- かんき出版 (2024年7月10日発売)
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感想 : 20件
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784761277499
作品紹介・あらすじ
得意を伸ばし、不得意をリカバリーする
ADHDやASDといった発達障害を持つ人は仕事をしていく上で、さまざまな困難を抱えます。
「遅刻してしまう」「提出物の期限が守れない」「コミュニケーションがうまくとれない」「感情のコントロールかできない」「物事を順序だてて考えることができない」「必要以上に落ち込みやすい」などなど。
ほとんどの人が努力をすればすぐに改善できそうなことですが、発達障害の人にはどうしても難しい。だから、世の中のビジネス書に書かれていることをそのまま実践してもうまくいきません。そこで本書は、発達障害当事者である著者自身が見つけた、発達障害の人たちが簡単に真似できて、仕事を続けることができる再現可能なライフハックをまとめました。
実は、発達障害を持つ人は、集中力を発揮したり、記憶したりといった、ほかの人にはない得意な能力も兼ね備えていることが多いのです。環境を調整し、上手に工夫して、苦手な部分を補うことができれば、その力をいかんなく発揮し、素晴らしい成果も残せます。
発達障害を持つ人たちが、周りとトラブルを起こすことなく、ミスを少なく仕事して、ストレスがたまらず、成果を出せる方法を学びましょう。
感想・レビュー・書評
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良い本だった!
発達障害でなくても仕事をする上で参考になる一冊だと思う!
著者はASDとADHDの併存で、その前提での仕事術やご自身の取り扱い説明書がこの本なんだろうけど、私たちもそれぞれに自分の取り扱い説明書が自分の中で作れたらより良い仕事ができるのではと思いました
自分を疑う、自分自身の得意・不得意を洗い出す、虫の目 鳥の目 魚の目 コウモリの目の話は特に参考になった
自分やその特性を把握・理解することが1歩目になるんだろうな〜
信用と信頼は違う、信用すると決めた相手にトカゲのしっぽの部分だけ預ける、という話が大好き
心に刻んでこ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
当事者のライフハックは強烈でとても勉強になりました。
生きづらいからこそ、陰で並ならぬ努力する方法もあったり、気をつけることがあったり…
頑張りすぎず、続けていくことが大事だと思いました。 -
発達障害でなくても仕事の向き合い方が勉強になる本だと思う。
「手のひら返しする人には振り回されるから近寄らない方が良い」とか「そのうち飽きたり愛着がわいたりするから苦手な人の観察日記をつける」とか「目覚まし代わりにYahoo!ニュースを見る」とか「攻撃してくるやつを紙やすりだと思う」とか「あえて鈍感でいる」など面白かった。 -
気をつけなければならないことなどがよくわかりました。
ちょっとでも、もしかしてと思う方にはぜひ読んでみていただきたいです。 -
以前の発達障害関連類書を読んだこと、また自分自身がその属性であることも踏まえて、発達障害当事者である著者の内容を参考にしたく手に取った1冊。
本書冒頭のチェックシートは、いくつか思い当たるところがあるが(単純なミスが多いなど)、本書内で語られる工夫で何とか対応してきたんだと再確認。
過去の自分なら、もっとどうしようもない状態だった記憶があるが、一般でいう「普通」の基準に適応しようともがいてきたことで、ライフハック的に過ごせてきたのかもしれない。
幼少の頃は気付かなかったが、手帳に書き込みするようになってからは、確かに改善できたように思う。
※そもそも手帳を持つ意味があるのか?という疑問が過去にはあったのは、発達障害・グレーゾーンの属性があると、スケジュール管理自体が苦手だからか。。
それでも、現在進行形で全く改善できないこともあるので、生きることにも疲れる日々なのは変わらない。
本書で記されている内容を時々参照にしつつ、moharノートを今度使ってみようと思う。
→レビュー後の追記:moharノートを買ってみた。近場の書店では取り扱いっていないため、Amazonで購入。
