本質を突き詰め、考え抜く 哲学思考

  • かんき出版 (2023年11月8日発売)
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784761276997

作品紹介・あらすじ

「課題解決」「アイデア発想」「イノベーション」「人材・組織開発」「ビジョン構築」……問いから始まる対話で思考を拡張せよ!
日本初の「哲学コンサルティング会社」を設立し、ビジネスの最前線で哲学を実践・活用してきた著者が教える、ビジネス×哲学の知見から生み出した、答えが一つではない問題に最適解を導く思考法

今日、ビジネスと哲学の関係は大きく変わっています。ESGやSDGsをはじめ、企業は環境への配慮やジェンダー平等など、社会課題への取り組みが求められるとともに、社会における自社の存在意義(パーパス)の提示が競争力/共創力になるようになっています。
かつて、ソクラテスやプラトンたちが「よく生きるとは?」「美とは何か?」といった価値をめぐる問いを探究したように、いまや企業もビジネスパーソンも、物事の本質や価値の追求と無縁ではなくなりつつあるのです。
それは、よりよい世界をつくるための社会的価値の創出に資するとともに、企業が事業を展開していくうえでも新たな価値規範を提示し、競争/共創戦略を優位に進めていくコンピタンス(能力)になります。
人間の本性や世界の根源的原理、真善美といった普遍的価値を探求してきた哲学は、抽象的な問いに向き合い、深く思考していくにあたって絶大な力を発揮します。
哲学的理性は合理的に突き詰めるだけではなく、もはや「なぜ」「なんのために」を問えない究極的なものに到達するダイナミックな思考です。

感想・レビュー・書評

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  • 疑問と目的をもって考え、行動していくことの重要性を確認しました。
    成功した事例もあり、イメージしやすかったです。

  • 哲学シンガー美学デザイン思考

  • 哲学博士で起業した著者が、国内外での哲学とビジネスの動向を紹介している。
    大手企業での導入事例も載っている。
    ドゥルーズやホワイトヘッドなどの現代思想と経営の関係についても書かれている。

    70頁に「なぜ合理的に『なぜ』を問うのかといえば、合理性の先にある非合理なもの、既存のフレームを超越した異他的なものに出会うためだ」とある。
    「WHYを5回問え」というビジネスの言葉があるが、「なぜ」や「なんのために」を超えるのが、哲学思考と理解した。

  • 231118-2-2

  • 哲学色がもっと強い思考スキルの紹介が良かった
    他に見られる思考スキルに哲学っぽく色付けした感じ。

    何をすべきか実現したいか
    何をすべきでないか実現したくないか
    目的思考?

    関係性を意識して頭を回そう

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著者プロフィール

社会保険労務士法人ワン 代表社員
社会保険労務士、日本人事総研グループ加盟人事コンサルタント。
1964年、滋賀県生れ。大谷大学文学部社会学科卒業。

「2024年 『2025年版 知って得する年金・税金・雇用・健康保険の基礎知識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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