最高の未来に変える 振り返りノート習慣

  • かんき出版
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  • 本 ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761277345

作品紹介・あらすじ

本書は、ノートを「書く」だけでなく「振り返りスキル」を身につけることを提案する本です。
今の時代は、変化が大きく、問題が複雑化し、多くの人が不安を感じて生きています。さらに、ネットやSNSの情報に踊らされて、心の安定を崩している人も多くいます。寝るまでYouTubeやインスタを見て、起きたらLINE、日中は仕事のメールやSNSで費やし、常に自分以外の誰かが作った外の情報を処理することに多くのエネルギーを使っています。すると自分が何をしたいのか、何を考えたのか、自分自身が分からなくなってしまいます。
ノートに書き、振り返ることで、自分の心の声が聞こえ、未来に向けてどう行動すればいいか、自分らしい生き方をするにはどうすればいいかが明確になり、実行に移せるようになります。
書くだけで終わらせず、振り返るスキルを手に入れた方は、自分が本当に望む仕事に転職したり、病気の苦しさから立ち直ったり、新しい挑戦をはじめたりしています。「振り返り」には、自分で人生を切り開く力があります。

感想・レビュー・書評

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  • 自己内対話を繰り返して、自分をよく振り返り、新たな価値観を再発見したり、既存の価値観を再構築したりする。これをノートを使って、じっくり取り組みましょう。といった内容。筆者の言う通り、実行しないと何も変わらない。提案そのままは難しいかもだけど、できる範囲でやってみようと思う。

  • この手のノート術的な本を読むのはもはや趣味になっていて、実践するつもりなんて元よりなかったのだが、ちょっとやってみようかなと思わせる説得力がある。
    数年前から日記とも行動ログともつかない日々の記録を書いていて、自分としては珍しく一日も欠かさず続いている。ただ書きっぱなしになっていて、せっかくの記録も振り返りをしないと勿体ないような気がしてきた。
    一応今年から毎週末と毎月末にレビューをすることにしているが、年初に立てた目標の達成度合いを確認することが目的で、本書の自分を見つめ直すための振り返りとは全くの別物である。心が動いた出来事を1日3つに絞るというアイデアも良い。試しにやってみるかな。

  • 別の本を読んだ時に、毎日・毎週・毎月の振り返り時間を持つことの大切さを知ったので、振り返り方法についてより具体的に記載されている本書を手に取りました。

    本書は、日記のように心情を吐き出すのではなく、吐き出した心情を冷静に分析し、自分を知り未来に繋げていくためのノート術。

    振り返る時の7つのスキルや、例が記載されていて、とても分かりやすい。

    早速、ノート買ってきたので今日から振り返り習慣を始めてみようかと。

    ジャーナリングだけでは何か物足りない。
    そう感じている方にオススメします。

  • 人気の本であるだけに、ものすごく学びが多かった。
    終わりに書いてあったように、
    簡単に自分が変わるのではなく、日々の行動だけが自分を変えるというのがすごく納得。
    今までノートが続かない、何を書いたらいいかわからないと言う人にもお勧め。
    特に第3.4章のワンデー、ウィークリー、マンスリー振り返りをやるとものすごく良さそう。

    ・今の時代は、ネットやSNSにあふれる膨大な情報の処理と、他者とのコミュニケーションをとることに偏りすぎているため、自分を内省する時間は意識してとらないとほぼゼロになってしまう。

    たった数分でいいので、振り返る時間を持つことを習慣化を。
    振り返りとは、自分を知るだけにとどまらず、自分といい関係を築き、自分を大切にし、人生を豊かにするスキルでもある。学んで、習慣化することで、誰でも習得することができる



    ・振り返り
    ×だめなことでできないことを探し出して理由を探る
    ◎どう行きたいのか、何を望んでいるのか、どんな才能があるのか、どんな縁があるのかなど人生を生きれたような大切なヒントがたくさん潜んでいる。
    →多くの財産を持っていることに気がつく



