エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

  • かんき出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761270438

感想・レビュー・書評

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  • 本を読む前の問い

    ■何を学びたいのか?
    自分が本当にやらなくてはならないことを取捨選択する方法

    ■それを学んで自分はどうなりたいのか?
    本当に自分にとって必要なことに目を向けて取り組みたい

    ■いつまでにそれは達成するのか(期限)
    これから先ずっと考え続ける

    ■どのような成果、結果が欲しいのか?(ゴール・目標)
    自分が幸せだと毎日思える人生を歩みたい

    本を読んだ後の問い

    ■この本の問題提起は何か?
    より少なく、しかしより良く

    ■問題提起に対する解決策は何か?
    本当に大事なもの1%に目を向け、99%の無駄なものは捨てる

    ■著者が伝えたいことを3つに絞ると何か?
    エッセンシャル思考はより多くのことを成し遂げる技術ではなく、本当に大事なものをやり遂げる技術
    自分で優先順位をつけなければ、他人の言いなりになってしまう
    何かを選ぶことは、何かを捨てること

    ■他の本との共通点、相違点は何か?
    本質を追求するということ、なぜそれを行わなければならないのか?もしもやらなかった場合どうなるのか?そういう姿勢を常に持つことが大事なんだと思った

    ■本を振り返って、面白かった箇所はどこか(へぇーって思ったこと)
    成功のパラドックス。誰もが最初は目標をしっかりと定め、成果を出すが、あちこちから仕事を振られ、やることが拡散してしまった結果、本当にやるべきことに取り組めなってしまう現象。仕事以外でも私の場合は独学している際に、沢山のことを学ぼうとして、結局私は何がしたいんだ?と過去に陥っていたことを思い出した。なんでも手を付ければ良いという考え方は捨てる。

    今後の行動

    ■具体的なアクション
    仕事もプライベートも、「本当に必要か?」と常に考える姿勢をとる
    不要な可能性があるのならば、思い切って一時的にでもやめてみる
    本当に必要なものだけに取り組み、余裕をもたせる(バッファー)

    ■3ヶ月後に自分はどうなっているか、どうなっていたいか?
    人生や仕事で不要なものはないか?重荷になっているかを調べて余裕をもたせるようにする

  • トレードオフ。何に全力を注ごうか?

  •  少ないインプットで多くのアウトプットを目指すという点で、著者の後著「エフォートレス思考」につながる。また、成果の8割は2割の努力から生まれるという「パレートの法則」とも共通する。
     「優先順位を決めろ」とよく言われるが、多くは他人に決められる。これを自分で決めなければ、他人の言いなりになってしまう、と言う。
     「クローゼットの服の整理」の例えが分かり易い。評価し、捨て、実行する。
     忙しく動き回ることより、何が自分にとって本当に必要かを立ち止まってじっくり考えるようにしたい。そのために、十分な睡眠、遊び心、マインドフルネスを大事にしようと思う。
     

  • エッセンシャル思考は、より多くのことをやりとげる技術ではなく、正しいことをやり遂げる技術。「より少なく、しかしより良く」という考えのもと、やることを計画的に減らして質の高い仕事を目指す。目の前にあることに没頭する。
    多数から重要なものを見極める技術、捨てる技術、自動的に実現出来るしくみ化の技術が必要。
    270冊目読了。

  • 「どれも大切」ではなく「本当に大事なことは非常に少ない」という考えのもと、「あれもこれもやる」という量の考えを、「大切なことは数少なく、それを選び取る」という質の考えへの転換を図る。

    『しないことリスト』にも同じように書いてあったが、「何をやらないか」を明確にし、「今この瞬間に一番大切なこと」に集中することが大事。

    だから、「何かを選ぶということは、それ以外の選択肢を全て捨てる」ということだから、選択基準を明確にする必要がある。

    「自分が今何を一番やりたいか」「自分は今何と時間を交換しているか」「今、ここに集中できているか」を常に意識する。

  • 気が乗らない飲み会を断ってそそくさと帰り、自分の好きなおつまみを買い込みAmazonプライムで好きな映画を一人で見た夜は最高だった。

    これもいわば、エッセンシャル思考による「不要なものを捨てる」快感だったのかな、と思い出し実感。

    エッセンシャル思考は断捨離の考え方に似ていました。不要なものは捨てて残った本当の大事なものも向き合うことで心豊かになってく。モノも人間関係にも時間の使い方にも全部置き換えることができ、人生が豊かになる考え方です。