※実店舗の書店自体も貴重になってきたが、それははそれ。
今のところ、どう使うか思案中。
学び用か何かの集約用に活用するかが良さそう。本書の記載通り、目に優しいつくり。これは良いかも。 -
何冊か発達障害関係の本を読んでいる人からすると、少々物足りない内容だった。
発達障害を自覚したら読む最初の一冊としては、内容がポジティブすぎるかも。
1冊は別の本で発達障害とは何かを知ってから読むといいかと。
ただ、他の本にはない当事者の著者だからこそ書ける
「私達は、忘れます」
という言葉。
これは意外と他の本には無いし、ハッとさせられた。
この一文だけでも自分は読んだ価値はありました。 -
部下が恐らく発達障害のため、読んでみました。
この本を読んでいて、「こんなことできないの?」と思ってしまう部分も正直あります。
ただ、当人たちも見ていて、そこにほんとに苦しんでいることを改めて理解できました。
繰り返し、地道に諦めずにやっていくことが大切だと思いました。
また得意不得意がはっきりしているからこそ、得意を伸ばしてあげることも大切だと思いました。 -
ナレーターである発達障害者が生きていくためのライフハック本。
自分がミスする事は当然だと自認しておく。これは大事な考え方だと思う。どうしても反発してしまう自分がいるが取り敢えずミスを認めて謝る事が大切。
落ち込んだ時の対処法も多彩で声がけ一つで前向きになれるので取り入れたい。
このパターンな!で客観視
萎えるわ〜でブレイクスルー。萎えるのは枯れているわけではないので復活可能! -
発達障害でライターの著者が、工夫して取り組んできた仕事や生活のコツが100も書いてある。もちろん、100もあるので、これはどうかなと思う部分もあると思うが、役立つものも多くある
-
今の時代は昔より発達障害やグレーゾーンの人が多くなったと感じる。
多くなったのか、明らかになってきたのかは不明だかが。
少しでも彼らの役に立てるように、職場でも役に立てるかも、という気持ちで読んでみた。
またビジネス・ハックには興味があるので少しでも取り入れられるものはないか、との思いで読んだが一般的なビジネス書に書いてあることが殆どだった。
本はスラスラ読みやすかった。 -
第1章 大きなミスをしないための回避法
1 持ち物はすべてリスト化する
2 カバン1つにすべて集約
3 常に自分を疑う
4 必ず振り返る
5 1回寝かせる
6 どんなに細かいことでもやるべきことをすべて書き出す
7 ボイスメモにやらなければならないことを録音する
8 自分でハードルを下げる
9 発達障害を持つ私たちの最大の落とし穴「報・連・相」
10 メッセージ返信の時間を1日に一度必ず取る
...and more
第2章 環境を整えるライフハック
19 紙袋大作戦でスッキリを手に入れる 20 書類整理は年に4回と決める
21 たった1つのクリアファイル術
22 文明の利器、紛失防止タグを使う
23 1日に1個自分の持ち物を手放す
24 重要な指差し確認にはドラマを作ろう
25 予備は余分なくらいで丁度いい
26 日本で一番意識の低い片付け方法
...and more
第3章 得意を活かし、不得意を補う仕事術
33 普通の人の普通を目指さない
34 むしろ髭ぼうぼうのほうがいい職種もある
35 やり込み要素の多い仕事を見つけよう
36 こだわりの強いASDは仕事に活かせる
37 発達障害のマニアックさが実は仕事の役に立つ
38 多数派にはない発達障害の能力
39 タイマー術で過集中を逆に活かそう
40 潔くファンタジスタであれ!
...and more
第4章 失礼にならずにすむ「守り」のコミュニケーション術
48 仕事において、「信じる」ということ
49 自分がされて嬉しいこと=相手が喜ぶことではない
50 感謝は伝えすぎるくらいで丁度いい
51 名刺に相手の顔の特徴を捉えた絵を描く
52 ミスしたときに絶対にしてはいけないこと
53 何を捨てても清潔感だけは捨てるな
...and more
第5章 いつも忘れずに持ち続けたいマインド
61 白鳥理論
62 毎日変わらない自分でいよう
63 人の靴まで丁寧に並べよう 64 一番立場の弱い人に寄り添う
65 無理と言ったら終わりだと心得る
66 あなたには石を投げる資格がありますか?
