知識を操る超読書術

  • かんき出版
3.85
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本棚登録 : 4983
感想 : 459
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761274566

作品紹介・あらすじ

“TV出演、企業研修、経営者への戦略的なアドバイス、動画配信を週7回、ほぼ毎日のフィットネスジム通い、まとまった休暇での海外旅行。”などなど、
強靭なアウトプットを生み出しているメンタリストDaiGoの読書本です。

速読よりも熟読を、良書よりも悪書を、新刊よりも古典を…「知識の最大化」を人生のテーマを掲げ、毎日10~20冊の本を読む、著者の読み方を徹底解説!
本書のテクニックを学べば、モチベーション、集中力、記憶力、理解力、アウトプット力…、いつもの読書の質が上がります!

これであなたもDaiGoレベル!

感想・レビュー・書評

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  • この本は大分前から気になっていたのですが、ブクログや他社レビューで「ある程度読書術の本に今まで書かれてきた内容」というのをみかけたので、そのままになっていました。けれど、書店で実際手に取ってみると、大変面白そうな項目が並んでいて、早速購入しました。
    やっぱり本はネットではなく、自分で実際に見ないとわからないというのを実感しました。

    一番、この本で、心に残ったのは、第1章の「読書にまつわる3つのフェイク」で、
    ・本から得た知識をアウトプットできるかどうかは「本を読む準備」をしているかどうかで7割決まる。
    重要なのは読書の前に「得たい知識」を明らかにすること。
    ・ほしい知識があるからこそ、必要な情報に気づき、その「使い方」を考える。
    私は今まで、これがあまりなくて、ただ好きな本をやみくもに読んでいただけでした。本を読めば何か情報が得られると勘違いしていたので、どんな知識を得たいのか、考えることから始めようと思いました。

    以下
    第2章 読書の質を高める3つの準備
    第3章 理解力と記憶力を高める5つの読み方
    第4章 知識を自在に操る3つのアウトプット
    と続きます。

    読書したあとに、レビューを書くと記憶に残りやすいといろいろな読書術の本などでよく言われていますが、この本では、その本に対して、どの視点から読んで、考えていくとレビューが上手く書けて、本の理解度が進むのかも書かれているので、レビューを書くときはその項目を見直して活用していきたいと思います。

    他にも、私には読んで為になる細かい項目(運動や睡眠と読書の関係・推薦図書他)がたくさんあり、今まで読んだ、読書術の本の中でも、かなり的を得たことが書かれてている良書だと思いました。

  • 結論から言うと、本から得た知識をアウトプットできるかどうかは、1つ目の「本を読む準備」をしているかどうかで7割決まります。
    P6

    7割ってほとんどじゃん! 冒頭から衝撃を受けた。だって本を読む前が大事だなんて想像つかなかったもの。なんとなく気になった本を買って、なんとなくページをめくって、なんとなく読書を終える、そして頭には残らない、、、こんな読み方をしてきたからね。

    ポイント
    本を開く前に内容を予測しよう。
    意外性があるほど、記憶に刻まれる。
    P133

    予想するのも大事なんだとさ。目次なんて今まで重要視してなかったから、今度からまず目次を熟読してみるかな。

    評価の定まっていない本を読むよりも、古典から古びることのない「真理」を学ぶほうが効率よく知識を習得することができます。正直に言ってしまえば、ビジネス書の新刊を100冊読む時間があるのなら、古典に向き合ったほうが得られるものは多いはずです。
    P224

