正解が見えない課題を圧倒的に解決する 超仮説思考

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著者 : 高野研一
  • かんき出版 (2016年8月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761271992

正解が見えない課題を圧倒的に解決する 超仮説思考の感想・レビュー・書評

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  • 平易な言葉で書かれてますが、求めることは超高度。
    stay foolish.
    先ずは、仮説を作ること。
    そして、実験して動かないと何も始まらない。

  • "
    自分自身、型にはまった考え方をしがちで、新しい発想が苦手なので
    今までにない仮説を立てる工夫の仕方が学べた。
    まだまだ追いつかないことが多く、改めて少し寝かせた後に読んだら変わるのかもしれないが、
    現時点でも読んでよかったと思う。


    ーーーーーーー

    ◆フレームワークは""なんでも正解を出してくれる優れもの!""ではなく、
    ""型にはめて、定義して、答えを導いているもの""
    良い方向にも悪い方向にも転ぶ可能性はある。
    問題に対する視野を限定することで、唯一の解を導いている。

    ◆答えとは、問いを出している相手が誰かによって変わるもの
    →唯一の正解など無く、それは幻想である
     (※最初に思いついたもの、ひらめいたものに、飛びつきがち)

    【フレームワークを使って正解に辿り着く発想法は、危険な面もはらんでいる】


    ◆モノの見方を柔軟に変えられる能力
    →新しい記憶が蓄積されて、繋がっていく。記憶のライブラリーを豊かにすること

    経営とは、知識で学べば点が取れる学問のようなものではなく、
    <基本を繰り返し実践しないと体得できないスポーツや武道>に近い。

    ◆「自分の見えない世界」の中から、答えを探る
    飛躍的に売上を伸ばす答えは自分の頭の中にはない(あれば、やっている筈)
    新規事業のアイディアを考えるに当たって、社内でブレストをやるが、これも注意が必要
    社内にいる人の頭の中のアイディアをポッと取り出してきて新規事業が生まれるのであれば、
    新しい事業は次々と出てきていても良いはずではないか?

    ーーーーーーーーーーーーー

    ◆売れている芸人はアイディアをネタを10個考えて、それを捨てる
    まず思いついたネタは、ほかの芸人も考えていること
    11個目移行のネタを捻り出すのは容易ではないが、町を歩いたり、刺激を受けながらなんとか出す
    これを繰り返すことで、ベテランの芸人は""11個目のアイディア""がいきなり思い浮かぶようになる
    「考えてみれば当たり前だが、誰も思いつかなかったアイディア」を引き寄せるイマジネーションを

    ◇キーエンスの営業職は、顧客と工場のラインに入り込んで、
    「ここにセンサーを設置すれば、これぐらいの省人化とコストダウンが可能になります」と話す
    普通は「センサーを使えば、自動化が可能になります」
    他社が見えないところに入り込んで仮説を立てる訓練をしている
    →提案の具体性や、インパクトがぜんぜん違う

    ◇アイリスオーヤマは、毎週新商品のアイディアを出す「プレゼン会議」を社長自らやっている
    <ユーザーのライフスタイルを変えるストーリー性のある提案になっているかどうか>を徹底検証
    ・クリア収納
     日本には四季があり、夏物冬物を入れ替えて使う
     →どこにしまったか思い出せず夫婦喧嘩をした大山社長の実体験から、見えるケース
    ・米の小分けパック
     精米したばかりの米を必要な分だけ買って、食べる
     単身世帯でも米を食べたいというニーズを埋めている

    ーーーーーーーーーーーーー

    ◆FacebookやGoogleの価値=喜怒哀楽を生み出す""場所""を提供すること
    モノでニーズが埋まる時代は情報革命によって終焉した

    従来:ニーズ→解決策→製品・サービス
    現在:ライフスタイルを探る→喜怒哀楽から、価値ある情報が浮かび上がる

    ◆価値を生む方法が見えたら、すること
    「そのために、どう人を生かすか」
    自分ですべてをコントロールして他人との連携がうまくいかない人が多い
    エコシステム(企業の枠を超えたオープンな文化)の中で生きていく上では、
    【自分の知らない領域に強いパートナーを""どう生かすか""】がポイントになる

    ーーーーーーーーーーーーー

    「これまでは道がまっすぐだったが、この先は曲がっているかもしれない」
    この考えで運転できる人こそが、環境の変化を先取りして、環境自体を変えられる人

    最初から仮説が当たるという事は期待出来ない。
    最初は必ず外れる。
    しかし、実験や調査がうまくいかなかった後から、本当の仮説の設定と検証が始まる

    ・仮説が間違っている可能性
    ・仮説はあっているが、自分が気付いていないボトルネックがあり、成果を妨げている可能性

    ◆マテ茶の話
    ""太陽のマテ茶""以前に、他のメーカーが販売したことがある
    売り出し初日に「これはダメだ」と判るくらいの、散々な結果だった
    【ボトルネック】
    お茶の色が濃くて、陳列されている他のお茶と比べて手に取ろうと思えなかった

    しかし、このお茶は飲んでみると美味しい。肉料理にも合う。

    【コカ・コーラ社の戦略】
    ・ボトルを派手にラッピングして、見えなくした
    ・CMでラテン系のお姉さんを登場させ、""日本のお茶とはまったくの別物""というイメージを創り上げた
    結果、ロングセラーに!!