67 「知らない」と言える勇気を持とう
68 ご縁を繋いでくれた人への恩を心に刻む
...and more
第6章 苦手な朝と遅刻癖を克服する習慣
76 昼夜逆転からおさらば! 朝日を浴びる絶大なる効果
77 ちょっとお得な気分にすらなるアラーム設定術
78 Yahoo!ニュースも使いよう
79 とにかく起き上がるための究極の方法
80 小型冷温庫を活用する
81 朝の洋服選びはワンチャンスのみ
...and more
第7章 落ち込んだ時に復活するマジック
88 「このパターンな!」で一度客観視
89 失敗した日の夜は飄々としたキャラクターになりきろう
90 失敗には意味がある
91 相手はただの紙ヤスリです
92 氷から水になろう
93 心を逃がす魔法の言葉
...and more -
最後の素敵な言葉、自身への考え方、ライフハック、全てにおいて自分への日々の後押しとなりました!
ふらっと読み始めた本でしたがとても読む価値の高い素敵な内容でした! -
当事者の言葉でどのような工夫をして仕事をしているのか非常に具体的に書かれていた。
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この方の『発達障害・グレーゾーンかもしれない人のコミュ力』を読んで、とてもよかったので、こちらも読了。
ADHDの不注意ミスに対してのライフハックがたくさん書かれていました。反面、ASDの方には物足りないかも?
ADHDとASDを併発している著者は、今まで生きづらい人生を送り、そこから何とかしようと足掻いた結果、このようなライフハック本を書くまでになったようです。
ADHD患者にオススメです!
以下備忘録
○思ったことを頭の中で整理せずに、すぐに声を出してしまうところも、私たちの特性。自分の正しさを主張しがちなところもある。「常に自分を疑う」を心がけると、生きやすくなる。
○衝動的になりやすいので、仕事でも1回寝かせる、ということが重要
○虫の目、鳥の目、魚の目、コウモリの目
虫の目は、虫のように、まず近づいてしっかり物事を見ること
鳥の目は、大空を飛ぶ鳥のように、客観的に俯瞰で物事を見ること。
魚の目は、海を泳ぐ魚のように、しっかりと流れを読むこと。
コウモリの目は、ぶら下がっているコウモリのように、逆さまから物事を見ること。
木を見て森を見ないことが多い、虫の目ばかりになりがち。目の前のことに集中するとそれしか見えなくなってしまう。だから、鳥魚コウモリの目が大切。
会話をする時もこの4つの目が重要。特に楽しくハイになってきているときほど要注意。鳥の目で自分自身を見つめる。魚の目で周りの人たちの流れを読む。コウモリの目で相手の気持ちを考える。
○作業興奮:やる気がない状態でも、一旦行動を始めると、やる気が出て、簡単に継続できるようになる心理現象
5分やってみて、全然エンジンがかからない場合、それは今やるべきことではない。無理してやってもいい成果は出ない。一旦やめる。
気分転換しても一向にやる気が出ない場合は、それは向いてないのかも。手放す勇気を持つ。
○絶対に頑張りすぎない。頑張って、楽しくて、イケイケなときこそ気をつける。頑張りすぎたらその後絶対に落ちる
○ニュアンスを理解できないことがあれば、その都度「すみません、いい感じというのはどのような感じでしょうか」と、細かく確認する。適当にわかったふりをして、あとから「こういうことじゃないんだよ!」と叱られ、やり直すことになるよりは、少し嫌な顔をされたとしても双方にとって無駄が生じないのでいいはず。
○聞いたこと、学んだこと、やってよかったこと、よくなかったこと何でもメモしまくり、自分なりのマニュアルを作る。日々ブラッシュアップしていく。
○あなたの優しさは、相手にとって迷惑行為となりうる。相手が望んでいないことを押し付けるのは自己中心的な行動。「自分がされて嬉しいことを相手にもしなさい」と一般的に言われるが、私たちには当てはまらない。「自分がされて嬉しいこと=相手が喜ぶこと」ではない。発達障害を持つ私たちは、自分基準で物事を考えてしまう。
○ミスをしたらまず謝る。ミスした理由の説明を求められない限り、言い訳はだめ。目の前にあるのは、あなたがミスをしたという事実だけ。ましてや、「私は発達障害だから」などと開き直ることは絶対にしない。
