- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761272555
感想・レビュー・書評
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成人するまでのことをきちんと考え始めると
ある程度どんな人でも子供を持つことに躊躇する気がする詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子ども持つ親としては気に重くなるような内容だった。
親業を18年している。ここ数年は親とは重い責任があると考えるようになったが、最初の子どもを設けたときは、あまり考えていなかった。
子どもが居ると楽しいし、自分も成長するかなという程度で、後は何とかなるだろうと思っていた。
子どもをもたないことを決断するには色々と考えるようだ。それと比較すると、私は子どもを持つことに対して,何にも考えていなかったに等しい。
子どもが生まれて大きくなるにつれて、親の責任を感じるようになってきたが、そんなんでは駄目でしょうか。
この本を読んで、下重さんが子どももたない理由を理解できたし、そのような選択するカップルが居ても良いとは思う。しかし,子どもを持つのであれば、それなりの理由が必要で、親としての責任を理解した上ですべきというような論調の内容には、正直嫌悪感を持った。
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子供を持つ、持たないの選択は自由だ。私もかつては子や家族を持つ事に否定的であった。社会の共通認識(パートナーが居たら結婚するべき、とか、結婚したら子供を作る、とか)も無言の圧力があり辛い部分はある。
だけど子がこれからの未来を作っていく存在ではある。
自分と親との関係性や親に対する認識が変われば、また子供を持つ事に抵抗はなくなるだろうか。全ての人に子を持つ・持たない権利がフラットに考えられるように、自分と親との関係に良い思いがない人に関わりたいと思った。 -
目新しい事は無く、まあ普通の事が書かれていたなあという感じ。
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責任が持てないから産まない。
子供を産む納得できる理由ができるまで産まない。
すごくよく分かる。産んで終わりじゃない。
頭でっかちに想像するほど、子供を産むのが難しくなる。
産むのも産まないのも、自分の選択だし自分の人生。
悶々とするくらいなら、ここに出てくるご夫婦のように、出来ることやりたいことをして暮らしていきたいと思えた。 -
わたしが子どもをもたない理由。下重暁子先生の著書。視野狭小の島国日本は自分の生き方や価値観と少しでも違う人に対して必要以上に攻撃的、批判的になる人が多い。子どもを持つ持たないは個々の女性の価値観や判断に委ねられるべきで、子どもの有無が女性としての価値の高低につながるような発言は許されません。下重暁子先生のご意見に同意します。
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生まれてきたことにずっと感謝出来なかったという著者に驚いた。そうか、そう思う人もいるのか。
子どもを持たない理由をわざわざ他人に説明しなくてはならない社会、面倒臭い。社会って、結婚はまだなの?子どもは?2人目は?ずけずけと言い続ける要らん世話焼きおばちゃんみたいなものだな。
子どもがいるのに、アンチナタリズムを唱える知人に違和感を覚えてこの本を読み始めたが、著者は子どもを産むことに反対ではない。
子どもがいてもいなくても、結婚してもしなくても、人それぞれ。何が幸せかは人それぞれ。そんな著者の訴えに共感した。
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説得力があり、とてもすっきりしました。
私は子どもを持ちたいと思っていますが、
昔筆者と同じようなことで親になっていいのだろうかと悩んだ時期がありました。
子どもをもたない女性への偏見がどうかなくなりますように。 -
著者はちょっとつっぱりすぎのような気がするけれど、それでも、子供を持たないと決めた理由なんかは自分とほぼ同じ。
なので、少子化に貢献できなかったということに関しての罪悪感が弱まった。
ていうか、少子化問題と、子供を持つか持たない問題はそもそも別個の次元の問題よね。並列して語るものではないよね。