伝わるのは1行。

  • かんき出版 (2018年12月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784761273842

作品紹介・あらすじ

あの人の話はいつも短くてよくまとまっている。
あの会社のツイッターは、いつもリツイートされる。
内容に大差はないのに、あの人の企画はよく通る。
ネットで同じ商品を売っているのに、なぜかあのお店はよく売れる。

その最大の理由は、文章の長さにあります。情報があふれる現代、伝えたいことをより理解してもらおうと、長文でアピールしても隅々まで読んでくれる人はいません。2行以上の情報は、基本的に読み飛ばされてしまうといっても過言ではないのです。
こんな時代に自分の言いたいことを相手にきちんと伝えるために必要なのは、見た瞬間に直感的に理解でき、なおかつ「面白そう」「自分に関係ありそう」と思ってもらえる、簡潔でわかりやすく、気の利いた表現で伝えること。本書では、コピーライター一筋30年の著者が、それを“わずか1行”で実現する方法を解説します。
さらに、特に悩んでいる人が多い、女性向け商品やサービスを扱っている、企画開発やマーケティング、SNS、営業担当者に向など「女性に心を動かす伝え方を知りたい」という方向けに、女心のつかみ方を解説する特別付録もついています。

感想・レビュー・書評

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  • コピーライターである著者が心に刺さる1行を書くコツについて解説した一冊。

    情報が溢れる現代で長い文章が敬遠されることから1行で表現することの重要性を本書を読んで感じました。
    そして1行を作るために絞る、広げる、選ぶ、磨くという4つのステップを踏むことや
    助詞を抜くことや繰り返しやかけ声や対句を駆使することなど1行を輝かせる7つのテクニックが紹介されており勉強になりました。
    また20個のシズル言葉を使うことによって直感的に表現することもあって世間でも多用されているとも感じました。
    また、巻末の女心を掴むテクニックも面白いと感じました。

    本書で紹介されているテクニックはそんなに難しいものではないですが使いこなすとかなり効果を発揮し、伝えたいことがダイレクトに伝わるものであると感じました。
    本書で紹介されていることを活かしてスキルを身につけていきたいと感じた一冊でした。

  • 中身がスッと入ってきました!

    1行で!と言ってるだけあって、シンプルな内容で分かりやすく、かつとても勉強になりました

  • 最初の方は少しタメになったかな。

    でも後半は、、

  • 「長文は嫌われる」
    そんなことはわかっている。では、どうすれば短くなるのか?どうすれば、人に伝わり、読んでもらえる文章を書くことができるのか。
    さまざまなスッテプが書かれていて、タメになる。
    しかし、後半の女性にモテるテクニックみたいなのは不要かと。

  • 伝わるのは1行。
    著:田口 まこ

    1行こそが、あなたの可能性を広げる。
    こんな時代に、何かを伝えようとするとき、長文を隅々まで読んで理解してもらうことは不可能。見た瞬間に右脳で、直感的に内容を理解でき、なおかつ「面白そう」と思ってもらえる、簡潔でわかりやすく、気の利いた表現で伝えることが重要。

    文章にも、少しのことでガラリと変わる、そんなコツがある。本書では、普段文章を書く機会が少ない人でも、簡単にマネできて、すぐに使いこなせる、コピーライターのテクニックやコツについて以下の4章により説明されている。
    ①残念ながら、2行以上の情報は読んでもらえません!
    ②伝えたいことをギュッと凝縮する4つのステップ
    ③1行を磨き、輝かせる7つのテクニック
    ④最短・最速でハートに届く「シズル言葉」で心をつかむ

    ビジネス文書においても、1行まではいかないものの、長文では相手に読んでもらえない。わかりにくいといったトレンドが顕著となっている。

    それは、誰もが忙しい現状において、相手を思った、相手に合わせた、相手視点の最短で理解できる効率の良い手法として1行やサマリーが有効であり、求められているからである。

    状況に応じて、サマリーではない、補足資料やエビデンスなり、データが必要となるものの、それは後から読み手が選択して、情報を取りに行けばよい。そしてその情報を補足として提供すれば事足りることも多い。

    難しいことを簡単に、概念として捉えて提供することがますます必要となってくる。言葉を研ぎ澄ますと省略はことなるものの、環境やタイミングに合わせて、その使う環境の境が不明瞭となってきた今だからこそ、軸をもって活用していきたい。

  • 伝えたいことを1行に凝縮させるためのテクニックが紹介されている。シズル言葉は初耳だったが、巷で良く使われている言葉であり効果があるんだなと思った。

  • ・1行力こそがあなたの可能性を広げる
    ・心に刺さる1行はだれでもつくれる!
    ・「1行力」は最速最短で伝える…メッセージです。
    デザイン学科2年

  • あっという間に読めるにもかかわらず、素晴らしい内容だった。
    本編は全てに唸らされるプロの内容だったし、特別付録には笑いながらも重要な女性心理が書かれており、本当にダメになった☺️

  • コピーライトする。ターゲットイメージをとことん具体化する。絞る。伝えたいことをなるべく大量に書き出す。広げる。KJ法。カテゴリ分けし、絞るで選んだターゲットに向けてカテゴリを選ぶ。対象の特徴や内容がきちんと伝わるか、ターゲットの興味を引くか、独自性があるかでカテゴリ内から選ぶ。選んだ言葉を磨く。磨き方。助詞抜く。倒置。重畳、文頭に掛け声。漢字かなカタカナの使い分け。画像と掛け算、画像にない部分を言葉に。対句。
    シズル言葉は時代だなあ。
    女ごごろ解説は殿方には役に立つのではないでしょうか。

  • 一番大切なのは、シンプルに短くまとめること。

    そのために、端的に伝えるだけでなく、言葉のバリエーションや見た目にも配慮することが重要。漢字、カタカナ。時にはひらがなを使って表現する。

    長文や硬い文章は伝わらないからこそ、どうしたら伝わりやすい言葉に言い換えられるかを教えてくれます!