    ※人にノーを言うのが大丈夫、と書いてあったけど、日本人にはハードルが高いと思うし私も全部ノーで切り捨てられる自信はない。が、その先の長期的な幸せのためなら、、と少しずつ頑張りたいと思いました。
    人間関係を傷つけないために、上手くノーと遠回しに言える言い方を身につけたいですね。


    自分の色んなライフイベントで都度考えを見直す方法の一つとしてとても良い思考だと思いました。参考にします。

    見直すきっかけ例
    ・今のプライベートの過ごし方は本当に自分がしたい過ごし方なのか?(友人の予定に付き合わされてばかりで好きな読書時間が減ってる、、とかないか?)
    ・今の仕事の仕方は自分の心を疲弊するだけで自分の本来したいこととかなりかけ離れているのではないか?
    ・今の恋人に気を使いすぎて自分を見失っていないか?本来の自分がわからなくなって日々ストレスを感じているのに惰性で今の恋人と付き合っていないか?

    などなど、、

  • 自分も職場では上司からの仕事は残業や土日出勤してもやってきましたが、楽しくない人生だなと気づきました。

    職場では無駄なことが多く、それでいて残業もしているような職場だか、社長が改善提案を受け入れてくれないとどうすることもできない。

    この思考は日本人にない外国人的な思考だか、今の時代はこの思考を望んでいる従業員も多いと思うので、社長や上司など管理者の立場にある方々には読んで実践してほしいと思います。そうするともっと働きやすい職場になり、生産性も向上されると思います。

  • 多くの人が、職場では、次々と舞い込む仕事、家では、あれをすべき、これをすべきなどテレビやネットに誘惑され多くのエネルギーが奪われています。そのため、本書では、人生において重要な1%のことに集中し、99%の無駄を省くための方法を紹介しています。僕の場合は、趣味のブログ、読書において、「あれが流行っているからやろう(読もう)」と流行に流され、「あれもしたいこれもしたい」と色々なことに手を出した挙げ句、手が回らなくなり、ストレスを感じています。なので、これからは本書に書かれたマインドセットを活用したいと思います。例えば、チャンスに思えることでも、自分に本当に必要なことか判断するために、魅力的に見えるチャンスを選別する方法として、チャンスを紙に書き出し、考慮に値するチャンスの最低限の基準と理想の条件を3つ書き出す。本質目標を、言葉より中身にこだわり、達成度の評価が可能な具体的なものにする。余計な仕事を背負わないために、断るための判断法として、ここでYESと言ったら何を失うか自問する機会費用の感覚を意識する。授かり効果の対策として、もしもまだこれをもっていないとしたら、これのためにどれだけのコストを払うのか想像する。行動を最適化するために、自分に合った習慣を厳選し、行動パターンを遵守する。これらのことを実践したいと思います。

  • これからの人生で迷ったときにこの本を何度も開くと思う

    自分の生き方は【非エッセンシャル思考】に全て当てはまっていた‥
    熱量もやる気もあるし頑張ってもいるけれど、それがなかなか評価されないし、能力も突出したものがない

    年齢を重ねていく中でこの生き方は苦しいな‥と思っていた矢先に出会えた一冊。

    まずは無駄を省く。シンプルに生きる。
    私にとっていま1番無駄なのはだらだらとスマホを見る時間だった。スマホを制限することに決めた。

  • 「より少なく、しかしより良く」生きるための思考法、実践法を学べる一冊。
    より多くのことをやり遂げるのではなく、正しいことをやり遂げる=自分の時間とエネルギーを最も効率的に配分し、重要な仕事で最大の効果を上げることを目指す。

