- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761275389
作品紹介・あらすじ
老いていく不安。コロナ禍の自粛生活。
この先、一体どうなっていくのか……。生きることにまつわる不安と苦痛、とらえどころのない、もやもやした感情にさいなまれて、誰もが不機嫌になりがちな日々。
著者は、50万人の悩みを聴いてきた89歳のシスター。こんなときだからこそ、「機嫌よく暮らそう」と説く。
もちろん不機嫌になってもいい。そのときは、素早くその感情に気づいて不機嫌の芽を摘む。
ヒントは、比べない、とらわれない、老いを恐れないこと。
本書には、今日から誰にでもできる、機嫌よく生きるための小さな習慣・ヒントが詰まっている。
感想・レビュー・書評
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タイトルが気になって図書館で借りたのですが、思いの外良かったです。
これ、覚えとこうと思う所を教科書の様にノートをとりながら読んだのですが、写経ってこんな感じ?ってくらい良い事書いたし、今、テストしたら答えられそうです。
時々、ノートを読み返して本当に自分のものにしたいです。
今の私に丁度必要な薬みたいな本でした。出会えて良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
周りにとらわれそうになる時ほど自分ファーストで。
確かに、他者の心の内や発言の意図なんて察せないのだから。
他者へどんな声がけが1番か、どんな言葉が欲しいんだろう、どうしたら楽しくあれるだろうと考えるならむしろ、
自分がまず楽しく満たされて幸せであり、他者へ楽しく関わる形にありたい。
それがその人とたまたま合わなかった、ならそれでもアリなんだ。合わせようとしなくても大丈夫 -
水のように心に染み入る言葉の数々でした。
一番印象的だったのは、死の瞬間は本人にはわからないもので恐れる必要はないという言葉でした。なんとなく、死はとても怖いものと幼い頃から思っていましたが、そんな根底を覆すような考え方で驚きました。
自分の考え方や身だしなみ、機嫌の取り方で日々気持ちよく過ごせるなら、それに超したことはないなと思います。 -
ふわっと、心が軽くなる箇所もチラホラ。
ゆるく読める1冊だと思います。 -
いま、この瞬間を大切に生きる、ということ。
心掛けたいと思った。 -
【本の感想】
人生の大先輩(89歳シスター)が書かれた本であり、読むだけで心が軽くなりました。書くことで自分自身と向き合う時間や自分を労ってリラックスする時間を大切にしたいと思いました。
【おすすめポイント】
人間関係でモヤモヤしてしまった時、一生懸命になり過ぎて日常に疲れてしまった時に読むと心が軽くなります。
紹介者:すもも
発行日:2022/7/25
企画名:図書新聞夏号 -
こういった内容の本は少なくないが、実際にそうして生きてきた著者だからこその説得力があった。人生の先輩に見習いたいと感じた。
追記)
間違えて借りてまた読んだ。(途中で気づいた…)
前のときと私の状況が変わったので、より心に響いた。自分を抑えつけず、毎日を楽しく感謝して生きたい。
「悪い出来事も自分を清めるため、心を高めるために起きている。感謝して受け入れることで新しい道がひらかれていく。」
今の試練が私をもっと高めてくれるのかもしれない。振り返って良かったと思えるのかもしれない。 -
比べない
とらわれない
老いを恐れない
老いは人生で溜め込んできたことを手放していくプロセスです。かつての地位や肩書き、昨日まで動いていた手足の動き、蓄えてきた貯金、この世で蓄えてきたものにとらわれることなく手放していくのです。
なんでも沢山急いでやる必要がなくなれば、少しの事にゆっくり時間をかけられるようになるのです。そうすると、様々な人間味も味わって、人の面白さも分かるようになる。人間が丸くなるとは、受け入れる余裕ができること。こうして豊かになった感情が人生そのものを豊かにしてくれます。