エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

  • かんき出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761270438

感想・レビュー・書評

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  • 要するに夢中になって仕事できる時間を増やそう!と言っている本だと自分は感じました。

    エッセンシャル思考を体得する具体的な方法も書いてくれてはいますが、正直人それぞれなのでやり方は自分のやり方を見つけるのがいいと思います。

    カオスな状況になりやすいベンチャー企業の中間管理職にはおすすめの本です。

  • 【感じたこと】
    自分を振り返る良いきっかけになった。まだ非エッセンシャル思考が大きく、力がバラバラに剥いていると感じたため、見極める技術から意識していこうと感じた。
    名著だと思うが、各パートでもう少し身近な具体例があると私にとっては理解が進むと感じた。


    【アウトプット】
    1. エッセルシャル思考
     ・選択→時間とエネルギーの使い方を選べる
     ・ノイズ→大半のことはノイズである
     ・トレードオフ→何かを選ぶことは何かを捨てる事
     ・『重要な少数』は『瑣末な多数』に勝るという考えは世の中全般に通用する。努力の量と成果は比例しない。
     ・トレードオフを無視すると大きな損失を被る
      →避けられないから選択が必要なのだ
     ・完璧な答えなどない、あるのはトレードオフだけだ

    2.見極める技術
     ・本当に重要なことを見極める必要要素5つ
       -じっくりと考える時間
       -情報を集める時間
       -遊び心
       -十分な睡眠
       -選択する厳密な基準
     ・情報の本質を聞き分けるためには、『語られないことに耳を傾ける』
     ・本質を見抜くためには、『知識を持つこと』『別な視点から物事を観察すること』
     ・絶対にYesと言いきれないことは、すなわちそれはNoである

    3.捨てる技術
     ・本質的な目標→『たった一つしかできないとしたら何をするか?』
     ・『もしまだこのチャンスが手に入っていなかったら、手に入れるためにどれだけのコストを払うか?』と考える
     ・逆プロトタイプ→何かを試験的にやめてみて不都合が出るかどうかを検証する
     ・編集の4原則
       -削除する(余剰を排除する)
       -凝縮する(無駄を減らす)
       -修正する(正す)
       -抑制する(本当に必要なことに絞る)
     ・自分の境界線を引く→線を知るためにはイラッとする出来事がヒント

    4.仕組み化の技術
     ・制約や障害を取り除くコツ
      -目指す事を明確にする
      -ボトルネックを特定する
      -邪魔なものを取り除く
     ・動かない人を動かすには鞭より飴がよい
      →避難するのではなく、相手の力になりたい姿勢を見せる
     ・心理学観点より人間のモチベーションに対して最も効果的なのは『前に進んでいる』感覚
     ・大きな進歩を望むなら、日々何度も繰り返す小さな行動にこそ着目すべき
     ・What’s important now?を常に考える

  • 先にエフォートレス思考を読んだが、かなり良作だった為、こちらも手に取った。この本で今年30冊目。

    重要なことをやるには選ぶことが必要、そのためには不要なことをやめること、断ることが大事。
    今年一年、動けど動けど、なかなか結果につながらなかったけど、この本を読んで、まさに自分の置かれている状況をまざまざと示された気分。
    今年の最後にいい本に出会えた、また来年もいいほんと出会いたい。

  • 徹底的に無駄をなくすことに全力を尽くす。ここまでストイック実践できたならば、自分の時間を自分の思う通りに過ごすことができるようになるだろう。大切なことは、本当に重要なことは何かを考え、それを日々の習慣にしてしまうこと。また、毎日コツコツと積み重ねることである。

  • エッセンシャル思考
    考え方:より少なく、しかしより良く
    ・これをやろう
    ・大事なことは少ない
    ・何を捨てるべきか?
    行動:やることを計画的に減らす
    ・本当に重要なことを見定める
    ・大事なこと以外は断る
    ・あらかじめ障害を取り除いておく
    結果:充実感
    ・質の高い仕事(生活)ができる
    ・コントロールしている
    ・正しいことをやっている
    ・毎日を楽しんでいる

    最高の成果=正しいこと(何をやるか?)✕正しい理由(なぜやるか?)✕正しい時期(いつやるか?)
    ↔ストレスのピーク=すべて✕他人の期待✕今すぐ

    ・ノイズ:大多数のものは無価値であり、選ぶ能力は誰にも奪えない
    ・トレードオフ:なにかを選ぶということは、なにかを捨てること。
    ・遊びはどこまでも本質的:選択肢が広がる、ストレス緩和になる、脳を高度に活性化させる
    ・絶対にYESといいきれないなら、それはNOである(これしかないと思えるものを選ぶ】
    ・日々の選択肢のなかで境界を決めると自由になれる。

    ・バッファ:最悪の事態を想定する。そのためにもリスクマネジメントが大切。
    5つのリスクマネジメント
    1このプロジェクトにはどんなリスクがあるか。
    2最悪の場合、どんなことになりうるか。
    3周囲への影響はどのようなものがあるか。
    4そのリスクは自分(会社)にとってどの程度の経済的負担になるか。
    5リスクを減らすためにどのような投資を行うべきか。

