世界一ラクにスラスラ書ける文章講座 一流のコピーライター、作家も実践している!

  • かんき出版 (2019年12月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784761274597

作品紹介・あらすじ

才能もセンスもいらないスラスラ書ける方法、教えちゃいます。

「文章を書くのに時間がかかってしまいます」
「書きたいことはあるのに、文章にまとめることができません」
「正直、文章を書くのが苦痛で仕方ありません」

報告書や企画書といったビジネス文章から、
ブログをはじめとするSNS、メール、チャットまで、
わたしたちが文章を書く機会は、以前よりも増えました。

そのぶん、書けない自分にイライラしたり、
伝わらないもどかしさを感じるケースも増えています。
「いったい、どう書けばいいんだろう?」と悶々と悩み、
仕事の効率や生産性が下がっている人もいることでしょう。

コピーライター、作家、記者、編集者……。
実は、文章を書くのがうまい人たちは意識する・しないにかかわらず、
自分なりの文章の「流れ」(=型)を使って書いています。
「最初にこれを書いたら、次にこれを書き、
さらにこれを書き、最後にこの要素を入れて締める」
といった「順番」のテクニックがあるのです。

本書では、文章の流れを「テンプレート」のかたちでご紹介。
テンプレートに沿って要素を当てはめていくだけなので、
「何をどう書けばいいの!?」という人たちも、
ラクにスラスラと、思い通りの文章を書けるようになります。

しかも、覚えるテンプレートは3つだけ。
ぜひ、おためしください。

感想・レビュー・書評

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  • マイナス
     以前のわたしは文章を書くのが苦手だった。映画や小説の感想を書こうとしても、何も浮かばず手が止まることがよくある。いざ書けたとしても伝えたいことが多すぎて、結局何が伝えたいのが分からない文章に。

    転機
     「文章を書けるようになりたい」そんな時に文章における「型」に特化した本書と出会う。本書で紹介されている「3つの型」はどれも使いやすい。

    列挙
     最初に、「列挙型」。「言いたいことは3つあります」のように、冒頭でいくつポイントがあげるので読み手が迷わずに着いてきやすい。個人的に3つの型で最も使いやすく多用している。
     具体的には、映画や小説を鑑賞した際、好きなポイントが多いときに、「この映画で良かった点は〇〇つあります」と使っている。とくに推しキャラ好きなシーンがいっぱいある時には重宝。
     
     次に、「結論優先型」。冒頭で結論をズバッと言うこの型は時短になるので好き。文章書くときだけでなく、話す際にも役立つ型だと思う。「結論から言います」と冒頭で言ってくれるユーチューバーの動画はついつい見てしまう。
     学生のときにこの型を知っていれば、レポート地獄を乗り切れたかもしれない。社会人になった今では、会社で報告するときにこの型を使っている。

     最後に、「ストーリー型」。マイナススタートの主人公が、成長を経てハッピーエンドに向かう。この型は映画の主人公を想像するとすんなり理解できた。個人的に列挙型に次に使いやすい。映画や本から何かを経て変化を感じたときはこの型を使っている。

    進化・成長
     これら3つの型を知ってからは、文章が書けなくてつまずくことがなくなった。映画や小説の感想を書くときや、会社でのメッセージのやり取り、あらゆる場面で使える。今後はこの3つの武器をひっさげ、文章を書くときのオトモにしたい。
     
    明るい未来
     もはや以前の文章を書けないわたしは居ない。むしろ書きたくてウズウズしている。これからも型に当てはめて文章を書きまくりたい。
     ちなみに、このレビューは「ストーリー型+列挙型」に沿って書いてみた。ストーリー型では、文章が苦手だった私が本書を読んで書けるようになったこと。列挙型では3つの型について述べてみた。やっぱり方の力はすごいや、驚くほどスラスラ書けてしまった。

  • 3つのテンプレートに当てはめるだけであらゆる文章が「うまく」「思い通り」に書ける!
     
