リーダーの指針 「東洋思考」

著者 : 田口佳史
  • かんき出版 (2011年12月21日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761268022

作品紹介

2000社の経営幹部が師事。東洋リーダーシップ論の第一人者が「人間としての存在感」「心の支柱」の考え方・あり方を説く。

リーダーの指針 「東洋思考」の感想・レビュー・書評

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  • あるプロジェクトの顧問として参画されていた田口先生。
    僕の読まない部類の本であるがここで出会ったのは何か理由があるはず。

    その答えが書いてあった思う。
    正直自分のマインドは大丈夫かと迷うことがある。しかし、偉人たちと近いマインドがあるんだなと思った。

    自分をもっと信じよう!
    そして論語に挑戦してみよう。

    有能な経営者の人たちは論語や東洋思想に詳しい。俺もそこにいかなくちゃ!と感じさせてくれるそんな本。

    現代訳も書いてくれて読みやすく、解説もつけてくれてるにでわかりやすい!!偉そうですが良書!

  • MBAのリーダーシップ論は、理論として
    学ぶべき点が多い。しかし、「人間観」
    や「人としての”情”への洞察」、と
    いった見方が不足していると感じている。
    東洋的な思考をベースにしたリーダーを
    論じた本書は、その不足を補ってくれる。
    それと共に、「大学・中庸」、「論語」、
    「孟子」などの四書五経のエッセンス
    がまとめられており、原典に当たる前
    の入門書として適した一冊。

  • 利益ばかり追求する経営ではなく、従業員を大切にした経営をしなさい。人格者たれ。子どもの頃、四書五経を学んだ人には人格者が多かった。それに学べという内容。

    単に「リーダー」というより、「経営トップ」向け。多少きれいごとに聞こえる。中に出てくるドラッカーも、ジョブズも確かに東洋思想を大切にしたかもしれないが、ジョブズの方は決してここでいう人格者ではないと思う。

    後半はエピソード紹介でくどい。四書五経の文章を口に出して覚えようというのがあるが、頭に入りません。。。佐藤一斎の「重職心得箇条」に興味を持った。

  • リーダー像をimage。
     リーダー像:仁政の精神。自分<他人
             不動心:正義、道徳に基づく。

  • 筆者は、東洋思想を指導することで経営者たちをメロメロにしている人らしいです(冗談です)。

    本書では、『論語』や『大学』といった「四書五経」にとどまらず、近代の吉田松陰などの名文も含めやさしく解説しています。

    CDも出ているそうです。
    http://www.kankidirect.com/toyo/

    ★★★

    さて、それでは、リーダーに向けた指針で何が一番大切と東洋思考では言っているのかというと、筆者は、『論語』の、

         「信なくば立たず」

    をあげています。

    >  信頼がなければ何をいってもやっても、誰も正しく受け止めない。
    > したがってそのようなリーダーは何もできないから失格なのだ。

    ふむ。尤もですね。それでは、その「信」は何から生ずるかというと、「道義」から生ずるというのです。 本書では次のように解説していました。

    >  「道義」の「道」は道理のことです。
    >  道理というのは、社会の秩序安定のために、長い年月をかけて共同体の
    > なかで自然発生的にできあがった伝統がつくったルール。
    > さらにいえば、この世の真理、あるいは多くの人々の賛同の上に
    > 成り立っている人として、ふみ行うべき道すじ。
    > 「あの人は道をあやまった」とか「仏の道」などという道です。


    >  「義」のほうは犠牲(どちらもいけにえ)からきた文字で、
    > 天に身を捧げて、国家国民、会社社員のために働くことです。
    >  ホームから人が転落したとします。
    > しかも、折り悪く電車がすぐそこまで迫っている。
    > 助けようとすれば、自分も巻き添えになるかもしれません。
    > そんな状況であっても、見て見ぬふりはできないと思わず線路に
    > 飛び降りてしまうのが、義に基づいた行動です。


    リーダーシップを発揮するためには、信頼を得る必要があり、信頼を得るためには、秩序安定のために出来上がったルール(道)を尊重し、自らの生をなげうってでも社会のため、多くの人々のために正しい行為(義)を貫くことが必要というわけです。

