- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761276942
作品紹介・あらすじ
目標を立てても、なかなか行動に移せない……そんな悩みを解決します!
「今年こそは○○を達成しよう」「将来に向けて□□の資格を取得する!」「目標数字を達成するために計画的に動こう!」そんな意欲はあるのに、いつの間にかグダグダ。毎年毎年、計画や夢は立派だけど全然達成できない。このような悩みを抱えている人は多いでしょう。
原因は「怠け者」という性格的な面もありますが、計画性のなさや時間管理ができないという技術的面もあります。
「達成したいこと」「やりたいこと」を叶えるためには、現実の一歩に落とし込むことが必要です。つまり、ビジョンから長期目標へ、長期目標から短期目標へ、短期目標から今日やることへ、という棚卸しをしていくのです。
本書は、せっかく見つけた「やりたいことや目標・夢」を実現していくための分解時間術を紹介します。
感想・レビュー・書評
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本書はスケジューリング初心者の方でもわかりやすく管理方法を教えてくれます。まずは目標決めを実施し、どのように生きたいかを定義づける。そのための目標を設定、とドライなタスク管理ではなく、まさしく人生のスケジュールを決めるための方法が記さされます。ビジネス色の強い見た目とは裏腹でこの点はいい意味で裏切られました。そのため、仕事柄いわゆる手帳を使う必要がないと感じている方にも是非ともおすすめしたい一冊です。
スケジューリングの本は数多く読んできましたが、多くの本で取り上げられている点はまとまっているんだなと感じました。私の感じた共通点は、
・予定を実行する前に見積もり、実際かかった時間と比較する
・自分とのアポイント(緊急では無いが、重要なこと)を優先する
この2点がスケジュールの肝なのかなと個人的には感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
目標や夢が達成できる!1年・1ヵ月・1週間・1日の時間術
著:吉武 麻子
冒頭に、時間を有効につかって、充実した人生を送ろうとあります。
そして、大事なことは、納得感、自分でやりきったという経験を何よりも大事にしてほしい、とあります。
分解時間術で、まずは行動の一歩。そして行動の継続で、目標や夢を叶え、人生を豊かにしていきましょう。
・時間管理は学校で教えていないから、自己流となるのは、当たりまえ。本書で、時間の使い方を見直しましょう
内容はオーソドックスです。安心感がありました。
■目標の立て方
・目標を達成するために必要な3つの要素
①達成したくて仕方がない目標
②実行可能な計画:短期だけではなく、中期的視点、長期的視点でもチェックしていく必要があり
③未来を変える今すぐの行動
・PDCAサイクルを回せ。Plan To Check Action
・行動計画はきちきちに立ててはいけない。8割程度の精度でよい
・タスクの粒度、こまかさはほどほどに、細かすぎても、粗すぎてもいけない
・目標も時間もタスクも分解していくことがカギ
・目標を、長期、中期、短期に分解する
・期限は、3~5年、1年、3か月、1カ月、1週間、1日
■1年目標
・目標を立てる前に、どう生きたいのかをまず自由に考えて、それをできれば、ノート等に書き出してみる
・ビジョン:価値観、長期目標:得たい結果、を書き出す
・つたない言葉でも、書き出して、視覚化したものと、頭の中にあるだけだと、雲泥の差が生まれる
・長期目標のわな
①新年の目標は9割わすれる
②1年でできることを過大評価する
③行動すれば、目標は変動する ⇒ 目標や計画を柔軟に修正して、着実に前に進めるように余白を残す
④後回しにしてしまう
⑤時代は待ってくれない ⇒ 世の中は急激に変化している
■3か月目標
・1年の目標を3か月×4に分ける
⇒タスクを想定しやすく、スケジュールに組込みやすくする
⇒理由1:今すぐ取り組めるタスクに棚卸する
⇒理由2:持ち時間を現実に把握する:時間を見積る
・決断したあとは、出した決断を正解にすべく、行動するのみ
・目標を達成させるための無理のない一歩を、ベイビーステップという
ベイビーステップを積み重ねていくためには、3か月目標がキモとなる
・やってみてうまくいかなかったことは、失敗ではない。何もしないでいることこそが失敗
・1年という期間の妥当性
自分の努力ではどうしようもないもの⇒コントロールができない
自分の努力次第で左右される自己責任のもの⇒コントロールできる
■1カ月目標
・行動目標に分解する ⇒ガントチャートを使う
・何はともあれ、睡眠時間を最優先で確保する
・SMARTの法則
S:Specific 具体性 目標は具体的か?
