歩くを楽しむ、自然を味わう フラット登山

  • かんき出版 (2025年4月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784761278014

作品紹介・あらすじ

つらくなくても、高い山でなくても
「フラット登山」だから出合える景色がある!

ロングトレイルほど求道的ではなく、かといって山頂を目指す登山でもなく、
かといって散歩ほどゆるく短い歩行ではない。
都会の散歩よりももっと深く濃い自然に浸り、とはいえつらくならない程度に、
ただ歩く喜びを満たす旅。

ーー 「フラット登山」の旅へようこそ!

フラット登山の楽しみ方・装備の整え方・コース設定の仕方、そして実際のコースガイド30を掲載。
休日は静かな自然の中に身を置き、パワーを蓄える。
新しいアウトドア、新しい休日の過ごし方の提案の1冊。

▶︎掲載コース一部
巨大住宅団地・多摩ニュータウンを「縦走」する
日本最強の異世界・富士樹海をくぐり抜ける
秘密の湾に洞窟、断崖……三浦半島の磯はアドベンチャー
豪勢すぎる開放感が魅力 エアコンじゃない本物の霧ヶ峰
廃バスと廃墟の峠道をたどり、軽井沢から群馬へ

みんなの感想まとめ

ただ歩く喜びを満たす旅を提案する本書は、フラット登山という新しいアウトドアスタイルを紹介しています。高い山や過酷な登山ではなく、自然を深く楽しむことができるコース設定が魅力です。読者は、特に自然や文化...

感想・レビュー・書評

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  • オーディブルにて。
    コンセプトは良さそうと思って読み始めたが、おすすめガジェットの説明あたりであまりの多さにクラクラしてきた。山登りにはとても興味があるが、私にはまだ早い…ということがわかった1冊だった。

  • なるほど、富士山を五号目から降るルートは面白いかも。

    登らないトレイル、フラット登山のネーミングセンスが素晴らしき。

  • 標高の高さ、難度の高さが登山の価値なのか。表紙を1枚めくると「ただ歩く喜びを満たす旅」と書いてある。私は、自然、歴史、文化に触れる旅が心地よいと思っていたが、そんな感覚を見事に言語化してくれたような本で共感して読んだ。早速掲載されているコースを歩いた。歩く喜びに満ちていた。

  • 従来の常識の山登りより、スマホやガジェットを使う前提の山登り、ハイキングを提唱していて好感。

  • 近ごろ、百低山などと、高みを目指すだけではない登山が人気です。
    本書は低山も登らない、頂上は目指さなくても楽しいよ、と言っている。
    ひぃひぃ言いながら高い山に登って、そしてガンガン下るを繰り返していると、膝がもたないよ、と。
    百名山をいくつ登った、どこそこの冬山に行った、みたいな自慢話はもういらない、
    「とにかく気軽に、気持ちよく、楽しく歩きたい。登山なんてそれで十分じゃないか」
    著者はそれをフラット登山と呼ぶ。
    フラット(平坦)フラット(平等)
    主に、2000m前後の山域を歩くコースが紹介されていたり、装備や、便利な小物の紹介もある。
    著者が関東在住ということもあり、コースは大体関東圏なのが残念なのと、こういう域に達する人たちって、今までに一通りのことをやったうえでここに到達するんですよね。
    山を始めたらやっぱり、百名山に行ってみたいし、高い山にも登ってみたい。
    まぁ考え方は人それぞれですね。

  • 頂上を目指すのではなく、フラットな歩きやすい道で歩く楽しさを感じる登山、これが私の思っていた高齢者の登山かもしれない。
    登山全般の装備や注意点について詳しく触れてあるのも良かった。
    ただ、モデルコースが30も掲載されているが、全て関東なので、気軽には活用出来ず残念。

  • 情報キュレーターの佐々木俊尚さんが面白い本を出した。
    フラット登山。造語か。初めて聞く。平らな登山?
    448頁もある。こんな分厚いとは思ってなかった。

    「フラット登山」の哲学を語ることは想定していた。
    山頂を目指す登山だけが登山ではない。
    何が楽しくて苦しくて、人が多くて、2000mから先は岩場ばかりを上るんだと。
    それより楽に、人が少なくて、景色のいいところを歩いたほうが楽しいじゃないか
    という主張だ。これはまあ頷ける。
    でもそしたらそれは登山と言わず「山歩き」といえばいいんじゃないか?
    とつっこみたくなるが、、「散歩」とは違う、とは本に書いてあったけど。