    最近よくビジネス書を読むけど、古典はあまり読んだことないなぁ。とりあえず有名所の古典を読み漁ってみるか。

  •  1日20冊の本を読み、その知識を活用してアウトプットし続けている著者の「読み方」の技術を紹介。

     これまで読書術についての本を何冊か読みましたが、この本が1番納得できました。

     速読に憧れ、何種類かチャレンジし、そのたびに挫折していた自分にとって、著者の考えに深く共感しました。

     また、著者の読書術は、かなりアクティブでこれを実践すれば、大きな武器になることがよく理解できました。

     説得力があるのも、著者自身がかなりの本を読んでいるからだと感じました。

     すべてを実践することは難しそうですが、できる所から少しずつ実践していき、自分の武器にしていきたいと思います。

  • この本は、本を役立てるという目的を第一にして方法論を構築している。
    第1章
    ・大量の言葉に触れるほど、文章処理能力が上昇
    ・8割わかる、2割引っかかるレベルがモチベ維持に適している
    ・基礎知識はゆっくり着実に読むしかない。(速読できない)→だから知識の土台を作ることが最優先。
    ・基礎能力がないと選書眼もない。
    ・ダメな本はツッコミを入れて思考の強化に使う。
    第2章
    読書で挫折しないための方法論を構築する。
    ・読書の目的と理由を書きだして整理する。
    ・知ってることと知らないことを把握する。
    ・物語化して感情を掻き立てたり、論理構造を把握して記憶を定着させる。
    第3章
    ・本の内容のうち、読書の目的、理由を照らし合わせて必要な部分に狙いを定める。
    ・つなげ読み(text to ~)
    ・「要するに」読み
    ・いろんな問いを立てて吸収効率を上げる。
     ・問題提起とその解決方法
     ・興味深い話、具体例は何か
     ・この本で最も重要な一文は何か
     ・人に勧めるときどの章のどんな情報を一番に取り上げるか
    etc...
    第4章
    読んでいて「これはいいな」と思うものは実践し、習慣化すること

  • 自分の辞書としての本に分類。
    準備、読み方、その本から得た知識をアウトプットする。読み方5つあって、全部試そうと思うとハードル高いけど、出来るところと、自分が克服したい苦手なところをつまんで、やっていこうと思う。
    ビジネス書、入門書、古典、そう言う本だけ読むことをオススメしているのかなぁ..?と思ったけど、最後に小説を読むことも、アウトプットにおいて有効とあり、その分野もどんどん読んでいきたい。
    インデックスカードを本のしおりにする方法は、目からウロコ。私の二つの問題を解決してくれるものだった!

  • すごい人なんだろうなぁと思う。読書力を高めたいなと思って読んだ。何冊か著者の本を読んだが、バッサリ切る物言いの人だなと改めて感じた。それでもなるほど〜と思える部分があるから読んでみたくなってしまう。笑





    ★内容十分に理解しながら読むスピードを確実に速くする唯一の方法は、オールドファッションな練習しかない。すなわち、大量の言葉に触れれば触れるほど、文章処理する能力を速くなっていく。

    ★「なぜ、この本を読もうと思ったのか?」「この本から何を得たいのか?」「読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか?」

    ★好奇心を刺激された状態の時、私たちの脳は記憶力を高める

    ★会話によって動いた感情と結びついた情報や出来事は記憶に定着します。

    ★論理展開能力がある人は、難解な文章を読んでいても著者の主張を逃さず読み取ることができます。
    ★ワーキングメモリを鍛えることでインプット、アウトプット両面の能力が高くなり、読書効率が著しく向上する

    ★自分の経験や世界とつなげることで、本は100倍血肉になる

    ★「要するにどんな内容なのか?」「どこに感動したのか?」自分なりの言葉でその本の印象をメモしよう。

    ★伝えたい「たった1つのこと」が伝わればいい。完璧にやる必要はない、と。割り切って話すことが自信につながり、説得力が増していくのです。

    ★共感能力を鍛えるには読書が役立ちます。

  • DaiGo祭り。
    簡潔、具体的、明快。
    まんまとメンタリストに操られているのでは?と思うほどだが、そこから得るものがあればいい。

    2020.9.28

  • 《memo》
    アクション1:本を読む準備をする
    アクション2:本の読み方を知る
    アクション3:本から得た知識をアウトプットする
    →この3アクションの繰り返しが知識を操る読書術となる