○人は自分が他人にしてあげたことはいつまでも覚えているのに、自分がしてもらったことは忘れてしまいがち。感謝の気持ちは伝えすぎるくらいで丁度いい。
○発達障害の私たちが、雑談において失敗しないためにすべきことは、相手の会話に大きく相づちを打つこと。自分が何かおもしろいことを言おう、などと考えなくていい。人を楽しませるというこは非常に難しいこと。自分がおもしろいと思う話が、他の人にとっておもしろいとは限らない。自分以外、誰も興味のない話を延々と続けてしまうことほど、恐ろしいことはない。私たちは、自分の好きなことを話しだすと止まらなくなることもあるから気をつける。
○相手の問題なのに、課題を解決できないかと踏み込んでしまう。自分は相手に全てを包み隠さず話しているのに、相手が私に話してくれなかったことが発覚するとショックを受ける。何を話すかは相手の自由なのに、勝手に自分と同じだけの熱量を求めてしまう。
他人は他人、自分は自分、と常に言い聞かせる。良かれと思ってした行動が、大きな迷惑となることもある。他者と自分を切り分ける。
○発達障害をもつ私たちは、不安定になりやすい。そんな私たちがいつも朗らかな明るい人を目指そうとすると、必ずあまり元気がない日がでてくる。周りの人に不安や心配を与えないよう、「明るくも暗くもない、元気でも元気なくもない、フラットスイッチ」を仕事用スイッチとして取り入れる。このスイッチを入れることで、テンションが上がりすぎて喋りまくってしまう現象や、落ち込んでいる姿を隠せず人に晒してしまうという悪癖を未然に防げる。毎日明るくて元気で朗らかな人は人から好かれるが、それを目指していいのは、毎日その元気テンションを継続できる人限定。常に同じ自分でいる、フラットスイッチを入れよう。
○発達障害を持つ私たちは、様々な場面で周りの人に助けてもらっている。何度も大目に見てもらっている。私たちがするべきことは、「赦す」こと。私たちは何度も赦されてきた。誰かがミスしたとき、赦す、ことを忘れないでいること。
○自分の属している組織は、何を1番重視しているのかという視点で観察する。コミュニケーションなのか、利益なのか…とりあえずその組織が大切にしているものに従うこと。「一体これは何のために?」と反発するよりも、郷に従う。無駄に思えることを当然のように繰り返すのが組織というもの。組織に属していくためには、その組織のルールに従わなければならない。きちんとルールに従う人を組織は大切にしてくれる。
○誰かが何かについて話題を出したとき、尋ねられてもいないのに自分の知ってることをどんどん話し続ける人、相手の会話を奪う行為はしてはならない。発達障害を持つ私たちは、油断すると興味のあることについてマシンガンのように話しすぎてしまう傾向がある。人は話を聞いてもらいたい生き物。人の話を奪うことは絶対にだめ。例え知識があってもその知識は心の中に大切にしまっておく。尋ねられたときにはじめて発信すればよい。
好きなものが同じだった場合。自分の話に持っていくのではなく、敏腕インタビュアーになった気分で、「私もそれ、大好きです。○○さんは、なぜそれを好きになったんですか?」こんな風に尋ねて、相手にたくさん話してもらう。
○発達障害を持つ私たちは、傷つきやすいところがある。叱責されたり、ダメ人間扱いされたりすることもあり、それらを自分1人で抱えていると、ぐるぐると嫌な考えばかりが頭を巡り、どうにもならなくなる。そうなる前にガス抜きする。自分1人で抱え込み、潰れてしまう前に、辛かったこと、苦しかったことを包み隠さず、信頼できる人に話すことが必要。
○仕事において、予期せぬ要求をされることもあれば、予期せぬトラブルが起きることもある。そんなとき「このパターンな!」と呟き、自分自身に起きた状況を一度冷静に客観視してみる。私はわかっていたよ、我が人生にこんなパターンもあることを。
○このパターンな!で乗り越えられないくらいのミスをしてしまったとき。
発達障害を持つ私たちは、あとから悩んでもどうにもならないことについて、ぐるぐるといつまでも考えてしまう思考の癖がある。これを反芻思考という。これは何のプラスにもならない。どこまでも自分を追い詰め、自己嫌悪に陥っていく。それを断ち切るために、一旦自分自身を隣に置いておき、別人格のキャラクターになりきる。
例)飄々としたルパンのように「なーんつってな〜落ち込んだってしゃ〜ないしゃ〜ないそ〜のほうが人生楽しいってもんよ〜お〜もしろくなってきたぜ〜」
