- かんき出版 (2019年12月18日発売)
本棚登録 : 214人
感想 : 15件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784761274597
作品紹介・あらすじ
才能もセンスもいらないスラスラ書ける方法、教えちゃいます。
「文章を書くのに時間がかかってしまいます」
「書きたいことはあるのに、文章にまとめることができません」
「正直、文章を書くのが苦痛で仕方ありません」
報告書や企画書といったビジネス文章から、
ブログをはじめとするSNS、メール、チャットまで、
わたしたちが文章を書く機会は、以前よりも増えました。
そのぶん、書けない自分にイライラしたり、
伝わらないもどかしさを感じるケースも増えています。
「いったい、どう書けばいいんだろう?」と悶々と悩み、
仕事の効率や生産性が下がっている人もいることでしょう。
コピーライター、作家、記者、編集者……。
実は、文章を書くのがうまい人たちは意識する・しないにかかわらず、
自分なりの文章の「流れ」(=型)を使って書いています。
「最初にこれを書いたら、次にこれを書き、
さらにこれを書き、最後にこの要素を入れて締める」
といった「順番」のテクニックがあるのです。
本書では、文章の流れを「テンプレート」のかたちでご紹介。
テンプレートに沿って要素を当てはめていくだけなので、
「何をどう書けばいいの!?」という人たちも、
ラクにスラスラと、思い通りの文章を書けるようになります。
しかも、覚えるテンプレートは3つだけ。
ぜひ、おためしください。
感想・レビュー・書評
-
マイナス
以前のわたしは文章を書くのが苦手だった。映画や小説の感想を書こうとしても、何も浮かばず手が止まることがよくある。いざ書けたとしても伝えたいことが多すぎて、結局何が伝えたいのが分からない文章に。
転機
「文章を書けるようになりたい」そんな時に文章における「型」に特化した本書と出会う。本書で紹介されている「3つの型」はどれも使いやすい。
列挙
最初に、「列挙型」。「言いたいことは3つあります」のように、冒頭でいくつポイントがあげるので読み手が迷わずに着いてきやすい。個人的に3つの型で最も使いやすく多用している。
具体的には、映画や小説を鑑賞した際、好きなポイントが多いときに、「この映画で良かった点は〇〇つあります」と使っている。とくに推しキャラ好きなシーンがいっぱいある時には重宝。
次に、「結論優先型」。冒頭で結論をズバッと言うこの型は時短になるので好き。文章書くときだけでなく、話す際にも役立つ型だと思う。「結論から言います」と冒頭で言ってくれるユーチューバーの動画はついつい見てしまう。
学生のときにこの型を知っていれば、レポート地獄を乗り切れたかもしれない。社会人になった今では、会社で報告するときにこの型を使っている。
最後に、「ストーリー型」。マイナススタートの主人公が、成長を経てハッピーエンドに向かう。この型は映画の主人公を想像するとすんなり理解できた。個人的に列挙型に次に使いやすい。映画や本から何かを経て変化を感じたときはこの型を使っている。
進化・成長
これら3つの型を知ってからは、文章が書けなくてつまずくことがなくなった。映画や小説の感想を書くときや、会社でのメッセージのやり取り、あらゆる場面で使える。今後はこの3つの武器をひっさげ、文章を書くときのオトモにしたい。
明るい未来
もはや以前の文章を書けないわたしは居ない。むしろ書きたくてウズウズしている。これからも型に当てはめて文章を書きまくりたい。
ちなみに、このレビューは「ストーリー型+列挙型」に沿って書いてみた。ストーリー型では、文章が苦手だった私が本書を読んで書けるようになったこと。列挙型では3つの型について述べてみた。やっぱり方の力はすごいや、驚くほどスラスラ書けてしまった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3つのテンプレートに当てはめるだけであらゆる文章が「うまく」「思い通り」に書ける!
帯の言葉通り、仕事で文章を書く人(書かない人なんているのか?)にはPCの横に常に置いてほしい1冊です。
テンプレートを使うとなぜわかりやすいのか?
それはもうこの本自体がそのことを体現してくれています。
目次がまず「列挙型」になっていて、これから読もうとする人にわかりやすい構成になっています。
・3つのテンプレートが文章を書くときの救世主になる!
・テンプレート①列挙型
・テンプレート②結論優先型
・テンプレート③ストーリー型
・まとめ
そして各章は「結論優先型」で納得のいく構成。
「ストーリー型」も各所に散りばめられていて、読んでいて飽きさせることがありません。
こういったお勉強本の場合、楽しく読めて、簡単に実践できることも重要ですが、そういった点でもこの本は満点だと思います。
自分が書きたい内容に対して、どの型を使えばいいかも「シチュエーション集」としてまとめられているのもありがたいです。
伝わる文章を書けるようになるために、私もこの本で勉強するぞ~ -
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
やや文章がビジーで、熟読するには少々きついかも知れません。
各テンプレートが役立つシチュエーションが書かれているので、文章を書こうと思ったときにシチュエーションに合わせて、本書のテクニックを読んでいくと良いと思います。
各テンプレートの章末で1行ライティングがあり、話の芯を確認するためにいつも利用しています。 -
テンプレートを活用すれば、本来自分ですべき自問が不要、楽に書ける。
単純なことかもしれないけど、ここにこれを書くと決まれば確かに書きやすい。 -
忙しくて1ヶ月くらいかけて読了。文章構成をすごく論理的に解説しており非常に勉強になった。
-
とても為になりました。私は、とにかく文章を書くのが苦手で何から書けばいいか分からず書くのが大嫌いでした。そんな私でも、何かテンプレートに沿って書いてみようと思わせてくれる内容でしたし、分かりやすかったです。書くのが苦手な人にとっては、とても良い教科書になると思います。
-
新人さんの研修とかでやると良いかも。
書ける人は自然と出来ているというか、わかりやすい文章を真似していたらなんとなく身についてるくらいの内容だけど、こういうのちゃんと説明されることって意外と無いですよね。 -
伝えたいことをどのような構成で伝えるか悩む時間が長い人におすすめ。
3つの型を文章が苦手な人にも分かりやすく解説してくれていて、すぐに活用できるような内容になっている。
著者プロフィール
山口拓朗の作品