    準備    :学びたいことなどの整理
    読み方   :スキミングか熟読かの判別
          興味あるところから読む
    アウトプット:一旦本を閉じてミニテストとして
          内容を復習する

    スキミング=拾い読み。読むべき箇所を減らす。

    読み終えたのに役に立たないのは以下の理由
    ・内容を理解できてない
    ・内容残ってないために実践できてない
    解決策→読む前の準備、役立てる読み方を知ること

    メンタルマップ
    行動起こすときに、理由、メリット、期待していることなどを箇条書き→読む意義を見失ったときに見直すことでやる気取り戻せる。読書にも応用可能。
    ・何で読むのか
    ・何を得たいか
    ・読んだあとどうなりたいか
    →読むのがだるいときにこれらの答えを見直す

    キュリオシティギャップ
    興味ある分野ほど記憶力が上がるという研究。ノートの左側にこれから読む本のテーマについて自分が知ってることを書く。目次をスキミングしながら興味がわいた知らないことを右側にかく。→本読むと理解度と記憶力高まる


    質問を投げかけながら読む、自分の経験と関連づけて読む、など読むための準備もおすすめ。

    『ウェイクフルレスト』読書や勉強の途中で5分程度目を瞑って脳を休ませるとその後の記憶力が向上する。逆に豊富テレビを見たり漫画読んだり他のインプットをしてしまうと記憶力は妨げられる。

    頭が働かない、やる気が出ないときは20分のウォーキングがいい。脳が成長しやすくなり新しい知識を身につけやすくなる。また注意力アップのドーパミン、気分向上のアドレナリン、抗うつ効果のセロトニンが分泌される。また、読書の集中力が途切れたらその場で足踏みしながら読むと良い。脳への血流量が増えて集中力持続し、過去の記憶を定着もさせる。

    《気づき》
    むりに全部読む必要はなく、スキミングして読む箇所を選ぶのほ賢い読み方だと思った。
    ただ、メンタルマップ作成や質問を投げかけながら読む、自分の経験と関連づけて読む、などの方法は面倒に感じてしまった。

    《action》
    目次を参照し、自分が興味ある箇所や求めている答えがありそうな箇所を確認してから読み始める。退屈な箇所になってきたらスキミングして飛ばしながら読む。
    足踏み読書も簡単に実践できそうで取り入れてみようと思う。

  • 「本をよく読むのに、読み終えた後に内容をイマイチ覚えていない」「効率よく本を早く読めるようになりたい」「DaiGoさんはどうやって1日に10~20冊も読書しているのだろう?」

    そう思って本書を購入した。大事なのは、本を読む時に受け身にならず、目的をもってちゃんと準備すること。
    テクニックのいくつかは同著者の『超効率勉強法』の応用で、西岡さんの『東大読書』で取り上げられている内容と重なるものもあった。でも、それだけ頭のいい人たちが実践する読書術なんだから、実践するしかない。

    個人的に「スキミング」で内容をざっと捉える方法や、知っている内容や直ぐに理解出来た箇所は読まなくていいと教えてもらえたのは有難かった。

  • 1日10〜20冊の本を読むという著者の読書方法論。
    速読ではほとんどの内容が捉えられないことや、読書前から読了後までにどのように本と向き合うか。科学的根拠に基づいて説明されていて、「なるほどな。」と納得感を得る。
    今まで読んだ別の本で同じように述べられていることもありましたが、この本では研究データを用いて述べられ、説得力がありました。
    それを取り組むかは別だけど…

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著者プロフィール

英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとしてTV番組に出演。その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家として活動。著書は累計400万部。ビジネスや健康法、恋愛や子育てまで幅広いジャンルで人間心理をテーマにし、YouTubeや独自配信アプリ【Dラボ】にて動画配信を精力的に行っている。趣味は1日10~20冊程度の読書、猫と遊ぶこと、筋トレ。

「2024年 『ダークメンター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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