッセージです。
    「00のおかげで、みんなのやる気があがりました」というように、私たち大勢に影響を与えていることを伝える表現。

    子どもの気持ちを代弁してあげよう。
    子どもが話してきたということは印象に残った、つまり心が動いたことであり、そこには喜怒哀楽などの感情がともなっているはずです。ですから、その感情に興味をもち、そのかわりに言葉を出してあげましょう。

    「今日ね、とびばこ7段も飛べたんだよ!」ー>「そう!よかったね!うれしかったね!」
    「学校で00くんにいじわるされたんだ」ー>そうか、それは嫌な思いをしたね」
    「こんどの遠足、こどもの国だって」ー>それは楽しみだね。

    ついつい、聞いた内容について、自分の感情で話してしまいがちです。
    「00くんにいじわるされたんだ」に対して、「いじわるされた?いけないこだね」と親の評価を伝えると、子どもの心は緊張します。

    いったんは
    気持ちを汲み取って代弁したあとで、「で、どうしたの」とか「じゃあこれからはどうしたらいいとおもう?」「ママに手伝えることはある?」というおうに次のことを質問していくと、子どもは安心感の元で自分で落ち着いて考えて、答えを出せるようになります。

    良い事をしたときに言葉をかけるのは、さほど難しくないですが、問題はよくないことをしたときの伝え方です。
    親が感情まかせに起こったり、一方的に批判したりすると、子どもはよけいに反発します。ですから、子どもが悪い事をしたのを知ったときには、非難ではなく、親としての気持ちを伝えます。

    マイナス感情 =>悲しみ、がったり、寂しさ、悔しさ、恐れ、不安 (第一次感情)
           =>腹がたつ、頭にくる、むかっとする(第二次感情)

    「本当は悲しいから腹がたつ」「心配だからイライラする」
    そしてその怒りの感情をそのまま相手にぶつけると、相手も怒りでかえしてきます。
    「かなしいです。」「こわいです」「がっかりしました」と言われたら怒りは生まれない。

    「まてよ、今私は何を感じたから腹が立ったんだ?」と自分の心にベクトルを合わせ「ああ、心配だったんだ」とわかったら、
    それを言葉にだして伝えるよにします。そうしている間に、怒りも少し治まってくることでしょう。

    我が子の可能性を信じるオアならば、子どもが良い事をしたときは「やっぱりね!」
    思い通りにならなかったときに「たまにはね」といってください。

    親として一番やってはいけないことは、子どもの思いや夢を否定することです。
    無理ときめつけてやめることより、できると信じて進むことのほうが子どもの人生において得るものがたくさんある、子どもはちゃんとそこから学ぶ力がある、そう信じて応援する言葉をかけましょう。

    夢や目標をもって進んでいる子とそうでない子とでは、明らかに行動が違います。エネルギーが違います。そして結果も変わります。
    夢をかなえている人は、夢をもってあきらめず信じて進んだ人だけ。夢は途中でかわってもいいのです。もしかなわなかったとしても、失敗ではなく、そこには大きな学びが残ろ、次の夢に向かう糧となるでしょう。

    ときには勉強をやりたくない気分の日もあります。
    そういうときには、少しだけやって、後は次回にまわします。
    ただし、その分次回にやる量が増えることもちゃんと伝えます。

    小さいうちからやるべきことはやり遂げる、さぼるとその分、あとにつけがくるということを身をもって体験させ、それをつづけさせていくことが、自ら勉強する子を育てる秘訣です。

    もうひとつ注意すべきことは、気分よくすらすらとその日の分をやれたからといって追加しないこと。
    せっかく、「やった!」と思ったのに、「じゃあ、もうちょっとやろうか?」というのはやればやるほど量が増えてしまって子どもの意欲をそぐ結果になってしまいます。子どもが自分で「もっとやる!」と言った時以外は、最初に」決めてあるその日の量で終わりにしましょう。

    また、親の気分や都合でやらないことを許したり、「今日はやらなくていいから」と言ったりするのもやめましょう。親自身にも決めた事はやり遂げる姿勢が必要です。

    親が一生懸命働いている姿を見せると、子どもも一生懸命になる。受験だからといって、無理に家族の都合を合わせる必要もない。

    中学に上がったら、こどもに「手出し、口出しはいっさいしない」このくらいに思ってください。
    理由は2つあります。
    ひとつめはこの時期になれば、日々の生活のなかでひとりでできないことはほとんどないからです。
    ひたつめは、思春期になれば親は「うざい」存在ですから、あれこれやりなさいなどと口出しすればするほどさらにうざくなる