    思えば私にとっての登山は3つ。

    ①中学の部活、地理研究会の合宿で、
    新潟県の浅草岳、守門岳、青森県の八甲田山に上ること。
    高校、大学でもOBとして、社会人になってからは同期たちとドライブで行った。

    ②外秩父七峰ハイキング大会
    ハイキングとは名ばかりで、東武線の寄井から嵐山まで42キロ、
    7つの山を登って降りて一日で歩き切れたらすごい、というもの。
    同業他社の方に誘われ、6回くらい歩いた。4月、春の山はきれいだった。
    8時間台で歩けるようになった。仲間も誘って大所帯になった。
    マラソンをするようになって、下りで転んではまずい、とやめた。

    ③岩手山登山
    その同業他社の方に誘われて岩手山に上った。
    2000m以上は岩場。その方の高校生の息子さんとスイスイ上った。

    ①が佐々木さんの言うフラット登山に該当するように思う。
    八甲田山の大岳は頂上まで登ったように思うが、
    浅草岳や守門岳はどうだったか?
    なにせ「地理研究会」頂上が目的でなかったので、、、
    ②は前述のとおりハイキングのくせに超難関だったし、
    絶対これは「ふらっと登山ではない」
    ③は百名山に登山した、以上。

    ①で自分もフラット登山経験者だったってことだ。
    たぶん。

    この本はそういう哲学に留まらず、必要な道具、ガジェット、
    フラット登山旅の計画の作り方、おすすめコースまで、
    佐々木さんのノウハウを惜しげもなく公開してくれている。
    だから分厚くなる。
    斜め読みしたけど。

    日常「情報キュレーター」を名乗って世の中を分析している佐々木さん、
    こういう脳のリフレッシュをしているということ。
    自分のランニングもそれに相当する、とちょっと安心したりする。
    トレイルランもやってみようかな。


    第1章 まったく新しい歩く旅「フラット登山」を提唱する
    そもそも「登山」とは何か
    「登山」を再定義する
    「フラット」である3つの理由

    第2章 どのようにしてわたしはフラット登山に行き着いたか
    どこまでも続く稜線歩きに魅了された学生時代
    忙しさで山から遠ざかっていた
    再び山に目覚めるきっかけになったアイコンワンゲル部

    第3章 フラット登山に必要な装備
    山道だけでなく車道も歩く「靴」の選び方
    登山服の基本「レイヤリング」を学ぶ
    30〜40Lのバックパックをオススメする理由
    登山用品のコスパと予算の問題を考える

    第4章 知っておきたいフラット登山ハック
    最低限の現金は持ち合わせたい
    下山後の指定席予約ハック
    気分と山道で食を選びたい

    第5章 フラット登山の計画を立てる
    どのようにしてコースを設定するか
    人気の山でも混雑を避けるルートがある
    グーグルマップを眺めながらの試行錯誤が楽しい

    第6章 自然を味わい尽くすために
    山を歩くことの効用
    解けない靴ひもの結び方
    「ナンバクダリ」で膝への負担を軽減
    スマホ対応の登山地図をどう使いこなすか

    第7章 フラット登山コースガイド30
    <異世界に迷い込んでいる>
    <広大で畏怖がある>
    <変化に富み、足に快感がある>
    <冒険心が満たされる>
    <霊性に畏怖を感じる>
    ……5つの視点で分類した30のコースを紹介!

  • 無理に混雑した名山に登るのでなく歩くのを楽しむフラット登山。
    富士山を登るのでなく宝永火口を巡ったり5合目から下山する、「富士下山」など。
    ちょっと視点を変えるだけで人気の山もオーバーツーリズムを避けて楽しむことができる。
    モデルコースの30が圧巻。そこに至るまでの解説はちょっと冗長。

  • 登頂を目指さない、気持ちの良い道を探して歩く、フラット登山。

  • 思っていたより分厚く読みごたえがあり濃い内容だった。山だけではなく海岸もあるフラット登山であり、ふらっと行けるコースが紹介されていた。

  • 購入日: 2025/12/24

  • 大変良かった。
    ピークを目指す以外の気持ちよさを目的に山を楽しむ方法が書かれている。
    それも概念的なものだけでなく、登る人目線で道具の選び方、道具の扱い方、登山口までのアクセスの手段、ルートと時間配分など、かゆいところに手が届く内容。