    ・時間管理は想定する時間の1.5倍程度で見積もることがおすすめ。

  • 仕事が多くて、常に慌てている私にすごく刺さりました。
    何でもかんでもやることが良いわけではないですね。
    トレードオフという考え方を徹底したいと思いました。考えるべきこと、集中すべきことを明確にし、それのために行動をする。

    まずは少しずつ、これは本当に私がやるべきか?と考えて生活したいです。

  • これからの働き方・人生の過ごし方を考える上で、役立つ知識を求めて拝読。

    <エッセンシャル思考>
    ・より少なく、しかしより良く(大事なことは少ない、何を捨てるか)
    ・やることを計画的に減らす(重要なことを見極める、障害をあらかじめ取り除く)
    ・充実感(質の高い仕事、コントロール感、正しいことをする、充実)
    →自分ではっきりと優先順位を決める!

    “頭のクローゼット”の整理方法→GTD整理術と通底するところがある
    1.評価する
    これをやったらほかのないよりも重要な成果が得られるだろうか?
    2.捨てる
    もしもこれを持っていなかったら、今からお金を出して買うだろうか?
    3.実行する
    こういった問いを行った結果、実際に実行する。

    PART2 見極める技術
    エッセンシャル思考の人は、そうでない人より多くの選択肢を同時に検討する(『決定力!』(ダン・ハース/チップ・ハース)にも、選択肢を広げるというところで、マルチトラッキングや選択肢を1,2個増やすことが提唱されている)。
    その代わり、実際に着手することはそこまで多くなく、着手したものはきっちりと仕上げる。
    そのために必要なことは以下の5つ。
    ・じっくりと考える余裕
    →どんなに忙しくても、スケジュールを調整する空白の時間をどこかで確保する。
    ・情報を集める時間
    →ジャーナリスト的な情報収集(語られないことに着目、本質を見抜く)を心がける。
    →この目を養うための方策は以下のとおり。
     ー日記をつける
     ー現場を見る
     ー普通を知り、逸脱を探す
     ー問題を明確にする
    ・遊び心
    →童心を忘れない工夫をする(お気に入りのフィギアを机におくなど)
    ・十分な睡眠
    →7時間以上のまとまった睡眠をとる
    ・何を選ぶかという厳密な基準
    →突然のチャンスをつかむか見送るかの3ステップ
     ①そのチャンスについて記述する
     ②考慮に値するチャンスの最低限の基準を3つ書き出す
     ③考慮に値するチャンスの理想の基準を3つ書き出す

    PART3 捨てる技術
    ★本質目標(具体的かつ魅力的で、意味があり心に残る目標)を定める!
    →ありきたりなものではなく、刺激的でかつ行動に結びつけられるくらい具体的なものを設定する。

    PART4 仕組化の技術
    ・バッファを取る
    →何かの計画を立てる際、当初想定の1.5倍のリソース(時間・人など)を見積もっておく。
    ・何が成果につながるかを意識して、不要なものを削減する
    →次のステップで、不要なものを削減する
     ー目標を明確にする
     ーボトルネックを特定する
     ー邪魔なものを取り除く
    ・いきなり大きな目標を達成しようとするのではなく、小さく前進する
    →「進んでいる感覚」が重要
    ・習慣を作る
    →悪習慣のトリガーを知り、そのトリガーを別のいい習慣のトリガーにすり替える
    →新しいトリガーを作る
    →難しいことから手を付ける
    →曜日によってやることを変える
     なお、習慣作りは一気にではなく一つずつ着実に行うこと。

    <その他>
    ・その日の最優先事項が片付くまで、そのほかのことには一切手を出さない。

  • 生きる上で大切なことが書いてある。
    7つの習慣などと似ている系統かな。
    データと具体例をどちらも示しつつ、わかりやすく読むことができた。
    ただ、後半はちょっと同じようなことの繰り返しだと感じた。おそらく大切なこと=本質がわかったから、読まなくても話の全体が理解できたのだろう。

  • 他で読んだ書籍と重なることもあり、復習として勉強になった。
    マルチタスクの弊害は日々感じることが多いので、それに対する対処法を実践していきたい。
    なんでも興味をもってやりたいとなるので、取捨選択難しい…

    ただ、例えのお話で完結するところもあるので、要するになんだ…ということが多く感じてしまった。

  • あれもこれもやろうと思っていては本当に重要なことが分からなくなってしまう。
    本質を見つけるためには、必要なものを見極め
    不要なものを捨て、実行するための仕組みをつくることが大切だ。

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著者プロフィール

◎――McKeown Inc. のCEO。アドビ、アップル、グーグル、フェイスブック、ピクサー、セールスフォース・ドットコム、シマンテック、ツイッター、VMWare、ヤフーなど名だたる企業のコンサルティングをおこなう。著書『エッセンシャル思考』は全米ベストセラーとなり、ニューヨーク・タイムズ紙やファスト・カンパニー誌、フォーチュン誌などで取り上げられたほか、NPRやNBCなどの有名メディアでインタビューを受けた。ハーバード・ビジネス・レビューやリンクトインに人気ブログを寄稿し、ポッドキャスターとしても人気が高い。世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出された。

「2021年 『エフォートレス思考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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