    気づけば何故かやらないといけない仕事に溢れ、いつも期日ギリギリ。常にプレッシャーと焦燥感に駆られ、土日も仕事のことが頭をよぎりソワソワし、自分の時間も家族の時間も確保できず、なんのために仕事をしているんだろう…※
    という自分を含めた全ての方に読んでいただきたいです。

    第一章にメアリー・オリバーの詩の引用(下記)がありますが、この問いの答えを求めた人は一読の価値があるはずです。
    「教えてください、あなたは何をするのですか。その激しくかけがえのない一度きりの人生で」


    (※の状態に陥る原因は、端的に言うと、
    ・仕事を引き受ける時に、思考停止状態でYESと言っている。(仕事ができないと周りに思われなくない心理も働き)
    ・自分の人生における優先順位をつけられないから、選べない。明確に断れない。あれもこれも手をつけてしまう。
    ・↑を考える時間を確保できず、負のスパイラルに陥っている。
    ★思考停止ではいけない、本質を考え抜こう
    に尽きると思います。)


    下記、個人的サマリ
    ↓↓
    ①見極めて、②捨てる。③仕組み化する。
    ①見極め:
    あらゆる選択肢を吟味し、重要なことにYESという。軽い気持ちで本気でとことんやるために、最初の見極めを怠らない。大多数のものは無価値。
    「選ぶ」ことを忘れると無力感に捉われる。選ぶ権利を絶対に手放さない。

     ☑︎考える時間を確保する
     ☑︎情報から本質を洞察する
     ☑︎遊び(精神的な本質)を忘れない
     ☑︎十分すぎるほど睡眠を確保する
     ☑︎厳しい優先順位付けの基準を持つ

    ②捨てる:
    最高の結果を得るには断ることが必要。勇気と思いやりを持って上手に断る。また、断る上では明確な目的を持つことが必要。

     ☑︎×かなり明確、○完全に明確に目標設定する
     ☑︎具体的かつ、刺激的な「本質目標」を定める
     ☑︎大切なことを知らないと、断れない
     ☑︎損切り(コンコルドの誤りを避ける)
     ☑︎しっかりと自分のテリトリーを線引きする
     ★断り方
      ・代替案を出す
      ・その場で答えず、折り返して回答
      ・「では、どれを後回しに?or 他の仕事の質が落ちる」と相手にトレードオフを意識させる
      ・丁寧な肯定を使って否定。
      ・別の人を紹介

    ③仕組み化する:
    目標を、努力と根性ではなく、すんなり実現するため、事前に障害を取り除くことが必要。

     ☑︎想像の1.5倍マージン込みで計画作成する
     ☑︎徹底的に準備する。ワースト想定する
     ☑︎ボトルネックを特定して対策する
     ☑︎一気にやろうとしない。仕事が決まったその瞬間に目的を明確化しておく。「早く小さく始める」
     ☑︎本質的な行動を、習慣化する
     ★習慣の作り方
     ・悪行動のトリガーを知り、逆をする
     ・難しいことからする
     ・ひとつずつ


    やること:
    ・複数に手を出さない。1つに全集中。
    「今、自分は正しいことに力を注いでいるか?」を絶えず問い続ける。トレードオフを直視し、何かを得るために何かを捨てる覚悟を持つ。ToDoリストをそもそも減らすことが最重要。

    ・仕事を断る
    「この仕事をやり遂げる時間とリソースがあるか」「自分が今やれることの中で最重要な仕事か」を判断した上で、YES。それ以外はキッパリ断る。
    さもないと、お互いが不幸になる。

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著者プロフィール

◎――McKeown Inc. のCEO。アドビ、アップル、グーグル、フェイスブック、ピクサー、セールスフォース・ドットコム、シマンテック、ツイッター、VMWare、ヤフーなど名だたる企業のコンサルティングをおこなう。著書『エッセンシャル思考』は全米ベストセラーとなり、ニューヨーク・タイムズ紙やファスト・カンパニー誌、フォーチュン誌などで取り上げられたほか、NPRやNBCなどの有名メディアでインタビューを受けた。ハーバード・ビジネス・レビューやリンクトインに人気ブログを寄稿し、ポッドキャスターとしても人気が高い。世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出された。

「2021年 『エフォートレス思考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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