戦隊もののヒーローのように「ふっ何のこれしき想定内さ。こんなことでつぶれるような俺じゃないさ」と言って不適な笑みを浮かべる。
ミスした夜は、一旦キャラクターを演じ、朝が来るのを静かに待つ。新しい朝は本来の自分に戻り、新規一転頑張ればいい。
○ 失敗には意味がある
様々な失敗を重ねても、その都度、次にまた同じ失敗を繰り返さないための対処法を自分なりに探し出し、改善を繰り返す。働き始めの頃たくさんの失敗をしたからこそ、経験を重ねた今、たくさんの対処術を携えて仕事をすることができるようになる。失敗には必ず大切な意味があり、自分に必要なメッセージが込められている。うまくいかないことは必ず理由がある。
○氷から水になろう
対人関係において重要なことは、水のように振る舞うこと。環境の変化や状況の変化に対応しきれず、柔軟性が無いと(器が合わないと)人とぶつかる(氷のように砕け散る)しかなくなる。相手に合わせられない氷のような生き方は自分自身を苦しめる。水はどんな器にも合わせて形を変えることができる。相手や状況に合わせて柔軟に対応できれば、対立は生まれない。ときには海になって、ときには静かに流れる川になって、ときには恵みの雨になって…どんなに姿を変えようとも、水が水であるという本質は変わらない。
○心を逃す魔法の言葉
「私は大丈夫」とか「ピンチのときに成長できるんだ」とか、プラスに変えることができたらいいが、そこまで持っていけないくらい気持ちが落ち込んだときは、「萎えるわ〜」と呟く。「むかつくわ〜」と言ってしまうと怒りの感情に飲み込まれてしまうが、「萎えるわ〜」だと脱力感と共に不思議と穏やかな気持ちになる。この言葉を口にするときは、顔の筋力も全て脱力し、どこにも力を入れずに、「ら行」さえ言えないくらいのだらけた滑舌で「なえぅわぁぁぁ」と、へなへな感を最大に出しながら言うのがポイント。しおしおに萎えた植物になりきり、少し休む。枯れていないので、萎えても必ず復活できる。
○あえて鈍感でいよう
誰かから何かを言われて傷ついたとき、深く考えない。なんでそんなこと言うのだろうと様々な憶測をするのをやめる。上手くできなくて叱られたとき、「知らんがな」と心の中で呟いて受け流す。誰かから嫌われていると知ったとき、なぜ嫌われたのか深く考えない。人の気持ちなど、自分の力ではどうすることもできない。あれこれ考えるとどんどんよくない方向に思考がいく。何が起きても「へーそうなんだ」くらいでちょうどいい。
○柳の木のように生きよう
自分の意見を曲げることができず、人とぶつかる。
「柳に風」風が吹いたらその風に身を任せて、そよそよと揺れる。その方が楽に生きられる。風に逆らって無理をしたら疲れてしまう。そよそよと風に揺れる柳のように、いちいち反発せず、風に身を任せて、人の意見をうまく受け流していくようになったら、人間関係のトラブルが少なくなる。
「柳に雪折れなし」柳の枝はよくしなるので、雪が降り積もっても振り落として、枝が折れることがない。暴風もへっちゃら。堅い木ほど、雪が降り積もったらポキッと折れる。
柳の木のように、そよそよと風に揺られながら、決して折れることのない、しなやかな強さをイメージして生きることで、発達障害ともうまく付き合えるようになる。仕事でもプライベートでも、自分の置かれている立場や境遇に反発するのではなく、まずは身を任せる。そよそとなびく。他人の意見をうまく受け流しながら、心の中には決して折れない強い信念を持って、目の前のことに向き合う。
柳のようにしなやかな強さを身につけて、にっこり笑って生きていく。
○疲れたとき、萎えたとき、絶望の淵に立たされたとき。自分を責めたりせず、ゆっくり深呼吸。横になって休む。頑張りすぎない。人は調子のいい時もあれば、悪い時もある。休みながら生きていく。(あとがきより) -
好きな言葉
知ったかぶりをしない。
かけた情は水に流せ 受けた恩は石に刻め
自分がしてもらった事を 必ずノートに書き留めていく。
人と人とのご縁 何物にも代え難い事
その人が何を必要としているのか 何が嫌なのか 何を持っていて 何を持っていないのか
言いたい事は明日言え
自分の属している組織は何を1番重要視しているか?
一旦負ける
信頼できる人に話す
辛かった事
折れない 懲りない 諦めない
あと一年は頑張る -
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