    実際に著者が活用している道具やルートだから、忖度なしの生きた情報で参考になる。選んだものと選んだ理由をはっきり伝えてもらえるのがすごくいい。あとは自分に合うように調整できる。ふわっとした情報が多くて決め手がわからないのが初心者の悩み。そういう迷いやすい部分をバシッと言ってくれる本は今どき貴重。

    -----

    フラット登山→焚き火 の組み合わせの発想はなかった!
    焚き火は車がないと無理だなーって思っていたので、徒歩でも叶えられるなんて嬉しい情報。
    本書に載っていたところを参考にして、焚き火ができる施設を訪れてみたい。

    道具は知らないメーカーのものがいくつかあって、調べて楽しい。新しい出会いになった。

    ---

    ヨーロッパとアメリカのバックパックの違いが、登山する地形の違いからきているというのが目から鱗だった。


    ***焚火ができるところメモ
    郷土の森公園 府中市 予約不要 薪販売なし・薪捨てるところなし
    氷川キャンプ場 奥多摩 2日前までに要予約
    野川公園バーベキュー場 調布 要予約 薪なし

    ピコグリル398

    薪の火付け:ライター・火吹き棒・トング・着火剤・麻紐

  • ふむ

  • 観光地のつまんないところは観光客が多いところだと思っている自分には合う一冊だった

    登山で頂上を目指す人が多いのはルートを定めるのが簡単だからかなと思った
    著者のように楽しむって観点だけでルートを決めるのは労力を使いそう

    富士下山おもしろそう

  • あくまでも行程そのものを最大限に楽しむことを目的とした、ピークを目指さない「フラット登山」という提案が非常に新鮮だし、良い意味で今の時代っぽい。

    安全面に配慮しつつも、山歩きへのハードルを出来るだけ下げようとする著者の姿勢に共感。具体的なノウハウやコースガイドも親切設計。

  • 歩きに行きたくなる。
    が、ご時世で熊の事が気になって行けない、、
    でもとても参考になる内容だった。

  • 風景を、歩くことを楽しむフラット登山。

    前から気になっていたが、やっと読んだ。
    本書は山頂を目指さない登山であるフラット登山を提唱し、具体的な準備から、著者が実際にやったコースも披露してくれる太っ腹な仕様。 かつてボーイスカウトで山に登っていたが、個人的に日本の自然の良さを体感でき、フラット登山も大変面白そう。 しばらく離れていることもあり、最新のアウトドアギアの話題やデジタル機器の扱いも参考になった。紹介されてるコースも、幾つか近場からでも歩いてみたいと思えた。

    アウトドア関係の本を読むのは久々だが、非常に楽しかった。

  • いわゆる一般的なイメージの登山とは違う楽しみ方もあるということを作者の体験ベースで書かれています。

    個人的にはロングトレイル、ハイキング、登山、フラット登山など分類で考えなくても色々と楽しめばいいぐらいの感覚でしたがこの本を読むと初心者の人とかには気軽に誘いやすくて状況に応じて楽しみたいと思いました。

  • ピークを目指さない登山。考え方、準備、モデルコースの紹介。

    一般的な言葉では「ハイキング」に相当する部分が多いが、同一ではないので「フラット登山」と造語。前半の準備は著者の経験に基づく内容が多いので割り引いて考える必要があるが、基本的にはフラットな視点で記載されている。モデルコースは関東近郊に偏っているが、歩いてみたいと思わせる語り口で興味を惹かれる。

  • もっと自由に、もっと気軽にという課題認識から、アウトドアのあり方を提案しています。
    自身の経験を踏まえて、登山の魅力のエッセンスを合理的に抽出した上で、具体的に解説し、服装、持ち物や歩き方などのノウハウの紹介のほか、実際に体験したコースまで惜しみなく披露。力の入った本です。(趣味を起点に、このレベルの作品を生み出せるのですから、さすがです。)
    自然を楽しむことの魅力、効用が文書の至る所から伝わってきて、じっと家にいることがもったいなくなってくる、
    キャンプ、サウナなどと同様、アウトドアの裾野を広げる可能性を感じました。例えば、アウトドア経験はないけど、電車、料理、街ブラ、温泉、パワースポット巡りは好き!という方が、関心を持ってくれそうです!

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著者プロフィール

ジャーナリスト

「2022年 『楽しい!2拠点生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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