ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761271794

感想・レビュー・書評

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  • 問題提起のルール
    原則…実害のないことで騒がない
    ルール1…事実で語る
    ルール2…命がお金にかかわること
    ルール3…主語を変えて考える

    原因分析のルール
    原則…変えられないものを変えようとしない
    ルール1…心がけではなく仕組みに原因を求める
    ルール2…過去より現在(いま、何が問題なのかいまの仕組み)
    ルール3…見かけの原因に騙されない

  • 問題の定義。その問題は本当に問題か?という問いかけ⇨前に読んだ【イシューからはじめよ 安宅和人】と似通うところがあった。
    ミニマル思考は、あくまで個人の思考のひとつ。他人に押し付けることはせず、根性論の上司がいる場合にはその上司の前だけ熱く根性を語りましょう。というフレーズ⇨共感できるところがあったし、敵を作らないうまいやり方だと感じた。

  • 頭の中から「考えてもムダなこと」を削り、「考えるべきこと」を最小限(ミニマル)に絞り込むためのルールを説明して、解決策を見つけるヒント紹介する本です。

    ロジカルシンキングに入門する以前の下準備として書かれています。

    下記のこの本のもう一つの主旨は全く同意します。
    「組織的なジャンク思考で犠牲になる必要はありません。悩まなくていいこと、争わなくていいことで消耗するのはやめましょう。ミニマル思考で自身の心と身体を守りましょう。」

    3つの原則
    1.実害がないことで騒がない
    →命かお金に関わるか

    2.変えられないものを変えようとしない
    →心がけより仕組み

    3.もっとクールな手はないか?
    →禁止令、罰則は最後の手段
    本末転倒になっていないか
    解決策がまずいときは原因分析・問題提起に戻る

    ・課題解決の際に本質からズレた思考を「ジャンク思考」と呼ぶ。
    ・「問題」は「本当に問題なのか?」を自問する必要がある。
    ・「問題」には、「誰かが実際に困っていること」と「実は誰も困っていないこと」に分かれる。
    ・「変えられるもの」と「変えられないもの」をわけて考える。
    ・「変えられるもの」は、意思ではなく「仕組み作り」で変えるようにし、「変えられないもの」は、変えようとしない。
    ・「実は誰も困っていないこと」と「変えられないもの」については、考えるだけ時間の無駄である。

  • アバンザ ジュンク堂で立ち読み。
    物事の本質を理解して無駄なことをしないようにする、というようなことが書いてあった。特に目新しさはなし。

  • 内容は大体他の本に書いてあることと同じだが、イラストがいっぱい載っていて頭に入れやすい。

  • 湘南蔦屋書店にあり

    ムダを削る
    は、気になる

  • 無駄な考えを捨てていくのがロジカルシンキングの第一歩なんだよ、というあまり考えたことがなさそうな人向けの本でした。

    ハウツーとしては悪くないけれど、解説も薄いし一貫したルールを提示しているわけではありませんでした。

    小生は、余計なことまで考えすぎてしまうタイプの人ですが、ここまでケアレスミス的な考えはしないかなあ。

  • 自転車置き場の話が好き。駐輪禁止->ご自由にどうぞ の方が効く話に似てる。無駄に消耗しないことって本当に大切。基本だけどその基本をできている人は少ない。

  • ロジカルシンキングを学ぶ前の入門書として、読むと良いかもしれません。考えても仕方のないこと、意味のないこと、成果につながらないことを削ぎ落とし、ものごとをシンプルに、的確に捉えて思考しましょうという内容です。すでに様々な思考法について学んでおられる方には、随分物足りないのではないかと思われます。



    べそかきアルルカンの詩的日常
    http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
    http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

  • ○この本から学んだことをひとつ挙げてください。
    ミニマル=最小限。頭の中に散らかっている「どうでもいいこと」「考えても仕方のないこと」を片付けて、本来考えるべき最小限の問題にフォーカスすることが大事だということ。


    ○学んだことは、業務にどのように活かそうと考えていますか?具体的に記載してください。

    ・現象を数字だけで捉えること

    ・発生頻度が高い現象を発生元から抑えようとしすぎないこと(起こるには理由がある)

    ・浸透できないことを対象のせいにしないこと
    心の声や叫びに耳を傾けること(浸透できないことには理由がある)

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著者プロフィール

「問題解決型ビジネス国語」を指導する企業研修・ビジネスセミナー講師。CSS公務員セミナーでは教養論文の講義も担当する。代々木ゼミナール講師時代、小論文を「問題解決の科目」と再定義することによって合格率を倍増。浪人生のゴチャゴチャになった頭を整理するツールとして「ミニマルシンキング(論点を最小限に絞る思考法)」を開発する。NHK Eテレ「テストの花道」はじめテレビ、雑誌でも活躍するほか、著書は台湾、中国、韓国などアジア諸国でも翻訳出版される。

「2021年 『資料と課題文を攻略して合格答案を書くための 小論文のオキテPRO』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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