    ★エフェクチュエーション
    優れた起業家は、目標設定して、そこから逆算して計画を作成する逆算型思考ではなく、手持ちの手段から新しいゴールを発見していく思考法である。

    →目標設定の生き方がうまくいかなかったかったには、自分に今「あるもの」を見つけ出して、それを生かす生き方がお勧め

    自分が持っているあるものに目を向けてみましょう

    ・振り返りの効果
    習慣化すると
    ①葉っぱが見える期間
    ・自分の頭、心、体の状態がわかる
    ・最近の自分が気になってること、大切な人が見える

    ②幹が見える期間
    ・徐々に自分が関心あること
    ・強み、得意なこと
    ・自分の思考パターン、行動パターンが見えてくる


    ③根っこが見える期間
    ・行動、思考パターンを生み出しているものが見えてくる
    ・望み、思いが見えてくる。(どう生きたいのか、どういう人でありたいかなど)



    ・書くことの効果
    言語化することで、頭と心がスッキリする

    ・振り返りの効果
    時間置くとより冷静になって見える範囲が広がる。
    人間はどんどん忘れてしまう生き物で、1日の75%の出来事を忘れてしまうと言われている


    ◎習慣化のコツ
    ・隙間時間を使って振り返る癖がオススメ

    ・仲間と一緒に振り返りもオススメ。
    人に話すことで、1人で書いた時に出てこなかった言葉が出てきたりすることも
    書くと話すは違う脳を使う
    週に1度3〜4人で30分ほどで1週間の振り返りをするのも良い

    ・同じことを何度も書いているのは、変わろうとしているプロセスの中にいる

    ・自分が続きやすい方向に続くまで色々と試してみて。
    続かなかったらもう一度再開すれば良い。
    完璧にやることよりも続けることのが大切。


    ◎振り返りのその先へ
    ・矢印の向きを変えてみる。
    矢印の向きは内側と外側の2方向ある。

    外側に向いているとき
    〜に行った
    〜と会った
    〜を食べた

    内側に向いているとき
    今度〜してみたい
    と言うアイディアを思いついた
    Aさんに〜を提案してみよう。

    バランスよくすることが大切なのではなく、
    2個あると言うことを覚えておくことが大切

    ・振り返りは、自分自身との対話とも言える。(自己対話)
    内なる声はいつも正しいとは限らない。
    自分と良い関係を築こう

    ・抽象化①抜き出す
         (共通点や法則をまとめる)
    ②視座を変える
         (社長、役員、部長、チームリーダー、新卒の視点など)


    ・認識を通じて捉えたものだけが「あるもの」
    認識していないものは自分の世界ではないもの」になる。
    認識が自分の世界を作っている。
    振り返りをすることで、捉え方が変わり、この認識を鍛えることができる。




    ・ワンデー振り返り
    ⭐︎STEP1 実際に起きたことって感じたことをそのまま書く
    ①心が動いて出来事1つ選んで書き出す
    ②瞬間的思考・感情を書き出す
    ex) プルチックの感情の輪
    ③どんな行動を取ったのかを書き出す
    ④どんな結果になったかを書き出す。

    ⭐︎STEP2 書いたことを振り返る

    ①意味づけ思考を書き出す
    無理にポジティブ思考にしない
    大切なのは納得できるかどうか
    (出来事に対して改めて気づいたこと
    今から行動できること
    どんな結果につながったか?)

    ②「今から」「自分で」「行動」できることを書き出す

    ③行動の結果を書き出す


    ・ワンデー振り返りとマンスリー振り返り

    まず1日の中で心が動いた出来事を3つ選ぶ
    (出来事+意味づけで書く)

    ◆出来事
    固有名詞(人、本、場所の名前など)は書く
    内容は具体的に書く

    ◆意味づけ
    その出来事から得た「学び」「気づき」「決意」「良かったこと」「予感」のいずれかを書く


    ・1週間分の記録をもとに4ステップでウィークリー振り返り

    STEP1 大切な記述を3つに絞る

    STEP2 つながりを探して矢印を引く

    STEP3 抽象化する(自分がどんな人間かを言語化する)

