データ分析の先生! 文系の私に超わかりやすく統計学を教えてください!

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 456
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761275051

作品紹介・あらすじ

累計28万部の大人気シリーズから「統計学」が登場!

感想・レビュー・書評

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  • ここは、深く考えてもあんまり必要のないところだから「そういうものと割り切れ」とか、そこから先は素人が学ぼうとしても時間無駄だとか、(ニュアンスです笑)言ってくれる感じが好きだった。案外、授業とかだと全部事細かに説明しようとしてれるけど、濃淡があるのがよかった。

  • 確かに超わかりやすかった。
    ただ、これぐらい超わかりやすくしてくれてないと、高校で躓いた私には難しいんですよね。
    自分で使いこなせるようにならなくてもどういったものなのかざっくり知っておきたい人にはお勧め。

  • 不偏分散と標本分散の違いを学べた。
    回帰分析と重回帰分析がExcelで算出できることを知った。
    大学で学んだことがスッカリ忘れていることに衝撃で、もはや思い出すこともできない。改めて勉強しなおすかどうするか、しばらく時間をかけて考えたい。

    大学の先生が文系向けに書いてくださっているが、わかりやすいところと、そうでないところの差が激しい。

  • 統計の基本的な概念である無作為抽出法、平方和、分散、標準偏差について理解することができる。回帰分析について解説されている点は類書とは異なる点で助かる。
    正規分布や信頼区間についても言及されているがやや文系読者にとっては難しいのではないか。
    全般的に類書より難しい印象。それは端的に数式が多いからで概念理解に手こずっているところに数式理解もしなければいけないからだと思う。私も含め数式に抵抗感がある人は基本的な学力が足りていないので、かなり丁寧に数式を説明してもらう必要があるが、本書はやや中途半端なところは否めないと思う。
    数式への抵抗感を一部払拭しつつ、統計の世界を案内すると言う目的だったと推測するが、そこはちょっとうまくいっていないと思う。統計の理解が浅くなりがち。
    試みとしてはよかったけど、本書の目的を達成するためには倍の厚さは必要だったのではないかという感想。

  • 数学が苦手な文系の方にはふつうに難しいと思う。

    なにかデータを見る際はそのデータの正確さや信頼性を考慮しなければならない。

    データを扱う上で大切なのは明確な目的を持って正しい手法で分析しなければいけない。

  • 文系寄りの数学科出身ですが、私が通っていた20年も昔は、小中学校の授業で統計がほとんど扱われていない時代でした。大学でもちょこっと学んだだけで、本格的に学んだことはありませんでした。
    今の時代、メディアが出してくるデータも意図的に操作されているような気がするものが多く、統計学を知ることは自分を守ること・騙されないことだと常々思っていたので、わかりやすく書いてあるこの本から読み始めようと手に取りました。

    本書の中でも言っていますが、統計学の概要をサクッとまとめたものなので、「何でそうなるの?」「その式が表してる意味は?」と気にし出すと先に進めませんf^^;その辺りはすっ飛ばすとすれば、確かに何となく統計学のイメージがボヤーっと見えた気がするし、データリテラシーは上がったのかな、と思います。重回帰分析や多重回帰分析がわかったこと、エクセルでの解析の仕方がわかったことは私にとって大きな収穫でした♪

  • タイトルのとおり、ど素人だけど統計学を知りたいという文系人間の私にぴったりで、今の私にとっては五つ星の本。少なくとも、分散や標準偏差という用語や、回帰分析のさわりは理解できた。もちろん、高度な内容には進めていないが、超初級編としては丁度いい。統計についての様々な誤解や、世の中の怪しい統計に対する批判も面白かった。

  • ビジネスパーソンの間で、データ処理や統計を学ぶ必要性を感じる人が増えているようです。この手の本が、次々と出版されますね。

    冒頭から、「調査もどきが多すぎる」という鋭い指摘。苦手意識からか、数字で示されるとあたかもそれが正しい、それ以外は受け入れられないとまで思ってしまう人がたまにいます。

    平均値ほどあてにならない数字はないのに、平均が大好きな人も多いように思います。散らばり具合を見ないことには、全体を把握することはできないのに。

    ファイナンシャル・プランナーという立場で家計の話をするときに、どのような説明が伝わりやすいのかを模索する中、本書はとても分かりやすく、参考になりました。

    運用のリスクを理解するには、確率や正規分布がわかっていなければなりません。数字を計算するのは理系の仕事ですが、数字を使ってプレゼンしたり説得したりしてコミュニケーションするのは、文系的な要素が必要だと思います。

    本書は「データを計算する人」は、必ずしも「データの意味をよく知っている人」ではない、ということに気づかせてくれます。

  • 【星:2.5】
    書いてある内容はわかりやすい。
    だが、全体として言いたいことが何なのかがはっきりとしない印象。

    抽出法、正規分布、回帰分析など統計学でのメジャーと思われる所をピックアップして丁寧に説明している。
    ただ、統計学の教科書の単元を抜き出してきて、その部分を分かりやすく説明しているだけという感じがする。
    したがって個々の内容は良く理解できるのだが、では統計学ってどんなものなの?という全体像が見えてこない。

    タイトルどおり「超わかりやすい」のだが、統計学の入門という「門」をくぐる前で終わってしまい、次に繋がらない感じ。

  • このシリーズの中では、本書は「難しい」部類に入るような気がしました。少なくとも超わかりやすいとは言い難いかな、と。

    とはいえ、「難しい=何も得ることが無い」ということは無く、自分としては『情報が手に入ったからといって、すぐにわかったつもりになってはいけない』という教訓は得たと思います。

    今の時代では、結構大事なことかな、と。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。九州芸術工科大学(現・九州大学)大学院芸術工学研究科情報伝達専攻修了。民間企業でデータ分析業務やセミナー講師業務などに従事した後、大学非常勤講師や非常勤研究員などを務めた。現在は、著述家として活動する傍ら、企業や大学などでの講演活動にも精力的に取り組んでいる。

学生時代に、誰からも頼まれていないのに、そして誰にも見せる予定がないのに、中学生と高校生に向けた数学教材を制作していた。

主要な著書に『マンガでわかる統計学』『マンガでわかるベイズ統計学』『マンガでわかる線形代数』(いずれもオーム社)がある。同書はスウェーデン語やイタリア語、ロシア語などに翻訳されてもいる。
http://www.takahashishin.jp/

「2020年 『データ分析の先生!文系の私に超わかりやすく統計学を教えてください!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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