M:Measurable 測定可能性 数字で達成度を測れるか?
A:Achievable 達成可能性 達成可能か?
R:Relevant 関連性 目標達成が自分の利益につながるか?
T:Time-bound 明確な期限 期限が設定されているか?
■1週間、1日の目標
・タスクは1週間単位で管理する ⇒ 52週
・優先度の高いタスクを週の前半で終わらせる
・緊急度は低いが、重要なタスクに前倒しで取り組む ⇒ 事前にその時間をブロックしてスケジュールする
一番重要なものは、「緊急ではないが、重要である」もの
・実行可能な計画を立てるためには
①時間の記録(ログ)をとる
②時間見積を行う
③バッファ:余白の時間を予定する
・To Do 管理(期限がない) ではなく、タスク管理(期限をもつ)で管理する
・マルチタスクではなく、シングルタスクで
・タスクを細分化する⇒分割すればやるべきことが明確になり、迷いなく集中ができる
・3分で終わるならその場で実行、3分より時間がかかるなら、いったんメモして、いつやるかを後で考える
■うまくいかないときは
・目標の立て方
⇒本当に達成すべき目標ですか?
⇒タスクがうまく分解できていますか?
・時間の使い方
⇒事前の見積もりと大きくずれはありませんか?
⇒バッフアを十分確保できていますか?
・行動の仕方
⇒期限を守る環境を自分で整えていますか?
・習慣化のポイント:慌てず、小さな行動に1つずつ取り組んでいますか?
すでに習慣化されている行動とセットにするとやりやすい
・自分の期待をさげる
①できたことに目を向ける
②現実的な目標を設定して達成する体験を重ねる
③睡眠、運動、食事の時間をしっかりと確保する
■計画のふりかえり
・1日の振り返り:夜寝る前
・1週間の振り返り:日曜日の夜
今週のタスクが計画通りに進んだのか
次週に取り組むタスクがどこまでかを確認する
・1カ月ごとの振り返り
自分と向き合う時間を月に1回、2時間ほど確保する
・振り返りの3つの項目
①成果
②改善点
③手放したこと、手放すこと
・手放すことで時間を生む
捨てる
任せる
緩める
・あなたがやるべきタスクですか?
気づく
認める
手放す
■手帳の使い方
・アナログ(手帳、ノート等)で書き出す
⇒記憶に残りやすい
⇒書きながら整理できる
・アナログの中で、とくに、手帳がおすすめ
・月間ブロックタイプ+ウィークリーバーチカルタイプ
・鳥の目、虫の目で、24時間をどうつかっているのかをひと目でわかるようにする
・手帳はつかいこなさなくていい ⇒ 実行可能な行動計画が立てることが目標
・デジタルのいいところ
①アラーム
②タスク管理ができる
③いつでも、どこでも確認できる
④スケジュールをチームで共有できる
⑤持ち運べる
■結論
結果を出せる人、出せない人の違い
→ 途中であきらめるか、あきらめないのか
→ つまり、続けられるかどうかです
目次
はじめに
第1章 目標達成は計画が8割
1 時間管理は自己流がほとんど
2 目標達成するために必要な3つの要素
3 目標を立てても達成できない3つの理由
4 目標達成は「DO」ではなく「PLAN」で決まる
5 「大」から「小」への分解計画術で目標は達成できる!