    帯の言葉通り、仕事で文章を書く人(書かない人なんているのか?)にはPCの横に常に置いてほしい1冊です。
     
    テンプレートを使うとなぜわかりやすいのか?
    それはもうこの本自体がそのことを体現してくれています。
     
    目次がまず「列挙型」になっていて、これから読もうとする人にわかりやすい構成になっています。
     
    ・3つのテンプレートが文章を書くときの救世主になる!
    ・テンプレート①列挙型
    ・テンプレート②結論優先型
    ・テンプレート③ストーリー型
    ・まとめ
     
    そして各章は「結論優先型」で納得のいく構成。
    「ストーリー型」も各所に散りばめられていて、読んでいて飽きさせることがありません。
     
    こういったお勉強本の場合、楽しく読めて、簡単に実践できることも重要ですが、そういった点でもこの本は満点だと思います。
     
    自分が書きたい内容に対して、どの型を使えばいいかも「シチュエーション集」としてまとめられているのもありがたいです。
     
    伝わる文章を書けるようになるために、私もこの本で勉強するぞ~

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 起承転結は漢詩のための構造。レポート、論文のためには忘れる。

    文章作成はテンプレート式で書く。
    1,列挙型
    2,結論優先型
    3,ストーリー型

    まずは、一行ライティング
    言いたいことを箇条書きにする
    それをを文章にする
    風邪の予防⇒風邪を予防することが大切だ
    免疫力の向上⇒睡眠と栄養が大事⇒睡眠をとり、栄養に気を付けて免疫力を高めよう
    など

    列挙型
    1,全体像のパラグラフ
    2,まず、、・・・
    3,次に、・・・
    4、さらに、・・・
    5,結論 以上のように・・・

    列挙型の一行ライティング
    1,夏バテを防ぐビタミンB1を含む食材を紹介する
    2,ひとつめは豚肉
    3,ふたつめはそば
    4,3つめは豆腐
    5,これらの食材で夏バテを防ごう

    列挙する数は2~7まで。これ以上なら箇条書きにする

    列挙型の変形
    ひとつだけ、を伝える
    「~するなら、気を付けることは、たった一つだけです。」など
    はじめに、つづいて、最後に 第一に、第二に、第三に、


    結論優先型
    1、結論を言う
    2、理由、根拠=論理的な理由
    3,具体例、詳細=個人的な体験
    4,まとめ=もう一度結論

    結論優先型の一行ライティング
    1,長所は企画力です
    2,学園祭実行委員会で、~という新しい企画を出した
    3,その企画は、小さいころの、~という体験からくるものです
    4,このように新しいことを考えることが好きです

    1,結論 私の考えは○○です。もっとも大事なことは○○ではないでしょうか。
    2,理由 かぜなら~、理由としては~、なぜかというと~、~がその理由です。
    3,詳細 たとえば~、私も~、具体的には~
    4,まとめ 以上のことから~、このように~

    3,に体験談をいれると説得力が増す

    結論優先型のアレンジ
    3と4の間に予想される反論に言及する
    1の結論の前に、結論の背景を入れる
    1,背景 この結論が必要な状況説明
    2,結論 こうすれば解決する
    3,理由 なぜなら~だから
    4,詳細 私も過去に~、しかしこうしたら~
    5,まとめ 以上のことから~には○○。

    ストーリー型
    1,マイナスを伝える
    2,転機
    3,進化・成長
    4,明るい未来

    ストーリー型の一行ライティング
    1,なかなか成績が伸びない
    2,ある先生との出会いで勉強の仕方がわかった
    3,それからは勉強がはかどるようなった
    4,来年の受験はあこがれの志望校に挑戦する

    1と3はギャップが大きいほどいい
    最後はハッピーエンドで
    「ジャパネットたかた」の商品プレゼンテーション

    テンプレートは組み合わせられる
    1,結論を伝える
    2,理由を列挙型で
    3,詳細の体験談をストーリー型で
    4,まとめる


    一行ライティング
    1,結論 このオフィスに「5S」を導入することを提案する。
    2,その理由は3つある
    ひとつめは、仕事の効率と生産性が上がるから
    ふたつめは、あらゆる問題解決に役立つから
    みっつめは、スタッフの心に好影響を与えるから
    3,前職のホテルでは、バックヤードは混とんとし、スタッフ間の連携もとれなかった
    「5S」を導入し、バックヤードの整理整頓と客室クリーニングのオペレーションを改善した
    その結果、無駄がなくなり作業効率がアップして、客数も増えた
    4,以上のように、「5S」を取り入れれば、様々な課題が解決する

    当オフィスに「5S」の導入を提案します。「5S」とは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」の5つのことです。一般のオフィスから工場、飲食店、建築現場、医療施設など、「5S」を導入している企業やお店は少なくありません。