    ボトルネックの検証→仮説立てが成功した事例。
    売れたか売れなかっただけを判断基準にすると、この成功は無かった。

    ーーーーーーーーーーーーー

    【最後に】
    自分の仮説をGoogleで検索してみて、
    同じようなアイディアが簡単に引っかかってきたら、その仮説を捨てていく
    →これが""正しいGoogleの使いかた"""

  • グーグル検索をすれば予測変換や上位ランクで直ぐに答えが見付かる時代。一歩先の付加価値として超仮説思考が必要だと筆者は語る。一元的且つ演繹的思考ではなく多元的且つ飛躍的思考が必要なのはそのとおりだろう。本書では多くの事例やエクササイズで超仮説力を磨く。

    本書自体は独自視点や発想の転換の必要性を謳う発想本の一種ではあり、寄せ集め感はあるものの、興味深いトピックも幾つかある。例えば芸人の方の話はトップクリエイターが語る内容と酷似する。すぐ浮かぶアイデアは誰もが浮かぶアイデア、絞りきったあとに更に搾り出したアイデアこそ真のクリエイティブなのだと。また『第8章 オープンなエコシステムに参加する』は、日本のイノベーションのジレンマを的確に突いている。

    興味あるものを拾い読みするのがよいだろう。

  • 【フレーム枠より仮説思考が重宝する時代に】

    A.3C 分析、SWOT 分析等々のフレームワークは、自分が答を知らない問題に対して、仮説(仮の答)を考える際に役立つ。だが、フレームワークには、問題を単純化して唯一の「正解」を導くという、構造的な限界がある。このため、答が1 つではない問題を解こうとすると破綻することが多い。

    B. 今日、検索エンジンによって、知らない領域でも簡単に仮説を立てられる。だが、誰でも検索すれば得られる答からは、新たな価値は生まれない。これからは検索しても出てこない仮説、「超仮説」をたぐり寄せる力が真の価値を生む。

    C. 人の脳の活動の8 割は無意識の世界で行われている。そこでは、経験したことにタグをつけて記憶しておく。そして外部から刺激を受けた際、その刺激と関連するタグを持つ記憶を検索し、引っかかってきた記憶を組み合わせて、刺激を解釈するためのモノの見方をつくり出す。よって、新しいモノの見方を発見するためには、自分の経験を広げることが重要になる。

    D. 自在なモノの見方は、経験を積む他、次のようなトレーニングによっても獲得することができる。
    ・見えない世界にイマジネーションを広げる:課題を自問しながら、知らないところに出かけ、知らない人に会う。そして気になったことはメモする。これを数週間~数カ月間続けると、頭の中にひらめきが浮かぶ瞬間が訪れる。
    ・人の心の中に入り込む:「何が人の喜怒哀楽を生み出すかといったことを考える。製品ではなく人間が主役の今日、こうした問いに答えることで、大きな企業価値を生み出すためのアイデアが生まれる。

  • 発想のエクササイズ。禅問答。

  • 大学時代に政治学者の岡野学長の講座で話していた、「多元的価値観を持ちなさい」「遺伝子外情報で考えなさい」と言っていたことと、言葉は違えで同じ意味だなぁ。と思いながら読んだ。

    20年以上前にすでに講座で話していたことを、さも自分が考え出した新しい価値観の様に書かれている様に感じて反発心を持って読んでしまった。
    そのせいか上から目線的な書き方が気になった。

    とはいえ、問題解決のフレームワークや、ネット検索で簡単に情報を得られる今だからこそ「自分の考え」で行動する事が価値観が増しているんだと感じた。

    気に入った言葉
    実践の中でうまくいかないことが出てきた時は、自分自身のモノの見方を変えてみることが重要。
    人は無意識のうちに自分のモノの見方が唯一絶対であると信じ込んでしまう。
    「前提条件は変えられない」というものの見方がチャンスを見えなくする。前提条件はいつか変わるし変えられる
    顧客の意思決定プロセス
    1.認知
    2.情報収集・試用
    3.初回購入
    4.リピーター化
    どんなにいいアイデアも実行に移せなければ価値を生むことはない

  • グーグル、アップル、アマゾンはどのようにしてブレイクスルーを成し遂げたのか? 一筋縄では解決できない課題の最適解を見出す、頭の使い方を紹介する。

    第1章 学歴エリートが40歳を過ぎてつまずくワケ
    第2章 「超仮説」をたぐり寄せる力がキャリアアップを可能にする
    第3章 フレームワークでなくトレーニングが重要
    第4章 見えない世界にイマジネーションを広げる
    第5章 非連続な変化の先を考える
    第6章 視点を自分の外に移してみる
    第7章 人の心の中に入り込む
    第8章 オープンなエコシステムに参加する
    第9章 前提条件を疑う
    第10章 超仮説を立てて検証する
    最終章 実践こそがすべて

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