    子どもを信じる言葉と、いざというときには助けるよ、というメッセージだけを伝えて、親は親の目標に向かって進んでみましょう。

  • 3人の子供を育てながら感じていることは、結局、本人の生まれ持った能力、性格によるものが大きくて、親がやれることなんてほんのわずか。著者は、「なんのとりえもない主婦だった私が一人息子を、塾なしで東大に入れた」ということを強調しているが、本を読んでみると、幼児教室から始まり、名門の私立中高一貫校に通わせている。これで「自分で東大に行くと決めて現役合格できる子育て法を知りたくありませんか?」はないんじゃない? 「東大脳は誰でも作れる」って、あーた、専業主婦で一人っ子ならできるかもねー、とツッコミ入れちゃうわよ。
    「東大脳」というセンセーショナルなタイトルと、中身の平凡さが、ミスマッチで残念。

  • 題名に惑わされるが、子育て中ママのコーチング入門編っ感じ。
    子供の欠点も長所としてそしの存在を認める。親の考を押し付けず、選択肢を与えて最後は子供に決めさせ、自らやらせる。そして、まずは親が自分の頑張る姿を子供に見せて、自分の夢を持つ。親の幸せと子の幸せは違うことを認識する。結果、尊敬される親になる。
    子供に自信を持たせる。そのためには子供の夢を否定しない。いいセルフイメージを親の声掛けで植え付ける。
    具体的には、自分で塾や習い事の準備をさせたり、宿題を手伝わない。低学年のうちから、毎日15分でも勉強する習慣を親の都合でやめさせたりせず、継続させる。

  • さらっと読めた。文章が読みやすい。子育てをしていて日頃からアンガーマネジメントの難しさを痛感しているので、"自分の心が一番扱いにくいのかもしれませんね"に共感。コーチングに興味があったので読んでみた。読みながら自分は親にどう育てられてきたのか、何故こう育ったのかとまた心の整理が出来た。

  • 子供の興味に蓋をしないよう、なるべく向き合おう。過保護にならないよう気を配りながら。タイトルは内容とは直接関係なく、意図してつけている。

  • 大学が全てではないが、将来があまり見えていない可能性が高い高校生時代の選択だからこそ、良い大学に入るに超したことはないと思っているので、「どんなことが書いてあるんだろう?」と思って購入(2時間で読了)。
    正直、新しい発見はほとんどなく、何となくのまま最後まで読み終わってしまった。内容としては良いことを書いてあるのだと思うのだけど、別の本で読んだことがあることばかりで、その根拠等も乏しかった印象。「子育てこそ全て!」と思ってらっしゃる専業主婦の方には良い本なのかもしれない。
    また、個人的には、コーチングっぽかったり、啓発っぽかったりし過ぎる方の本は苦手なのかもしれない。

  • 読みやすくわかりやすく、普通の育児書を平易にした感じかな?
    えらい人気だし、図書館の予約も待たされたけど・・・そこまで人気のある理由は「東大脳」って書いてあるからかな?

    でも東大脳と命名する意味がわかりません。「こうすると東大に入れるわよ!」と宣伝の意味なんでしょうね。
    でも、東大脳のことなんてちっとも書いてませんでしたが(笑。

    普通の育児書です。

  • 子どもの東大脳は12歳までの、親の声かけや生活習慣で出来上がり、それ以降は、塾も手間無しでも、自分で考え、親に言われなくとも、やるべき事はきちんとこなしてゆける子に育ってゆくのだそうだ。
    子どもの話は黙って聞いてあげる。
    否定をしない。
    親が一生懸命行動している姿を見せれば、子どもも自然に勉強するようになるのである。
    でも、きっとそれだけで、塾にも行かず、東大に現役合格なはずはない。
    我が家でも、似たようなことはしてきているつもりではいるが、何が違うのだろうか。
    ますます、謎である。
    とにかく子どもを信じることから始めよう。

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著者プロフィール

株式会社プレシャス・マミー代表取締役

「2016年 『東大脳は12歳までに育てる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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