    5Sの導入の提案をする理由は3つあります。
    ひとつめは、身の回りを整理整頓することで、ムダな時間や労力が減り、仕事の効率と生産性が高まるからです。たとえば、資料が見つからず探す時間は非効率で非生産的です。この時間を省くことで、おのずと効率や生産性はアップします。
    つふつめは、5Sが、あらゆる問題解決に役立つ万能ツールだからです。スタッフ間のコミュニケーション不全は伝達のムダをなくすことができれば、誤解が減りスタッフ間の結束力を高めることができます。
    みっつめは、スタッフの心に好影響を与えることです。オフィスがゴミで散らかっていると、仕事もいい加減でいいという気持ちが芽生えがちです。一方できれいに片付いていれば、仕事もきちんとやろうと背筋が伸びます。5Sの精神はスタッフのマインドを鍛えやる気を引き出します。

    私自身、前職のホテルマン時代に「5S」の効果を実感しました。客室の清潔さは顧客獲得の必須条件です。しかし、バックヤードは混とんとしていてスタッフ間の連携もうまく取れず、客室の清掃も雑になりがちでした。しかし、あるとき新しいマネージャーの鶴の一声で「5S」が導入されました。そこで徹底されたのがお客様の目にはつかないバックヤードの整理整頓でした。不要なものを捨て、ツールを整備することでスタッフ間の専用のボードを設置できるようになりました。その結果、作業の効率アップだけでなくオペレーションも大幅に改善しました。その効果は、客室の清潔さが評判となって、客数の大幅増加という形で現れました。

    このように5Sは、単に掃除をするだけを意味しません。整理、整頓、清掃、清潔、躾を通じて、仕事の仕組みを考え、職場のさまざまな問題を解決する手段になります。当オフィスに導入することで、作業効率のアップ、生産性向上、スタッフ間の連携強化、個人のモチベーションアップなどさまざまな効果が期待できます。
    以上の理由から、当オフィスに「5S」の導入することを提案します。

  • やや文章がビジーで、熟読するには少々きついかも知れません。

    各テンプレートが役立つシチュエーションが書かれているので、文章を書こうと思ったときにシチュエーションに合わせて、本書のテクニックを読んでいくと良いと思います。

    各テンプレートの章末で1行ライティングがあり、話の芯を確認するためにいつも利用しています。

  • 3つのテンプレート①列挙型②結論優先型③ストーリー型は、今までも無意識で使っていた。ただ型として意識したことはなかった。型をベースとしたアレンジ方法の紹介が使えそう。

  • テンプレートを活用すれば、本来自分ですべき自問が不要、楽に書ける。

    単純なことかもしれないけど、ここにこれを書くと決まれば確かに書きやすい。

  • 忙しくて1ヶ月くらいかけて読了。文章構成をすごく論理的に解説しており非常に勉強になった。

  • とても為になりました。私は、とにかく文章を書くのが苦手で何から書けばいいか分からず書くのが大嫌いでした。そんな私でも、何かテンプレートに沿って書いてみようと思わせてくれる内容でしたし、分かりやすかったです。書くのが苦手な人にとっては、とても良い教科書になると思います。

  • 新人さんの研修とかでやると良いかも。
    書ける人は自然と出来ているというか、わかりやすい文章を真似していたらなんとなく身についてるくらいの内容だけど、こういうのちゃんと説明されることって意外と無いですよね。

  • 伝えたいことをどのような構成で伝えるか悩む時間が長い人におすすめ。
    3つの型を文章が苦手な人にも分かりやすく解説してくれていて、すぐに活用できるような内容になっている。

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著者プロフィール

伝える力【話す・書く】研究所所長/山口拓朗ライティングサロン主宰
出版社で編集者・記者を務めたのちに独立。25年間で3500件以上の取材・執筆歴がある。現在は執筆活動に加え、講演や研修を通じて「論理的なビジネス文章の書き方」「好意と信頼を獲得するメールの書き方」「売れるセールス文章&キャッチコピーの作り方」「集客につなげるブログ発信術」など実践的ノウハウを提供。2016年からは300万人のフォロワーをもつ中国企業「行動派」に招聘され、中国の6大都市で「Super Writer養成講座」を定期開催中。著書に『「9マス」で悩まず書ける文章術』(総合法令出版)、『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』(明日香出版社)、『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』(日本実業出版社)、『会社では教えてもらえない ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン』(すばる舎)などがある。文章作成の本質をとらえたノウハウは言語の壁を超えて高く評価されており、中国、台湾、韓国など海外でも翻訳されている。

「2021年 『1日1分で文章が勝手にうまくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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