ディズニーの現場力

  • かんき出版 (2013年12月20日発売)
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  • 本 ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761269678

感想・レビュー・書評

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  • ディズニーの現場で行われている教育。そしてそこにある理念。

    作業と役割。
    全てのスタッフが厳密なルールに則り作業する。
    決められたことをする。皆が同じ作業をして同じ成果を出すこと。シンプルだが簡単なことではない。
    その向こうに役割がある。ルールは無い。
    『ギブ・ハピネス』全ての人に幸せを提供する。

    ずっと綺麗事を聞かされている気がして途中で嫌になってしまった。
    しかし、ディズニーランドに行った人はわかる。
    綺麗事を綺麗事では済ませない。そのこだわりとプロ意識。誰もが幸せを感じる瞬間がある。ディズニーは夢のような世界を具現化しているのだ。

    読了。

  • もっと早くに読んでおけばよかった、とこれまでの自分の仕事を反省しました…。
    ディズニーランドだけではなく、どんな職場でも、あてはまることだと思います。

    ・キャストにとってはゴミのように見えるものでも、お客さまにとっては大切なものかもしれない。「落とし物なのかゴミなのか」を、キャストが判断してはいけない。

    ・「姿勢をよくしなさい」では、人によって結果が変わってしまう。「お腹をへこましなさい。」というマニュアルであれば、背筋は自然と伸びる。

    ・若手がうまく動いてくれない理由がある。
    やることがわからない、あるいは、なぜやるのかわからない。
    現場のリーダーが伝えるべきことは、この2点のみ。

    ・オンステージとバックステージの清潔さに、大きな開きがあった場合、キャストの意識にもズレが生じてくる。
    バックステージを清潔に保てないと、ゲストがいない場所では気を抜いてもいいという流れができ、次第にオンステージの汚れも気にならなくなってしまいます。

    ・クレームを言ってくる顧客に対して禁句とのるのは「規則ですから」

    ・自分はどういう時に嬉しいのか、を考えることは、顧客や従業員、同僚、部下、上司の嬉しい瞬間を考えることにもなるのです。

    ・ディズニーに『これでよしはない』
    サービスに正解はない。

    等々、目から鱗的なことをたくさん学びました。

  • 面白い。
    3.11での震災対応やゴミが落ちていない理由、落とし物がほぼ見つかる理由は、偶然ではなく必然であった。
    仕事の目的やスタッフの育て方など参考になる点は多い。
    何度も読み返したい本の一冊。

  •  ディズニーランドを訪れた人の満足度が高いのは、「ギブ・ハピネス」という運営側の理念がはっきりしているから。全てのスタッフが、ゲストを満足させるために自分が存在していることを認識し、そのために何をしたらよいか迷わないために、サービスの仕組みを徹底的に練り上げる。また、日々その仕組みを改良していく。著者は、この現場力はどこででも実現しうるものだという。
     確かに、生活の中で判断に迷うときには、目的を見失っていることが多い。「なんのために」「どうやって」の部分を常に精査することで、組織においても個人の人生においても、問題解決・自身の向上に繋がるだろうと、納得。
     

  • (ディズニーは「2・6・2」の最後の「2」をあきらめない?)……マニュアルという綿密な指示書を使うことで、全員が最低でも6割の仕事をこなせるようマネジメントしているのです。
    (ディズニーで教わった人間関係をよくする秘訣?)……・正直に自分の非力を認めること。・小さなプライドは捨ててしまうこと。
    (ウォルト・ディズニーが本当に伝えたかったメッセージって?)……「大きな夢を見ること。そして夢を追い最後まで、実現するまで追い続けること。妻が完成するまで満足してはいけない」、「いまはつらいかもしれないけど、最後は必ずいいようになるからがんばろう」。

  • 【推薦文】
    ひとたびディズニーランドに入るとかかってしまう不思議な魔法…子どもの頃には気が付かなかったけれど、よくよく見ているとキャストと呼ばれるスタッフたちのお仕事ぶりが何だかすごい!そんなディズニーランドの裏側が見えるだけではなく、いかにチームワーク力やモチベーションを上げるのか、仕事や職場で実践できる虎の巻にもなる本です。

    【配架場所】
    大岡山: B1F-一般図書 689.5/O

  • なぜかいきなり貸してくれた人がいたので、突発的に読んだが、すごくサクッと読み終えることができた。
    なんというかディズニーすごい(笑)働く上ですごく細かいところまでマニュアル化されていて、マニュアルがすごく具体的なのでスタッフもかなりの完成度で働くことができるということだった。ディズニーはスタッフの9割くらいはアルバイトということを知らなかった。何か仕事に対する完成度が高いから、社員が多いと思ったけど、マニュアルが徹底されていたり、先輩が後輩の面倒をかなりみるというところが仕事の完成度の高さの要因だった。こういったマニュアルが徹底されていることが、311のような緊急の災害時でもアルバイトのスタッフが果断な行動をとれることにもつながっていることがよくわかる。なんでもそうだけど、そこまでやるかと思えるくらいやることはすごく重要だと思うけど、なかなか行動に移すのは難しい。時々こういった本を息抜きで読むのもいいなと思った。

  • ビシネスシーンで役立つ、何のために働くか、仕事の義務と役割を理解できると働くモチベーションが違ってくる。

  • 3 ディズニーは2:6:2の最後の2をあきらめない
    全員が優秀な成果を残すことはありえない
    ぶら下がる2割を見捨てないマネジメント
    デューティーとミッションの三角形
    ミッション 本来の仕事→自分の頭で考える
    デューティー やらなくてはならない仕事→マニュアル

    7 ディズニーは考えさせてから叱るから部下は伸びる

    9 ディズニーは上司が部下に報連相
    現場が動きやすくなることを一番に
    終礼であらゆることを報告し合う

    26 ディズニーで教わった人間関係をよくする秘訣
    正直に自分の非力を認める
    小さなプライドは捨てる

    28 ディズニーの十戒
    1 ゲストを知る
    2 顧客の靴を磨け
    3 人とアイディアの流れを整理
    4 目を引くものを作る
    5 視覚効果で共感を得る
    6 過負担を避けワクワクする気持ちにさせる
    7 一度にたくさんの話をしない
    8 矛盾を避け独自性を保つ
    9 一オンスの努力で1トンのおもてなし
    10 努力を続ける

  • 読みやすい

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