第2章 1年目標の分解計画術(1年目標→3カ月目標)
1 目標を立てる前に時間の土台を整える
2 1年で成し遂げたい目標を設定する
3 長期目標の5つのワナ
4 「1年目標」を4つの「3カ月目標」に分解する
5 「決める」を決める
6 分解苦手さんにオススメ! タイプ別目標設定法
第3章 1カ月目標に分解する (3カ月目標→1カ月目標)
1 3カ月ガントチャートで3カ月の時間を見える化する
2 3カ月目標から1カ月目標に分解する
3 タスクも「大」から「中」へ分解する
第4章 1週間・1日の目標に分解する(1カ月目標→1週間・1日目標)
1 1カ月目標から1週間の目標へ分解する
2 実行可能な計画への3ステップ
3 タスク管理で目標達成率を上げる
4 時間に追われない優先順位の付け方
第5章 計画が思うように進んでいないときは
1 「目標」「時間」「行動」の3つの視点で原因を探る
2 「時間がない」の本当の理由
3 行動し続けるための3つのポイント
4 「やりたい」ではなく「やる」にセットする
5 「達成したくて仕方がない」気持ちの源泉を掘り起こそう!
第6章 計画を振り返る
1 振り返りの時間をスケジューリング
2 振り返りの3つの項目
3 手放すことで時間を生み出す
第7章 目標達成に効果的な手帳の使い方
1 手帳の目的
2 デジタルとの併用でさらに行動促進
3 これからの手帳の選び方
4 手帳でタイムコーディネートを実践する
おわりに
ISBN:9784761276942
出版社:かんき出版
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1500円(本体)
2023年10月02日第1刷発行
2023年11月20日第4刷発行 -
もうこの手のhow to本を読むのはやめて、実行に移したい。いくらインプットしてもアウトプットしないと意味がないよね…。
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前から気になっていた本。ダイエットの計画に取り掛かるにあたって、読んでおこうと思い、手にした。1年の長期目標、3ヶ月毎の中間目標、1週間の短期目標。現実可能な、細かすぎない、けれども綿密な計画。ちょっと難しそう。だけど、読んでいるとできそうな気分になってくる。やってみようという気にさせる本。
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ここ数年1年が経つのが早すぎる。過ぎた時間はいったいなにに費やされたのやら。今の状況にあった時間管理を考えるために読みたい
#目標や夢が達成できる 1 年・1 カ月・1週間・1 日の時間術
#吉武麻子
23/10/4出版
#読書好きな人と繋がりたい
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とてもわかりやすく各章ごとに目標達成に向けた細分化の方法が簡潔にまとめられています。
しかし!最後の章で筆者のつくったスケジュール帳の宣伝が!!
私は壮大な青汁の広告を読んでいたのか!?と錯覚してしまうほど突然で
なんかなあとおもってしまったのが、☆2の理由です。
宣伝を挟む前に
読者利用可能な目標達成に対して書き込むシートを配布
それを使いやすい手帳にしました!だったら購入検討していたと思います。
いい本だったからこそ、残念! -
この本を読んだ後から「振り返り」を大切にするようになった。例えば、1ヶ月の振り返り、1週間の振り返りとできてたことと、改善した方が良いことを明確化し、過度な計画を立てなくなってきてる。
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・1年、3ヶ月、1ヶ月、1週間、1日で目標を立てる
・大前提、人生のビジョンやミッション、行動指針を決めることが必須
└どうありたいか、なんのためにやるかなど
・大抵の人は実際にかかる時間より少なく見積もってしまうので、バッファを取っておく
・人は1年でできることを過大評価しすぎて、10年でできることを過小評価しすぎる
・タスクは1週間単位で管理することで、調整がしやすい
・次に何をすればよいのかその都度考えるのは無駄なので、TO DOリストではなく優先順位でタスク管理する
・1日、1週間、1ヶ月の単位で振り返りをする
└1日は単純な振り返りと次の日の優先順位決め
└1週間は計画通りに進んだのかを振り返る。できていなかったらそれをいつの週にやるのか決める
└1ヶ月はノートに振り返りや未来に向けてやりたいことを自由に想像して書き殴る。自分の未来について考える時間を取る -
手帳の大切さを今まで軽視していました。
勝間和代さんの「年収10倍アップ時間投資法」
青木千草さんの「citta手帳」
も最近読みましたが、皆手書きのウィークリータイプかつバーチカルタイプ手帳をオススメしていました。 -
とても参考になった。
実際にoutputしていきたい。
吉武麻子の作品