    自分の状態、気になっていること、
    大切な人・キーパーソン、
    関心、強み、思考・行動パターン、
    またそれらを生み出す信念・固定観念・根源、
    自分の望み

    STEP4 具体化する(4w1Hで行動パターンに落とし込む)


    ・マンスリー振り返り(月ごとに内面、行動、結果、memoを書く)

    STEP1 1ヶ月のトップ3つを絞る

    STEP2 つながりを探して矢印を引く

    STEP3 まとめを書く


    ・抽象化で思考力を鍛え、具体化で行動力に落とし込むと言うことを両方一緒にやっていく

  • 著者は、ご自分の人生を切り開くきっかけになった「ミーニングノート」というノート術を提唱している方。

    この本はその発展形で、「ノートは書けるけど、振り返りが苦手」という人たちに向けて、「振り返り」の部分だけを丁寧に解説したものです。デイリー、ウィークリー、マンスリーという3種類が紹介されていますが、デイリーは何か気になることが起きた時に書くもので、メインはウィークリー。

    よく似たノート術を何度か試したことがあるので、最初はまたか、という印象でしたが、「毎日3つ書いて振り返り、言語化する」意味を読んで納得できたので、しばらく試してみます。

    自分を知るためにデータを集め、振り返ることで自分を言語化できるという言葉に惹かれました。
    ノートは書いているけど書きっぱなし、という人に特におすすめです。

  • 新しいことを始めること、一歩ふみだすことが大事だと溢れてる世の中で、いわゆるやる気アップとか、きっかけづくりの類じゃない内容でとても参考になりました。
    何を始めたいのか、始めたことをどう続けるのか、続ける必要があるのか、これまでとどう繋げていくのか…。
    振り返りとともに自分の確信を探っていく手法は、どんな場面でも持っていていい力だと思います。
    まずはノートをはじめてみました。そして振り返りに挑戦してみます。

  • 長いこと我流のエクセル表を反省ノートとして活用して参りましたが、本書を読むことで、それに加える形で「振り返りノート」を作ることにいたしました。
    早速エクセルでワンデーやウィークリーの表を作成し、今日の分を書き込みました。
    一年後、三年後と、どんな結果が待っているかは分かりませんが、出来るだけ途切れることなく続けていきたいと思っています。
    いい未来が待っているといいな。

  • 具体化するスキルというのは大事だし好きな作業でもあるなと感じた。

  • 以前読んだミーニング・ノートの方法論をより深掘りして解説してくれている。具体化と抽象化を行ったり来たりしながら自分の中にある望みを見つけていく方法になるほどと思った。

  • 普段から日記や手帳に記録をしていたが、もっと質をあげたいと思い読んだ。
    日記が出来事止まりだったが、もっと自分の内面に目を向ける。
    今日あった良いことを毎日メモしているが、なぜ良かったのかを書く。

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著者プロフィール

チャンスをつかむメソッド「ミーニング・ノート」開発者。リーマンショックの影響で、勤めていた父親の会社が民事再生を申請し、一家全員無職となる。32歳で初の就職活動を行うなど、ゼロから人生を切り開かなくてはならず、チャンスをつかむために「ミーニング・ノート」を開発する。そこから人生が好転し、転職した一部上場企業ではたった1年で部長に昇格、日本女性リーダー育成事業(JWLI)のフェローに選ばれボストンに留学、外資系スタートアップ企業に社外取締役として参画する。また、日本で初めてInstagram・マーケティングの本の執筆も行う。2016年に株式会社ダイジョーブを設立。ミーニング・ノートを実践する場としてオンラインコミュニティを主催している。ビジョンは、世界中のチャンスを可視化すること。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)卒業
慶應義塾大学法学部法律学科 卒業
著書:「インスタグラム・マーケティング入門」(金風舎)
共著:「できる100の新法則 Instagramマーケティング」(インプレス)

「2021年 『新版ミーニング・ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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