    「先義後利」(孟子)という言葉があるそうです。
         ──まず義を優先すべき、そうすれば嫌でも収益はついてくる。

    ビジネスを価値変換のシステムと考えた場合でも、信頼が第一で、そのために法律やルールを守り、社会のためにと私益を横において義を通すことが大切ですよね。

    とても良い本でした。

  • 心に残った言葉。
    先義後利
    人間としてリーダーとして恥ずかしくないか
    聡明才弁は第三等の資質
    大局観は根源的、長期的、多様性から成る。
    経済は人格にあり

  • ◯自己評価:10点中10点
    21世紀に入り、世界の政治や経済は、天災も含め混乱・低迷が続いており、特にリーダーには「思考の転換」が求められているのかもしれません。

    20世紀型の成長モデルである覇権主義的行動や計数至上主義経営を見直し、これからの経済活動の基本は「東洋と西洋の智の融合」が必要です。そこで、西洋型の戦略・戦術思考だけでなく、長い歴史と伝統に培われた東洋型の思想・哲学に軸足をおいた「東洋思考」を説明してあるのが本書です。ドラッガーやジョブズでさえ東洋思想に大いに影響を受けたそうです。

    本書は、渋沢榮一や西郷隆盛も学んだ「四書五経」を中心に東洋思想をひもときながら、グローバル時代のリーダーの心得、物の見方、考え方が解説してあります。

    本書のポイントをいくつか紹介。
    ・「リーダーシップの質」…それは「覚悟と仁愛」
    ・渋沢榮一、伊庭貞剛、益田孝の賢人経営者のすごさ
    ・「徳は本なり、財は末なり」
    ・「先義後利」
    ・「四書五経」
    ・「五常(仁義礼智信)」

    ◯リーダーの心得11箇条
    1.耐えられる自分をつくる
    2.覚悟を決めて逃げずに挑む
    3.不動心-道理と正義で心動かさず
    4.立腰-胆力を鍛える
    5.慎独-自分を欺かない、自分に嘘をつかない
    6.私心を捨てる
    7.同義に生きる
    8.恥を知る
    9.存在こそが説得力
    10.有事は平時の備えになり
    11.地道に、着実に「何が来ても大丈夫」な自分と会社をつくる

    ◯リーダーの指針となる物の見方・考え方
    ・大局観をもつ ・本を務む ・主導権を握る
    ・緒戦に勝つ ・明徳を重視する ・悟るために働く
    ・無形を戦略とし、無為を意識する

    他にもあまり目にしない吉田松陰の『士規七則』、山田方谷の『理財論』など心の支えになります。

    「四書五経」については、大学、論語、孟子、中庸などポイントが抑えられとても分かりやすく解説してあります。入門書としても大いに学べます。

    間違いなく、リーダーの方々には心の支柱になる本だと思います。
    自分が預かる人々の、人生と生活を守るという覚悟と、幸せを願う仁愛、つまり「覚悟と仁愛」をもってリーダーシップを発揮していければと思います。

    素晴らしい本書に出会えたことに感謝。

  • 仕事をする、いやそもそも生きていく上で、何を規範として、何を自分の軸とするのか。そういった事を考える必要性を感じずにはいられなかった。また、同時に私達日本人が持つバックグラウンドとなる精神性の部分についていろいろと発見があった。"リーダーのため"とタイトルにはあるが、それに限らず、今何か割り切れない気持ちを持って日々を過ごしている人(自分も含めて)に、何度も読んで欲しい。人から借りた本ですが、これは自分で買います。

  • 読みにくかった。内容盛りすぎではないか。

  • リーマンショック以降、西洋資本主義に違和感を感じているビジネスパーソンは多い。本書は、渋沢榮一や西郷隆盛も学んだ、最強のリーダー養成プログラム「四書五経」を中心に東洋思想をひもときながら、グローバル時代のリーダーの心得、物の見方、考え方を解説。迷ったとき、ページをめくれば、そこには経営の要諦が書かれており、勇気を出して一歩踏み出せるような、リーダーの座右の書となる一冊。

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