  • テクニカル

  • SNSや文章を書く人におすすめ。特に女性ターゲットの言葉選びに対して具体例があり役立ちます。

  • 文章を推敲するとついついかしこまった文章になりがち。
    体裁よりも伝わるかが大事

    例えば字面にしても 、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットで印象が大きく異なる
    「かわいい」「カワイイ」「可愛い」「kawaii」というように
    そういうところでは便利な言葉である日本語。

    載っていることを駆使してどんどん書いていきたい

  • テクニック1 
    「助詞抜き」技
    ▼助詞を抜くだけで、1行に躍動感が出る
    ▼「助詞抜き」で、SNSの1行がイキイキとした印象に
    ▼タイトルにしたときも効果バツグン
    テクニック2 「入れ替え」技
    ▼順序を入れ替えるだけで、平板な言葉がドラマチックに蘇る
    ▼「体言止め」との合わせ技も有効
    テクニック3 「くり返し」技
    ▼言葉をくり返す、ただくり返す
    ▼強めたい言葉を、何度も何度もくり返してみる
    ▼韻を踏んで3つの言葉を組み合わせる
    テクニック4 「かけ声」技
    ▼文頭に呼びかけるような〝かけ声〟を入れて、気持ちをこちらに向かせる
    ▼動詞で呼びかけるのも効果的
    テクニック5 「字面」技
    ▼漢字、ひらがな、カタカナで印象は大違い
    テクニック6 「かけ算」技
    ▼言葉と写真。情報をかけ合わせれば、効果倍増
    ▼1枚の写真が言葉によってまったく違う表情に
    テクニック7 「組み合わせ」技
    ▼「対句」ができれば、感動職人になれる
    ▼伝えたい思いと、それを邪魔するものとを組み合わせる
    ▼人を勇気づける1行を対句でつくる
    ▼「嘘っぽい対句」は見抜かれる! 心のこもった1行を

  • 2909
    長文全て見てもらえるなんて幻想、だから一行で
    ★①助詞抜き②倒置法③繰り返し④呼びかけ
    ★ミスはリカバリー力を魅せるチャンス
    ★特に女性に対しては肯定から入る、これぞ女心

  • 細かいTips集という感じでとっつきやすい。
    あまり深い内容ではないが、傍に置いて辞書的に使うと良さそう。

    特別付録の、女心を解説している部分が実質本文な気もする。

  •  内容は簡潔にまとめられていて2時間くらいあれば読み終わる。前半は表題通り1行で対象の魅力を伝えるための言葉の選び方などが書かれており、わかりやすくてよかった。実践してみようと思うものが多々。
     読んでいて悲しくなったのが女性のステレオタイプ化。特に後半、「女性の心を掴むには」的な内容が出てきていろいろ書いてあったが、そこからかなり外れている私としては「日々感じている『女とはこのようなもの』と押し付けられるような地獄はこのようにして作られているのか」と思ってしまった。一言二言くらいはフォローの言葉もあるが……。
     「伝わるのは1行。」というタイトルから全く逸脱している内容とは言えないが、このタイトルを見てこんなにステレオタイプを読まされるとは思わなかった。載せるならせめて男性特化の内容も平等に扱ってほしい。

  • コピーライターの著者がこれまでの30年以上のコピーライター業界での経験で培ったノウハウを紹介する本
    実績のある著者のその経験に基づくノウハウで説得力もありまた有用である
    そもそもタイトルからして見事に内容を表しているが、これは優秀
    直感に頼らずに読み手の心に刺さる1行を作る4ステップを提示しているのもよい

    残念なのは約4分の1が、本書の内容とは無関係の「女心入門」となっている点です
    「女心入門 女性に届く1行のコツ」とはなっていますが、、、超絶蛇足
    そこまで男性のモテたい心を弄んでまで売りたいのかね、、、

    この部分をなくして1000円程度の新書判で出せばよかったのに、、、
    本編は☆4だが、この不快な蛇足で☆2減して☆2

  • 対象を細かく決める。
    伝えたいことを洗いざらいだす。
    その中から欲張らずに選択する。
    ブラッシュアウトする。

    助詞をぬく。

    いきなり書き始めない。

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著者プロフィール

田口まこ(たぐち・まこ)
コピーライター。京都府出身。京都芸術短期大学(現・京都芸術大学)美学美術史学科卒業後、一般企業を経て、広告制作会社ライトパブリシティに入社、コピーライターとなる。
大塚製薬「ポカリスエットステビア」「カロリーメイト」などを担当し、「ジャワティ」の雑誌シリーズ広告で、コピーライターの登竜門「東京コピーライターズクラブ新人賞」受賞。
その後フリーランスとなり、女性向けの商品広告を中心に活動。ライオン、花王、P&Gなどのトイレタリー商品、資生堂、カネボウ、ポーラ、ランコム、フローフシ、ロート、ファンケルなどの化粧品のコピーを多数手がけ、現在も第一線で活躍中。コピーライター歴は30年以上。著書に『短いは正義』(ダイヤモンド社)がある。東京コピーライターズクラブ会員。

「2022年 『1行で伝える力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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