誰かのためなら人はがんばれる 国際自立支援の現場でみつけた生き方

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 45
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761267254

作品紹介・あらすじ

幸せは自分のなかにあった。仕事、人間関係、将来のこと…ほんの少し、見方、ものさしを変えてみると、今よりずっと生きやすくなる。

感想・レビュー・書評

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  • 国際復興や東日本大震災では石巻地区を中心に活動を続けているJENの木山さんの著書。
    「ひとりひとりの幸せを、自立を支えることでサポートする」
    というミッションが繰り返し説かれています。

    「食べ物に困っている人に、魚を支給し続けるのではなく、釣竿を渡すのでもなく、釣竿の作り方から教えるようなプロジェクトを作るようにする」
    と書かれています。
    「自立」を自分の力だけでできると考えるのは傲慢だと僕は思います。一方で、他人の自立をサポートできる人は自分自身が「自立」できていないと難しい。だからこそ、「自立支援」という考え方は価値が高いと思います。

    さらに、「職員の心身の健康に優先するプロジェクトはない」
    これがJENの絶対のルールだそうです。
    確かに、自立を支える側が元気でなければ、他人の自立支援なんてあり得ない、と思います。

    また、木山さんの(OL時代からの)仕事での試行錯誤が書かれていて、普通にビジネス書として読むことも可能です(ただ、それだけだともったいない)

  • 人に誘われたことがきっかけとなってキャリア形成。ただし、振り返ってみると、小学生やOL時代から、一貫して「差別」に対する問題意識を持っていたことが分かる。

    以下、引用と共に、コメント。
    ・自立は人を幸せにする
    ・お金で買えるものは全て失っていいもの
    ・幸せは既に自分の中にある。どんな状況に自分があっても、辛いことがあっても、常に幸せでいようと思えばいられる。
    ・明日はもっとよくなる、希望持てるということが人生にいかに大切なことなのか
    ・諸行無常。いいことも悪いことも。

    ・絶望の中にあっても、誰かのためなら人は頑張れる。張り合いになる
    →お父さんもそうだったのかな。

    ・自立という言葉を使うかどうかは別として、自分と身の回りの問題が自力で解決できるとわかっていたら、問題自体が小さくなるし、明日は今日より良くなると素直に信じられるのではないでしょうか。とすれば、自立した状態にあるということは、人を幸せだと感じられる状態にする方法の一つだと思います

    ・リーダーシップとは、周りの人をリードするというのだけでなく、自分自身をリードして、自立して物事を行えるということでもあります。
    →なるほど、リーダーシップの定義を狭く捉えていた・・・!

    ・後々、語れるほどの失敗がひとつもないようなら、もしかしたら十分頑張っていなかったのでは?と思った方がいいかもしれません。伝説に残るような失敗談を作るくらいのつもりで挑んでほしいと思います。

    ・笑うと、その場がなごみます。なごんだ雰囲気では、いい考えも前向きに進むエネルギーも出てきます。

    ・「NO」を突きつけられている時点で、自分たちが予測していた相手の基準は誤っていたということは明白ですから、本当の基準は何で、求めているのはどんなことで、いつ頃から交渉していた誰が、どういう理由で「YES」を勝ち取ったのか、知る必要があります。
    常に、相手の求めていることは何かをつかみ、その方向は自分たちと契約を結ぶことで実現できることを示し、相手の基準に十分以上に合致しているということを伝えることで、次回の交渉が成功する可能性を広げて会議を終えることが出来れば、たとえその日の結論が交渉決裂であったとしても会議は成功したと言えると思います。

    ・ビジョンやミッションは、組織の根幹をなすものです。「何のために活動しているのか」意味のある仕事をしていると感じられることこそが、仕事の質だけでなく人生の質を著しく上げると私は考えています。

    ・市民社会というのは、自分たちの人生をお上に委ねるのではなく、自分たちの手に握る、自立するということなのではないでしょうか。

  • 支援の舞台でがんばっている人、がんばりすぎないで!!って心配になるような人が、どういう想いで仕事をしているのか、一端が見える一冊。
    国際協力5つのお願い
    ①知ってください
    ②行動してください
    ③続けてください
    ④忘れないでください
    ⑤伝えてください
    他にも通じる気がする大切なこと。できることを今日からやろう!

  • 試行錯誤しながら組織を運営していく姿はビジネスでも通じるものがある。

  • ボランティアに関心がある人もない人も読んで欲しい一冊。堅苦しい本じゃないから、ボランティアしたことない人でも読みやすいと思う。ボランティアしたことある人はそのときに感じた もやもや や しこり が少しは取り除かれるんじゃないかな〜。
    最初はよくある国際協力の本やなって思ったけど、読みすすめていくうちに、木山啓子さんの考え方にひきこまれている自分がいた。木山さんに会ってお話を聞きたい!

  • 素晴らしい活動を続けられているJENの木山さんの著書です。「自立こそ幸せの鍵である!」JENの理念であると思います。「自己を肯定し、降りかかる災害や苦難をも自分のこととして引き受け、よりよい未来を信じて進んでいく力」これからも発展されることをお祈り申し上げます。

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